TS転生ヒーローガールのプリキュア日記   作:のぞむ

1 / 23
ソラが前世の記憶を持っていて、最初から滅茶苦茶強かったらどうなるのかな~?…と思って本作を書いた次第です!


ひろがるスカイ!プリキュア編
俺の名はソラ・ハレワタール!前世は男だ!


☆☆月♢♢日

 

 

今日からヒーロー手帳と言う名の日記を書き記そうと思います。

 

私の名前はソラ・ハレワタール!空に浮かぶ国、スカイランドに住む4歳の女の子です!

 

…うん、ちょっと()にはこの喋り方は性に合わないな。前世と同じ喋り方に戻そう。

 

俺には前世の記憶がある。いじめっ子達に勝負を挑んだら返り討ちに遭い、その時に頭を強打し、気が付けば前世の記憶を取り戻した。前世の俺はちょっと腕っぷしが強い男子高校生だった。

 

もう一度言う、男子(・・)高校生だ。

 

いや~、まさかアニメのキャラに転生するとは夢にも思わなかったな…

前世にはプリキュアという長きに渡り続いている女児向けアニメシリーズがあり、俺が転生したソラと言うのはシリーズの一つ、『ひろがるスカイ!プリキュア』の主人公だ。これでも俺はアニメオタクでもあったので一通りの名作アニメを見ていてプリキュアシリーズも何作か見ていた。

 

原作のソラは幼い頃にシャララと言うスカイランド一のヒーローに助けられ、それからヒーローになるべくひたむきに努力をしていたが14歳になる年にスカイランドの城に向かうとスカイランドのプリンセスであるエルちゃんが攫われている所を目撃。エルちゃんを助け出したソラはある拍子で現実世界に近い異世界に落ちていって、落ちた先にあったソラシド市という街を舞台にプリキュアになったソラは仲間達と一緒にアンダーグ帝国に立ち向かう…というのが本筋の流れだ。

 

戦う相手であるアンダーグ帝国は中々過激な帝国で幹部のほとんどが力でねじ伏せようとする奴がほとんどだ。まぁ前世の俺もわりかし暴力で物事を解決していたので奴らを否定するつもりはない。むしろ幹部の一人であるミノトンは歴代の敵の中ではブンビーさんと同じ位好きだったりする。ただしスキアヘッドとか言うハゲとバッタモンダー、テメー等はダメだ‼

バッタモンダーに至っては原作で許された感があったがこいつのやった行いは滅茶苦茶えげつなかった。一番ムカつくのは言わずもがなスキアヘッドもといダークヘッドだな。お前らと戦う事になったら完膚なきまでボコボコにしてやるから覚えとけよ?俺はソラの様に敵に甘くはないからな。

 

ゴホン、本題に戻るが俺も原作のソラ同様ヒーローを目指すつもりだ。アンダーグ帝国との戦いも必ず起こる筈だし、その途中でシュプリームとかいう世界も消せるヤベー奴とも戦う事になるだろうし、この世界にもヒーローは必要になるだろう。

 

なってやるぜ、俺なりのヒーローにな!!

 

 

 

 

♢♢月☆☆日

 

 

前世の記憶を取り戻してからしばらく経ったがこの生活にも大分慣れてきた。父さんと母さんは4歳児とは思えない程の落ち着きを持った俺に最初は困惑していたが少しずつ慣れていったようだ。

 

今日の特訓を終え、気晴らしに散歩していると前世の記憶を取り戻したキッカケにもなったいじめっ子達が性懲りもなく子供をいじめている所を目撃した。俺はいじめっ子達を完膚なきまで理解(わか)らせた。これまでの特訓と前世での喧嘩の経験のおかげで以前のように負ける事はなかった。いじめられていた子供も俺に感謝をしてくれて実に良い気分である。

 

その事を父さんと母さんに自慢げに語ったら「「やり過ぎよ(だ)!」」と怒られてしまった。ションボリーです…

 

 

 

 

☆☆月♢♢日

 

 

どうも、6歳になったソラです。

 

今日は家の近くにある道場で師匠から稽古をつけてもらっていた。この道場は1年前に出来た道場で俺はすぐさま師匠に弟子入りした。まぁ1年経っても弟子は俺しかいないのだが…

 

俺は今、師匠からスカイランド神拳を教わっている。原作のソラも使っていた技でそれで大きな岩を真っ二つにしていた。どうやら師匠はスカイランド神拳を編み出した一族の末裔の様だ。確か原作にはいない人物だった筈だ。まぁこの世界はアニメではなく現実なのでその辺は深く考えてもしょうがないよな。

 

 

 

 

♢♢月☆☆日

 

 

前世の記憶を取り戻して数年が経ち、俺に弟が出来た。名前はレッドだ。前世だと一人っ子だったので弟が出来てなんか新鮮な気分だな。

 

ほら!お姉ちゃんでちゅよ~!あ~可愛いでちゅね~!!

 

 

 

 

☆☆月♢♢日

 

 

今日は魔法の特訓をした。スカイランドは異世界転生モノでよく見る世界観なのでダメ元で調べてみたらどうやらスカイランドにも魔法と言う概念はあるようだ。しかし習得するのはかなり難しいらしく、近年で魔法を使っている人間はいないようだ。とりあえずなけなしの小遣いで買った魔法書を頼りにやってみたら小さくはあるが火を出せた。まぁ将来プリキュアにもなるソラの身体なので素質はあるのかもしれないな。明日もとことん特訓するとしよう。

 

…あっ、明日は道場で稽古の日だったわ。

 

 

 

 

♢♢月☆☆日

 

 

ついに14歳になる年がやってきた。俺は旅行という形でスカイランドの城に向かっていた。ちなみに原作でソラが入隊していた青の護衛隊には入るつもりはない。どこかに属すというのは俺には合わないからな。あくまでエルちゃんを助ける為に城に向かっているからな。それに護衛隊に入らなくてもヒーローになれるからな。

 

ちなみに俺は原作のように鳥に乗ってはおらず、浮遊魔法で飛んで向かっていた。自分で言うのも何だがかなり強くなっていると思う。魔法も沢山覚えたしな。

 

すると城の方が何だか騒がしくなっていた。案の定エルちゃんがアンダーグ帝国の幹部の一人、カバトンに攫われている所を目撃したので俺はスピードを上げてカバトンの元まで飛んでいき、カバトンを殴り飛ばしてエルちゃんを助け出した。最初は不安そうな表情をしていたエルちゃんだったが俺が悪人でないとわかったのか笑顔になった。レッドが生まれた時も思ったがやっぱ赤ちゃんは可愛いな~!

 

「ぐぐ~!やいお前!ナニモンなのねん!?」

 

「ソラ・ハレワタール。通りすがりのヒーロー志望さ。別に覚えなくていいぞ」

 

まぁ通りすがりってのは嘘だけどな。

 

「ソラ…お前の名前は覚えたのねん!」

 

カバトンはこちらに尻を向けてきたのですぐさま防御魔法でバリアーを作る。カバトンは強烈なオナラを出してきたがバリアーのおかげで事なきを得た。

 

「何なんだぁ、今のはぁ…?」

 

「な、なにぃ!?…ゴホォ!」

 

驚いているカバトンに腹パンを食らわせる。カバトンが腹部を抑えながら悶絶している中、俺は考え事をしていた。このまま王様達の元にエルちゃんを返してもいいのだが流石に原作に乖離し過ぎるし、かと言ってカバトンに渡したくないしな~。

 

なんて考え事しているのがいけなかった。隙だらけの俺はカバトンにタックルをされてしまい、エルちゃんを奪われてしまった。カバトンはトンネルを作ってその中に入っていったので俺も追いかけていった。すぐにエルちゃんを取り戻したが気が付けば空の上におり、そのまま落っこちていった。だが俺には浮遊魔法があるので宙に浮かびながらゆっくりと着地した。着地した場所には俺と同い年位の女の子がいたので挨拶をしておいた。こんちは!

 

「こ、こんにちは…」

 

女の子は困惑しながらも挨拶を返してくれた。っていうかこの子虹ヶ丘ましろじゃん。ましろは原作におけるプリキュアの一人で変身時はキュアプリズムを名乗っている。

 

周りを見てみれば前世で馴染み深い現実世界の建物が立っていた。原作通りソラシド市にやって来たようだ。ましろは突然俺が宙に浮かんで降りてきたのを見て夢だと思っているようだ。

 

「夢じゃないぞこれ」

 

「いやいや、空から人が飛んで来るなんてありえな…イタタ!」

 

「ほら、痛いから夢じゃないだろ?」

 

「もう!急にほっぺ引っ張らないでよ!」

 

ましろは頬を膨らませながらぷんすか怒っていた。なんか可愛いなこの生物。

 

「確かに、君の様な可愛い女の子にするべき行為じゃなかったな…ごめんな」

 

「か、可愛い!?そんな事…」

 

「いや、可愛いでしょ?君みたいな可愛い女の子中々お目にかかれないぞ」

 

「あ、あうぅ~…」

 

何故かましろは顔を赤くしながら悶絶していた。俺なんか不味い事言ったか?

 

するとこの場に何かが落ちてきた落ちてきたのはもちろんカバトンだ。どうやら俺に対し怒り心頭の様子だった。するとカバトンはアンダーグ・エナジーというものを近くの工事現場にあったショベルカーに注ぎ込み、ランボーグという怪物を生み出した。すぐさまエルちゃんをましろに託し、逃げるように促した。「ダメだよ!ソラちゃんも逃げないと!」と言ってくるが、俺は逃げるつもりなんて毛頭ない。それに逃げたらヒーローにはなれやしない。俺はましろに逃げるようにと言いながらランボーグに向かって行った。このランボーグはショベルカーを素体にしているので道を破壊するほどの攻撃力はあるが、動きが鈍い。

 

何が言いたいかって?当たらなければどうという事はない!

 

ランボーグを腕っぷしと魔法で追い詰めていくとカバトンが額の宝石みたいな物の力で俺の目の前に黒い煙を出して目くらましをしてその隙にランボーグが俺に攻撃をしてくる。だが残念、残像だ。

 

カバトンが「なにぃ!?」と驚いているがそれを無視して俺はランボーグを追い詰めていく。するとカバトンがランボーグに合図を送り、ランボーグが地面にパンチをし、その時に出来た大量の石を俺に放ってきた。俺はすぐに炎魔法を連発で出して対応するが、気が付けばカバトンとランボーグがいなくなっていた。ましろとエルちゃんの所に向かったと判断し、俺はすぐに転移魔法でましろの元へ移動した。

 

「そ、ソラちゃん!?」

 

「お、お前!どうやったのねん!?」

 

「どうって、転移魔法でだけど?」

 

そう言って俺はましろとエルちゃんの側に行く。

 

「心配すんなましろ。すぐに片を付けてくるからな」

 

次にエルちゃんに語り掛ける。

 

「安心しな。君も絶対パパとママのとこに返してやるからな」

 

「えるぅ…」

 

そして俺は再びランボーグの元へ向かって行った。するとエルちゃんの「ぷいきゅあ~!!」という叫びが聞こえた瞬間、俺の中から何かが現れ、エルちゃんの元からアクセサリーのような物が飛んできた。これがプリキュアになる為に必要なミラージュペンとスカイトーンだ。正直俺がプリキュアになれるか不安ではあったが、どうやら大丈夫の様だ。さて…

 

「覚悟しな、ヒーローの出番だぜ!!」

 

そう言って俺はスカイトーンをミラージュペンにセットする。すると俺の姿が変わっていった。こうして俺はキュアスカイに変身し、ランボーグを瞬殺した。やはりプリキュアになった事で身体能力は上がっているようだ。とはいえこのフリフリ衣装…前世で男だった俺にはちょっと恥ずかしいな…




転生ソラの前世はヤンキーです。ヤンキーと言っても他人や友人、家族には迷惑をかけておらず、むしろ町に巣食うヤンキーから友人を守る為にヤンキーどもをボコボコにしていたので根は良い奴である。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。