ゾンビランドサガ習作 近所に住んでたあの子と俺 作:レノボのカナリア
紺野純子、それは昭和アイドルブームの火付け役の1人。
歌唱良しルックス良し、ひたむき且つストイックで自らの中にしっかりとしたアイドル像を持つ極めて純度の高いアイドルだ。
彼女より可愛いアイドルも、彼女より歌が上手いアイドルも、彼女よりカリスマがあるアイドルも、時代が過ぎればきっと沢山出てくるだろう。
現に、今これを書いている時でさえも彼女のそれらを上回る何かを持ったアイドルたちがテレビの中で活躍している。
紺野純子に限らずあの時代の火付け役たちは皆、目がくらむような輝きに満ちた現在のアイドル世界の住人から見るならば種火のような小さな光に過ぎないだろう。
しかし、その僅かな光がアイドルという花を咲き誇らせたことは確かなのだ。
かつて色が付き始めたテレビに映る彼女たちを見て、どれだけの人が胸を躍らせただろう。
どれだけの人が彼女たちに憧れ、芸能界を志していっただろう。
そういった人々の先に今のアイドルがいて、そういった人々の前に、紺野純子をはじめとしたアイドルがいる。
だが、まことに遺憾なことに、どうにもそれを忘れている人々が居るようだ。
だから俺は、そういう人々へ向けて、懐古厨だの老害だのと言われたとしても、こう言いたくて筆を取ったものである。
「紺野純子は履修しておいたほうが良いですよ、そのうち癌にも効きますよ」
本書を読んだあと、きっと読者諸氏は紺野純子を検索し、その可愛さで五臓六腑が紺野純子になること間違いなし。
〜〜「紺野純子」紙帯より〜〜
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これまでの『俺』は!
齢130、ドドーンと畳の上での大往生を遂げた俺こと久我雅実! 死んだと思っていたのに気が付けば昭和とかいう知らない元号の日本にて生まれ変わっていた!(1953年なんだって! 200年近く前かよ!)
なんでも2回目の世界大戦の後とかで結構バタバタしてるみたいだったがバブバブちゃんの僕には関係ないバブねぇ!なんて思っていたのも今は昔!
今生の生まれは大層なご名家で父は政治家!兄たちも政治家!親戚たちも警察のナントカだのナントカ省の御大臣だのと全く不思議な肩書の連中だらけで、兄たちと20も年の離れた俺にもそれらに続けとばかりの雰囲気!
そんなの無視して趣味だった書やら絵画でも気楽にやるぞー!なんて思っていたけどまぁ大変!
今って気軽に画材とか買える場所がそこらにないのねー、いやねー昔って!(古今どっちだ)
まぁうちにくる人に貰えば……お父さんにお世話になったからとかお兄さんには内緒だよって言いながら渡されそうになった画材とかって貰っちゃ駄目なの!?
なんで!?収賄とかになるから!?
えー、それなら頑張って勉強とか武道とかの成績残して御駄賃とかなんとかで買ってもらうしかないじゃない! ってことで楽しく頑張って勉学に励んでいたのです!
そんなこんなで1969年、この物語は始まりました。
作中人物の色々な所に捏造がありけり