転生したらヘレティックだった件 作:インなんとかさん
まだチュートリアルなので今回は少なめです。
【イケメン】転生したらヘレティックだった件【護衛中】
1:インディビリア
私とあの顔の良い指揮官様がエンカウンターする方法をどなたか教えてください
2:名無しのちしかん
護衛をしろや
3:名無しのちしかん
カスみたいなスレタイ変更と1コメのためにスレ建て直すな
4:名無しのちしかん
お前がラピ太郎みたいになってんじゃねーかよ、えー!
5:名無しのちしかん
早速スレタイ詐欺かぁ……
6:インディビリア
失敬な……彼の半径3m以内から決して離れていませんよ? あっ、認識の共有機能なんてあるんですか。では視覚を共有しますね
7:名無しのちしかん
うおっ、後頭部……!
8:名無しのちしかん
近すぎぃ!
9:名無しのちしかん
ふさふさちしかん!?
10:名無しのちしかん
俺のちしかんはツルツルウサギさんだったのに……!
11:名無しのちしかん
また髪の話してる……
12:名無しのちしかん
やっぱインディちゃん背高いな
13:名無しのちしかん
立ち絵でもニヒリスターとか、マリアンと並べると一回り以上デカいからねぇ
14:名無しのちしかん
インディちゃんFPS視点じゃなくて、TPS視点にしてくんない?
15:インディビリア
>>14
ええと……こうですか?
16:名無しのちしかん
そうそういい感じ
17:名無しのちしかん
……何が3mだ30cmじゃんかよ
18:名無しのちしかん
お前ちょっと離れろ、流石にそれは事案だろ
19:インディビリア
>>18
嫌です
20:名無しのちしかん
あまりに力強い返事
21:名無しのちしかん
透明人間になったらしたいことをしてますねコレは……
22:名無しのちしかん
ん……? インディちゃんの背中に浮いてる奴、なんか原作の奴より形ゴツくない?
23:名無しのちしかん
ホントだトゲトゲしてる
24:名無しのちしかん
多分、ニヒリスターで言うところの武装だよなそれ。なんの用途だかよくわかんないけど
25:インディビリア
武器鞍みたいなものですよ。ブレードを数本とサブマシンガンを2丁置いています
26:名無しのちしかん
インディちゃん尻尾以外使うの!?
27:名無しのちしかん
サブマシンガンかぁ……
28:名無しのちしかん
ヘレティックのサブマシンガンなんて絶対マトモなサブマシンガンじゃないから強いだろ
29:名無しのちしかん
インディちゃん、ちゃんと武装してんのかよ(驚愕)
30:名無しのちしかん
コーヒーちしぬいで済むのたすかる
31:インディビリア
>>26
>>29
尻尾だけで戦ったら手は何をしているのですか?
32:名無しのちしかん
う、うん……そうだね、その通りだよ……
33:名無しのちしかん
腕組みとかかなぁ……
34:名無しのちしかん
またインディちゃんがインディちゃん刺してる……
35:名無しのちしかん
巨大化したときは武装増えてるから……
36:名無しのちしかん
もうこの時点で原作のより強いだろこのインディちゃん
37:インディビリア
さて、とりあえずマリアンに従ってランデブーポイントまで来たのですが……マリアンはどのタイミングで斬ればいいのでしょうか?
38:名無しのちしかん
斬るな
39:名無しのちしかん
ちょっと待てお前
40:名無しのちしかん
草
41:インディビリア
いや、だって侵食されていますし、遅かれ早かれ時間の問題では? それに珍しい侵食のされ方なので既に手遅れですよ。まあ、私が侵食したわけではないですから輸送機にいた時点で侵食されていたとは妙な話ですね。まあ、アーク側の事情など興味もありませんが
42:名無しのちしかん
思い切りが良すぎる……
43:名無しのちしかん
このインディちゃんめちゃくちゃ鋭いぞ?
44:名無しのちしかん
まあ、70年もエニックの仕事してた訳ですしねぇ
45:名無しのちしかん
今マリアンぶった斬ったら流石にちしかんに一生恨まれるぞ?
46:インディビリア
>>45
それなら仕方ありませんね。成り行きに任せますか
47:名無しのちしかん
理由があれば何でもするよこの娘……
48:名無しのちしかん
コイツ、マリアンショック効かないわ。人間の精神をしてない
49:インディビリア
あっ、見てください皆さん。ラピピとペニスですよ
50:名無しのちしかん
ぶほっ!?
51:名無しのちしかん
あ゛?(アニス)
52:名無しのちしかん
草
53:名無しのちしかん
コイツ、完全にあの漫画でニケの情操教育を終えてやがる……!
54:名無しのちしかん
ニコニコしながらそんなこと言うんじゃない
55:インディビリア
本物は可愛らしいですね…………………このアニスという方疑り深くてめんどくさいです
56:名無しのちしかん
好感度ジェットコースターか?
57:名無しのちしかん
インディちゃんちょっと正直が過ぎる
58:名無しのちしかん
いや、まあ実際アニスは懐くまで凄い疑り深いから……
59:名無しのちしかん
斬るなよ……?
60:インディビリア
>>59
斬りませんよ。私を何だと思ってるんですか?
61:名無しのちしかん
辻斬り
62:名無しのちしかん
ニケ処理機
63:名無しのちしかん
賽の河原の鬼
64:インディビリア
酷い言われようですね。まあ、概ね事実だから仕方ありませんが
65:名無しのちしかん
事実しかねぇ……
66:名無しのちしかん
自認が確りしてる辺りが本物だよな
67:名無しのちしかん
話す分にはいいけど隣にはいて欲しくないタイプ
68:名無しのちしかん
個性的なニケ(好意的な解釈)
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◆◇◆◇◆◇
「いや、おかしいでしょ! なんなのあなた!?」
『ですから再三説明している通り、偶々居合わせただけのピルグリムですが……』
指揮官はマリアンとインと共にラプチャーを殲滅しつつランデブーポイントに到着し、他の部隊のニケであったラピとアニスと合流した――のだが、そのうちのアニスがインを問い詰めていた。
見た目だけなら何もない虚空にアニスが叫び続けている異様な光景である。
「話を整理するけど……」
『ええ、どうぞ』
「墜落した輸送機に偶々潰されて……!」
『ぎゅっと潰されました。痛くて熱かったです』
「かと言って行動不能になってるわけでも死んでもなくて……!」
『とても頑丈なので。私を圧殺したければタイラント級ラプチャーぐらい持ってきてください』
「光学迷彩なんてアークでも見たことないような装備をして全然見えないピルグリムで……!」
『ピルグリムは地上にいる伝説のニケなんですよね? ならこれぐらい許容範囲内じゃないですか?』
「無償で潰された輸送機に乗ってた人間とニケを助けて……!」
『私、博愛主義者なんです。美しい精神でしょう?』
「――怪しすぎるのよ!? 怪しいところしかないじゃん!? 最早わざとやってるのよね!? ね!?」
『…………はぁ』
「あっ、今ぜったい面倒くさいって思った! ぜったい思った!」
「アニス、それぐらいにして」
インに対して指揮官とマリアンもフォローしようと考えてはいるが、実際のところアニスの言う通りに怪しさの塊でしかないことはその通りのため、擁護のしようがない。
それを見兼ねてかラピがフォローに入るが、案の定それだけで止まる素振りはない。
「なんでよ!? ぜったいヤバイ奴だってこの――」
「ラプチャーよ、一刻を争うわ」
「――っ!?」
その言葉でアニスはインへの追求を止め、目の色を変えながら自身の持つグレネードランチャーを握り直す。
その際に周囲を見渡し、やや離れた前方にラプチャーを見つけており、その所作から歴戦のニケであることが伺えた。
『では今回は私が全て片付けましょう』
するとアニスの前の地面が蜘蛛の巣状に割れ、数十m前方の場所で同じ形状の亀裂が走った。
どうやら彼女の前にいたインが跳躍して着地したらしい。更に銃を取り出してから構えた時のような金属音が響く。
「ちょっと……!」
『行動で示します。あなた方はゆっくりと指揮権の変更やら作戦の引き継ぎでもしていてください』
その直後、前方で並んでいたラプチャー数体が纏めて輪切りになる。それに少しだけ遅れて空間に何かが強く通り過ぎる音と振動が肌に感じられる。
暫くそんな様子が繰り返され、ただのラプチャーは紙切り細工程の難しさも無く千切られ続け、両断されて2度と動かなくなった物体だけがそこにあった。
断面を見れば人体模型か何かのように不自然なほど綺麗に斬られ、またコアを的確に切断し、完全に破壊された残骸が転がるばかりだ。
『ラプチャーを倒すのはあまり面白くはありませんね……反応がなくてつまらないので』
また、彼女が居るであろう空間から銃弾にしては細く長い何かが大量に発射され、それらはスナイパーを使うような距離や空中にいたラプチャーを次々と的確に撃ち抜き、命中した箇所は撃たれたと言うよりも鋭利に貫かれたような穴が空いている。
その銃撃は無音な上に発火炎もなく、そもそもほぼ音のない近接攻撃と相まってラプチャーと戦闘しているとは思えないほど静かで、ただラプチャーが崩れ落ちる音だけが酷く大きく響くようにすら思えた。
そんな嘘のような光景を唖然とした様子で眺め、押し黙る他無くなったアニスを他所にラピは指揮権の変更や作戦の引き継ぎを終え、互いの情報交換をしていると、飛行型ラプチャーが近くに墜落し、その破片が辺りに散らばる。
ラピはその中で足元まで転がって来た非常に長細い弾丸を見つけると、拾って指揮官たちの方へと見せた。
"針……?"
「どうやら
それを見たマリアンがそう答えると、ラピは両手で針の両端を持って力を加える。両手が僅かに震えるほど力を加え続けた後、再び片手に持つと一切曲がった様子は見られなかった。
「……ニケでも簡単には曲げられないほど超硬質の針を超高速で撃ち出す。こんな特徴的な武器を使う存在は――」
「存在は?」
その先の言葉をアニスが待っていると、ラピは暫く考えるような素振りの後、視線が露骨に横へと逸れてポツリと呟いた。
「知らないわ……」
「いや、勿体ぶってそんなことあ――」
『終わりましたよ』
「うわぁ!?」
相変わらず光学迷彩で見えないインがいつの間にか戻って来ており、音のほとんどない戦闘も相まっていつの間にか殲滅し終えていたことに気づかなかったようだ。
前方を中心にラプチャーの残骸だけが転がり、辺りは静まり返っている。
『如何ですか? アニス。私がその気になればあなた方程度では一溜まりもないことは明らかです。警戒するだけ無意味ではありませんか?』
「わかった……もっと警戒するわね。がるるる……!」
『………………』
そう返したアニスに対し、インは予想外の言葉だったのか少しだけ黙っていたが、直ぐに再び口を開く。
『アニス。面倒くさいですが……とても可愛らしいですね。気に入りました。あなたも長い付き合いになりそうなので、これからよろしくお願いしますね?』
「うえっ……ちょっと! 気に入らないでよ……!?」
後に指揮官はこの時のインの嬉しそうな声色を玩具を見つけた子供のようだったと語ったと言う。