《報告、北東は森林部より生体反応を確認》
《警告、無人機と思われる人型構造体が生体反応に接近中》
AIからの連絡を受けて目を覚ました勢いのままに、操縦席へと掛け入る。
「映像は出せるか?」
軽い問いかけに応えたAIは新たなモニターを点灯させる。
「何だ…メック?*1」
《報告、解析結果を表示します》
表示された内容は衝撃的な物だった。
「剥き出しのコードはデザインではなく実働している配線だと…いくら無人機だと言っても装甲も無しかよ」
頭部が無いだけの無骨なと呼ぶにも寒々しい人型二足歩行の機械に眉を寄せる。
「武装は両手斧…木を両断か。生命反応…ん、人か?」
映像にはしきりに後ろを振り返りながら、歩行機械から逃れようと走り、時に大木の陰に隠れて斧の攻撃を躱している。
「襲われているな…犯罪者か?」
《献策、身にまとっている衣服から知性的な生命体と思われます。対象を捕獲し、現惑星の情報収集を提案》
「妥当だ…だがあの機械をどうするか。できれば鹵獲したいが、そこまでの装備は無いしな」
口では否定的な言葉を並べていても、それが最善の行動だと分かっているが為に身体が自然と装備に手を伸ばす。
「AI、スキャニング用意」
未知の毒物に対抗すべく、旧世代の宇宙服にも似た防護服を身に纏う。
腰に下げたお気に入りの二重口電磁式カスタムハンドガンは、上口が9ミリ弾を下口が3ミリの麻酔弾を吐き出す愛銃で、弾はフルメタル・ジャケットだが金が無いわけではなくてハンドガンは基本的に殺傷用に使用されない為だ。
昔はともかく、宇宙に出て9ミリ弾で死んでくれる生物はまずいない。誰もが害意から身を守るためにそれなりの装備を身につけている。ハンドガンの弾なんて弾かれて終わりだ。ただ開拓惑星の上だと需要がある。原住生物がいれば捕獲して、生態を調べなくてはならない。その為の殺傷力の低いフルメタル・ジャケットであり麻酔弾なのだ。
決してフルメタル・ジャケットの方が安く着くからではないのだ。
《スキャニング結果を表示します》
人物名:*2ナゴ・リュウセイ
種族:ハイヒューマン族*3
HP:20
燃料:エラー*4
移動力:2*5
知覚:視覚 聴覚 嗅覚
年齢/性別:28/男
アイテム:二重口電磁式カスタムハンドガン 惑星開拓用防護服
クレジット:エラー*6
種族値:技術5 速度5 身体5
個性/超能力:カスタムメイド*7 超反応*8 警戒心*9 ヒール*10
「問題は無さそうだな…行きたくねぇが最初の博打だ」
惑星開拓なんてハズレだらけの博打だ。無酸素惑星が当り前だし、武装の少ない開拓船は賊の良い飯の種。指示された惑星に辿り着けない開拓者は数しれない。
それに比べれば転移事故とはいえ、大気があり現地生物と他開拓者もいるアタリの惑星。開拓の権利こそ怪しいが、開拓補助の契約を取り付けられれば黒字も見えて来る。
《ご武運を》
「生き残る事が大前提…セコセコ動くさ」
すっかり開拓拠点となった船のエアハッチがプシューっと音を立てて解放された。
ルルブ届いたー!
でも数値そのまま出すと、誰も本買わなくなるよな…?
せや、マスクデータにしたろ。
サイコロ振った結果が表示でけんくなるなぁ…?
しゃあない、結果だけみせよ。
クレジットの価値に無理あるなぁ?
1クレジットが10万円じゃと1食10万円とかなるやん。
水増ししとこ
……結界なんて出てこんのやけど、あのリプレイ動画の結界って何なんや?
しゃあないわ、独自設定で結界追加しときます。