「ハッハッハー!!どうも先輩!悪いけど先輩には俺の「無双伝説」の1ページになって貰いますよ!」
剣を背負った黒髪の優男は洞窟の入り口から我々に自信過剰そうな声で叫んだ。
嫌いなタイプだ
その声に気付いた奴(蜘蛛男)は明らかに警戒しながら男に問いかけた
「誰だテメエ!?お前みたいな野郎に先輩なんて呼ばれる筋合いはねえぞ!」
すると黒髪の男は奴を嘲るように話した
「嫌だなぁ先輩、あなたは僕の先輩じゃないですか!「無双オリ主」のね!」
…なるほど。
つまりこの黒髪の男はこの世界の幻想郷の新しいオリ主となったのだな。それにしてもどこかで見たことがある風貌だな…思い出せん
ふと奴を見ると奴の顔は青ざめていた
「そんなバカな話があるか!オリ主は俺だぞ!」
その青ざめた姿を嘲笑いながら黒髪の男は言った
「いいえ、あなたはもうオリ主ではありませんよ。 俺が現在のオリ主です 元オリ主のアンタには申し訳ないが消えてもらうぜ…イッヒヒ」
ついに本性を現したようだ。
要するに黒髪は
「かつて幻想郷を崩壊の危機に追い込んだ封印された妖怪を無双パワーでボコボコにしハーレムを築く」
というありきたりなシチュエーションをしたいらしい。
黒髪の殺害予告に怒った奴は
「ふざけやがって!フェムトファイバーで簀巻きにして丸かじりしてやるぜ!!」
と叫びながらフェムトファイバーを投げ縄の容量で奴に向かって発射した。
この分だともう終わるなハイハイフェムトファイバーフェムトファイバー…とうまくはいかず発射されたフェムトファイバーはいつの間にか斬られていた。
「何ィ!?フェ、フェムトファイバーがまた斬られただと!?ふざけるな!」
またもや狼狽える奴
無理もない、原作だと最強のひもであるフェムトファイバーが1日に二回別の人物に切られるなんてそうそうないからな。
黒髪の男は勝ち誇った顔で自己紹介した
「ハッハッハー!!自己紹介しますよ先輩!俺の名前は「神谷 キルト」!「万物を斬る程度の能力」を持つオリ主だ!」
キルト…あっ…ああ、あのアニメのアレか…
ありがちなネーミングだ。しかし万物を斬る程度の能力か…こういうアバウトな能力って流行ってるのか?前の奴も「全てを破壊する能力」とかいう頭の悪い能力だったし
自己紹介を聞いた奴は混乱してブツブツと独り言を言っている
「なんだよ…俺はただ平和に暮らしてただけなんだよ…なんで今日は嫌なことが立て続けに起きるんだよ…助けてくれナマズ様ァ…」
完全に混乱している。まあこんな奴はほっといてあのキリト…
じゃなかったキルトをワンパンKOするとするかな
と思ったその矢先
二人の少女がキルトの横にいるのを見つけた。
「ねえキルト あいつらがアンタが倒す妖怪なのかしら?」
「キモい蜘蛛とマネキンの妖怪みたいねー!いかにも弱そうな妖怪よねお姉さま」
そこには
吸血鬼のレミリア・スカーレットと
その妹であるフランドール・スカーレットがいた
その二人を見たキルトは下卑た笑いを浮かべながら
「来てくれたか二人とも!俺たちの愛の力であいつらをぶちのめしてやろうぜ!」
と薄ら寒いことを言った
…ハーレムまで作ったのか…
どっかのグロキモスパイダーマンとら大違いだな。
「旦那ァ!俺はハーレムなんていらねぇんだよ!大ナマズ様さえいてくれればそれで良いんだよ!」
お前は読心術でも学んだのか?
まあ少し厄介なことになったな…
私は
「東方キャラは攻撃出来ない」
という制限をかけられているのだ。
まあこの制限が無くても私は一ファンでもあるから攻撃はしないがとにかく姉妹が私を攻撃したら色々面倒なことになるぞ…
まああのオリ主のことだ。まず私の技量を見分けるために私に攻撃するに違いない。
その時にワンパンKOするとしようか
するとレミリアがキルトに向かってこう言った
「キルト!私達はあのマネキンを殺るわ!貴方はグロキモを殺して!」
「わかった!よろしく頼むぜ!」
…面倒な事態だ…
あの姉妹の弾幕は避けられるから良いが
このままだとグロキモ…じゃないや奴があのキルトとかいうコックに切り刻まれてみじん切りにされてディナーにされてしまう。
奴は良い奴(今まであったオリ主の中では)そうだから死んで欲しくないんだがなあ
と私はフランとレミリアの弾幕を避けながら思っていると
その奴はキルトの斬撃を何回も受けて死にかけていた。
「ハッハッハー!!
先輩の癖に雑魚野郎ッスね!!じゃあ死んでください!
斬符「デス・スラッシュ」ッ!」
ネーミングをなんとかしろ!
だがこのままだと奴は死んでしまう…だが私は姉妹が壁になってここから動けない…
どうすれば良いんだ…
と悩んでいると息も絶え絶えといった様子の声がした後いつの間にか姉妹は縄で簀巻きにされていた
「旦那ァ!!あの二人の動きは止めた!このチャンバラ野郎をどうにかしてくれ!」
「何これ!?動けない!?」
「フェムト…月…バシュッ…ゴォォ…頭が…」
とうめくフェムトファイバーの力で能力を無効化された姉妹を尻目に私はキルトに向かって走った
「フラン!?レミリア!?テメエ!切り刻んでやる!」
そう叫びキルトは奴に向かって剣を構えた。
だがその剣は奴を斬ることなく私の拳にへし折られ、ボロボロになった
その悲惨な光景を見たキルトは顔面蒼白になりながら呟いた
「バ…バカな…オーディンに貰った剣が…」
神様に貰った設定なのか…神様は人間を甘やかしすぎだ。
「悪いが君のようなオリ主には死んでもらうよ」
そう言って私は奴にパンチをお見舞いした。
肉片が飛び散る
勿論ワンパンKOだ。
意外と呆気ないものだ
さて、この世界もオリ主であるキルトが死んだことによりじき崩壊するだろうと思い私は帰ろうとするも
目の前で失神している奴を見つけ私は悩んだ
キルトを殺せたのは奴のおかげなのだから奴に報いなければならんがこのままだと奴はこの世界と共に死んでしまう…どうすれば良いのか…
すると私に名案が浮かんだ。
奴を私の住む管理空間に連れて行けば良いのだ!そして完治した後は適当な世界に送って平和に暮らさせよう!
そう思った私は崩壊するこの世界を尻目に奴を抱え(意外と軽い)この世界を出た。
SS棚を見たら奴の世界を記した本も無事消えたようだし、後は傷を回復させた奴を適当な世界に送るだけだなと思った矢先さっきまで寝ていた奴が跳ね起き私に話しかけて来た
「お願いだ!俺を旦那の助手にしてくれ!」
いきなり何を言いだすんだ
と呆れながら私は奴をたしなめた
「ダメだダメだ 私一人で十分だ。
お前は適当な世界へ送るからじっとしていろ」
すると奴はこう反論した
「嫌だ!大体こんな広い空間旦那一人で管理出来ねえだろ!旦那みたいなヒーローにはバットマンでいうロビン!キャプテンアメリカでいうバッキーが必要なんだよ!」
何故例えがアメコミなんだ
まあ確かにこの広い空間を私のみで管理するのは骨が折れるしそれに一々世界を選ぶのも面倒だしなぁ…
まあ良い機会だし助手にしてやるとするか。
「わかった…そこまで言うなら良いだろう」
「やったぜ!ありがとよ旦那!」
だが条件もつけなければあるまい
「ただしだ!お前が暴走したりしたら真っ先にお前をワンパンKOするぞ!わかったな?」
奴は嬉しそうな様子で
「おうよ!」
と元気に返事をした。
さて、心強い助手も出来た所で次はどのチートオリ主を殺すべきだろうか…
ここまで見て下さりありがとうございました
今回はかなり長くなりましたが許してください
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