黄昏防衛戦if√   作:でくのぼう@39s

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波旬がマリィがいる座に潜行した瞬間の藤井蓮の視点から始まります。

藤井蓮の視点と第三者視点だけの予定です。



序章:侵入者

何者かが彼女の座に侵入した。

 

その瞬間、俺は特異点に潜行し彼女の元へ急いだ。

 

彼女は戦う力を持たない。

 

敵対するなら戦わなくては。

 

辿り着いた時、そこにいたのはマリィと金髪で褐色の肌をした三つ目のミイラのような子どもだった。

 

少し遅れてメルクリウスとラインハルトが座に到着した。

 

「大丈夫。心配しないで。私があなたを抱きしめるから。あなたを独りになんてしない。」

 

そう言ってマリィがそれを抱きしめようと手を伸ばそうとしたその時、衝動に駆られて駆け出した。

 

それはただの勘だった。

 

ここで動かなければ全てが終わる。

 

全力で理を回しながら疾走する。

 

時よ止まれ時よ止まれ時よ止まれ時よ止まれ

 

「滅尽滅相!」

 

「ずおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

奴が彼女が伸ばした手を振り払おうとした間に割って入り、彼女を抱きしめ回避する。

 

奴の手は空を切って衝撃波が座の空間に波打った。

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「蓮!!」

 

「怪我はないか?マリィ」

 

「私は大丈夫!でも蓮の身体が…」

 

直撃は避けた。回避もした。にも関わらず、身体がひしゃげて崩れている。

 

殺意もない、蚊を払う程度の、攻撃とすら言えない行動で発生したその余波であの威力。

 

「貴様ぁぁぁぁぁ!!!」

 

怒号してメルクリウスが放った流星群が全て直撃したが毛の一本すら揺らいでいない。

 

「ッ……」

 

Ira furor brevis est(イーラ・フロル・ブラウィス・エスト)! Sequere naturam (セクェレ・ナートゥーラーム)!!!」

 

ー超新星爆発ー

 

無数の星々が凝縮して爆発した。

 

あれはかつて彼が第三天を一撃で屠った宇宙規模の大爆発であり、正真正銘宇宙を破壊し、神を殺すほどの大熱量。

 

にもかかわらず、奴は火傷どころか小揺らぎもしていない。

 

座を握っていないとはいえ、あのメルクリウスの攻撃が効いていない。

 

「はあぁぁぁ!!」

 

ラインハルトが黄金の聖槍から光を放ち、奴の目に直撃する。が、やはり効いていない。

 

焦熱世界・激痛の剣(ムスペルヘイム・レーヴァテイン)!!!」

 

極大の炎が奴の身体を包み込む。

その炎は、先のメルクリウスの超新星爆発を超えるほどの威力で、熱量だった。

 

だが、奴の身体には一切の損傷が見えない。

 

なんだあれは

 

俺たちの中で最高の攻撃性を持つのはラインハルトだ。

 

人世界・終焉変生(ミズガルズ・ヴォルスング・サガ)!」

 

幕引きの一撃が直撃した。しかし、依然変わらず効いていない。あれは同格以下なら強度も防御も無視して消滅させる。

 

「誰だお前」

 

瞬間、ラインハルトの眼がひび割れた。

 

奴はラインハルトすら比べ物にならない程の格上

 

確信した。あれは化け物だ。




マリィがもつ第五天の覇道共存がないと話にならないので、刹那がどうにかして守ったという形で進めます。

dies iraeと神咒神威神楽の登場人物の台詞と語り手の言葉から状況を推測していますが、勘違いから状況に相違点があるかもしれませんが、ご了承ください。
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