おっさんキヴォトスに行く 作:無い頭のおっさん
≪七篠アンラ視点≫
先生と遭遇して転移で最初にシャーレ眺めていたビルの屋上まで逃げてきていた
「やっちまったぁ・・・!!!
なんでおっさんの俺にワカモのフラグが立つんだよ・・・!!!」
(いや、そもそも先生が女性だったのがマジかよ・・・)
「にしてもあの先生・・・優しい対応を心掛けているのは判るが・・・
目が・・・懐疑心に溢れていたな・・・何かあるのか?あの先生にも・・・」
そうおっさんは呟き、久しぶりにユメちゃんが居る事務所まで帰るのであった
「おーただいまやでーやっと先生が就任したで!」
そう言いながらおっさんが事務所に入るとそこには
書類の山に埋もれてブツブツと独り言を呟いているユメがいた
「ひぃいん・・・またしんじゃう・・・・・・しゃちょう・・・・・・やめたい・・・・」
ユメが弱音を吐きながら一枚一枚書類を捌いていた
「お!ユメちゃんお疲れ!ファイト!」
そうおっさんがユメに声をかける
そうするとユメが椅子からスッと立ち上がり、おっさんの方に歩いてきた
「フゥゥゥン!!」
ユメが唸るとまるで鞭のようにしなりながらユメの足がおっさんのふくらはぎに直撃する
【バアァァァァン!!!】
「いっつぁああああああああ!!」
ローキックを食らったおっさんが地面にのたうち回っていた
「ユメちゃん!ユメちゃん!この威力死んじゃう!!
普通の人死んじゃう!先生とか血煙になっちゃう!」
おっさんがそういうとニコニコ笑顔のユメがおっさんに向かって口を開いた
「アンラさんにしかしないに決まってるじゃないですか・・・?
それにアロナちゃんからアンラさんから煽られたら
全力で蹴りを入れてもいいと許可を貰ってるので。」
(あの・・・アホの子!!!落ち着いたら絶対復讐したる!!)
おっさんは事務所の床に転がりながら新たな決意を胸に秘めた
やっと痛みが引いたアンラは、ユメにお土産のロールケーキを切り分けて出してあげながら
今回の先生の件について話し出した
「まぁと言う事で俺らが想定していた未来の先生と性別が違ったんよな」
「じゃー初手で未来からズレちゃったってことですか?」
「性別に関してはそうやね・・・でも助けた時にちょっと話したけど、
先生は性別が違っても先生だったから、大筋の部分では恐らく大丈夫だと思うで」
「大筋ですか・・・」
「せやな、思ったより俺らの出番が多いかもしれん
そこはユメちゃんもちょっと覚悟しておいて欲しい。
基本的には俺の方でなんとかする予定やけど、
俺の事を知っている人の前では俺は動けないからな、
その時はユメちゃんに出張ってもらう事になると思う。」
「それは、はい。判りました。
でも、私の装備は多分全部ホシノちゃんが拾ってて・・・今何も武器が無い状態なんです」
「あー・・・そういやそうやったな・・・あのデカイ盾とハンドガンだっけ・・・
同じ武装がいいの?」
「出来れば同じ奴の方が戦い慣れてるのでありがたいです。」
「了解。ほんならコレを上げるよ」
そういっておっさんは虚空に手を突っ込み
デザートイーグルと、途轍もない重さの鉄板の様な何かを出して来た
「銃と・・・え?コレなんですか?」
「盾」
「え?」
「盾だよコレ」
「誰が使うんですか?」
「ユメちゃん」
「か弱い女の子にこんなプレス機みたいなの持てると思ってるんですか?」
「おっさんの防御をぶち抜く女の子はか弱くありません。」
「むぅ~」
そう言いながらもユメはその鉄板の様な盾を持ち上げた
「?見た目より軽いですね」
「・・・ちなみにソレ一枚で500kgくらいあるからね。
多分それ持ってなら今のユメちゃんなら戦車を殴って壊せるよ。」
「えぇ・・・しませんよそんな事」
(出来ませんじゃなくて、しませんなのがヤッバイよなぁ・・・)
「そういえば、アンラさん、先生に顔見られたんですよね?
口止めとか大丈夫ですか?確か今後の未来的に直近でアビドスに行くんじゃ・・・」
「ア・・・」
「・・・」
ユメの冷たい目がおっさんに刺さる
おっさんは青くなって顔反らして冷や汗をかいていた
「・・・今日の夜にでもシャーレに行ってきます・・・」
夜のシャーレにて
先生が連邦生徒会に来た生徒達からの陳情の書類を捌いていた
「うわぁ・・・初日からこんなんやってるん?先生」
「”ッ!”」
ビクっとした先生がこっちを見て椅子から立ち上がった
「や、朝振りやね。
ちょっと朝に忘れ物したからそれを取りに来たんよ」
「”こんばんは、名無しの権平さん。
忘れ物ってなんですか?”」
「せやなぁ・・・ほんなら先生の命ってのはどうやー?」
「”ハハハ、面白い事言いますね
もしそれなら朝助けなければいいですし、
今も声をかけなければ直ぐ終わってたじゃないですか?”」
「ん-・・・やっぱ冷静やな。
先生キヴォトス来たばっかやったよね?」
「”はい、今日の朝目が覚めたら連邦生徒会のロビーで寝てましたね”」
「の割にはキモ座り過ぎやない?
普通こんな夜更けにおっさんと密室で二人っきりでも問題なのに
その不審者がお命頂戴に来ましたって言われてその返しするのは異常やで?」
「”・・・・・・”」
「ん-・・・だんまりか、にしても先生。
おっさんの前だけでもその仮面付けなくても良いと思うで?
君俺を見る時だけ目の中が懐疑心に塗れてるん判ってる?」
「”ッ・・!”」
そうおっさんが言うと先生は驚いた顔で一歩後ろに下がった
「まぁ怪しいからね、しゃーないしゃーない
でも命を狙っていたワカモに対してあんな愛情のある目が出来てたのも謎なんよね」
「”貴方は大人で、彼女たちは生徒ですから。”」
「まぁせやな、この世界で大人は基本クズが多いからなぁ・・・まま、ええわ。
とりま本題はいらしてもらうんやけど、先生。俺と契約せんか?」
「”・・・契約ですか?”」
「そそ、おっさんが先生を殺さない代わりに、おっさんは先生に一個言う事聞かせられるっていうのどう?」
「”貴方、私の事を殺す気なんてかけらもないですよね?
それこそ、その契約を蹴ったとしても。”」
「あら、判るんや?ん-そうなってくるとそうだなぁ・・・
ほんなら先生、おっさんになんでも1つ質問してくれてええでなんでも答えたるわ。
世界の秘密でもいいし、連邦生徒会の秘密金庫の開け方でもええで?」
「”じゃー・・・貴方はこのキヴォトスで何をしようとしているの?”」
「おー・・・やるね先生凄いよ。一個だけって言ってそれ引けるのはほんと凄い
ほな答えるとな、俺はキヴォトスで救われない子供達を
どんな手を使ってでも救う為に動いてるんよ。これでええかい?」
「”うん、ありがとう。”」
「お気に召したようで良かったわ。ほんならおっさんからの要求な?
我情報一切ノ伝達ヲ禁ズ。」
そう、おっさんは言いながら先生に向かって指をさした
「”グッ・・・!”」
「ごめんやで先生。
これで契約は成されたで契約時にちょっと痛みがあるけどそれ以外はなんもないから。
契約に違反する行動をしようとしてもそもそも出来ないだけやさかいそれ以外は害あらへんで」
「”痛みがある事は、最初に言ってほしかったですね・・・””」
「まぁ俺の用事はこれで終わったわ。
あ!!!せやせや、せっかく人間の大人同士やし今度酒のもうや!
こちとら大人がワンチャンとロボットしかいねぇから大人の人間に飢えてたんよ・・・
酒友欲しい・・・」
そう言いながら煤けたおっさんが先生にモモトークのQRコードを見せてきた
「”・・・襲わないでくださいよ?”」「死にたないから襲わんわ」
そう言うと先生はそのQRコードを読み込んでおっさんと友達登録をした
「よっしゃーーー!これでやっと寂しく酒一人でちびちびやらんですむ!」
おっさんはそんな事を言いながらスキップでシャーレから出て行った
「”え・・・ほんとにそれが目的だったの・・・?”」
そんな声が誰も居ないシャーレに木魂した
おっさんがユメちゃんに装備渡しましたね。
このデザートイーグルもブラックマーケットで自分の銃買う時に一緒に買ったやつです。
盾に関してはダークソウル3のハベルの大盾を想像してらえれば、ほぼ同じなんで。
盾にくっついてる鎖もって盾をぶん投げて鎖を引っ張って盾を回収してっていう
ガンダムハンマーみたいな使い方します。
デザートイーグルはおっさんにダメージを入れている時くらいの量の謎エネルギーを溜めた場合
不意打ちで今のホシノに当たれば一撃で気絶する威力になります。