おっさんキヴォトスに行く   作:無い頭のおっさん

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本日04/14の投稿分の1/3話です


先生とアビドス対策委員会

≪先生視点≫

 

対策委員会の教室で待っていると

カタカタヘルメット団の襲撃を撃退し対策委員会生徒達が戻って来ていた

 

「いやぁ~またか勝っちゃうなんてねぇ。

カタカタヘルメット団もかなりの覚悟で仕掛けて来たみたいだったけど」

 

ホシノがそう言うと、対策委員会の教室で援護をしていたアヤネが反応した

 

「まさか勝っちゃうなんて、じゃありませんよホシノ先輩・・・

流石にあの戦い方はどうかと思いますよ・・・?」

 

「うへぇ~ごめんね、カタカタヘルメット団がちょっと多くてついやっちゃった~

にしても途中から凄かったねぇ」

 

「ん、先生の指揮が良かった

私達だけの時とは全然違った。

これが大人の力・・・凄い量の資源と装備も持ってきてくれたし、

それに戦闘の指揮まで。大人ってすごい」

 

「うへぇ、シロコちゃんの大人に対しての評価が凄い事になってるよぉ

これは先生には責任取って貰わないとだねぇ」

 

突然の言葉のキャッチボールの暴投を受けて思わず驚く

 

「"え˝?私?"」

 

「いやいや、変な冗談はやめて!先生困っちゃうじゃん!」

 

「そうそう、可哀想ですよー☆」

 

「あはは、少し遅れちゃいましたけど、改めてご挨拶します、先生

私は委員会で書記とオペレーターを担当している一年のアヤネ

こちらは同じく一年のセリカ「どうも」

二年のノノミ先輩とシロコ先輩「よろしくお願いします、先生~☆。」「ん、さっき道端で最初に会ったのが私」

そして、こちらは委員長の三年のホシノ先輩です。」

「いやぁよろしく~先生~」

 

("皆変わってない・・・この世界はいつもと違うからちょっと変わってるかと不安だったけど、

私が知っているアビドス生のままだ・・・")

「"うん、よろしくね。

最初に言ってたけど、私はシャーレの先生だよ!

あとホシノは、あの戦い方は危ないからやめようね?"」

 

「うへぇ~もうしないよぉ~・・・

そ、そうだ!おじさん今後の為の計画をちょっと練ってみたんだー」

 

そうホシノが言うとアビドスの一年生ズが驚いたような反応を返した

 

「えっ!?ホシノ先輩が?!」

「うそっ・・・!?」

 

「いやぁ~その反応はいくら私でもちょーっと傷ついちゃうかなぁ

おじさんだって、たまにはちゃんとやるのさー。」

 

そのホシノの発言をもってしてもまだいぶかしんでる様子の一年ズ

 

「・・・で、どんな計画?」

 

「ヘルメット団は数日もすればまた攻撃してくるはず。

ここ最近頻繁に襲撃されているけど、頻繁になってからはそういうサイクルが続いてるからねぇ

だからこのタイミングでこっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって。

今こそ奴らが一番消耗してるだろうからさー」

 

「い、今ですか・・・?」

 

「そー今なら先生もいるし、補給とか面倒な事も解決できるしねぇー」

 

「ん、それならヘルメット団の前哨基地はここから30Kmくらいだし、今から出発しよっか。」

 

「いいと思います。あちらも、まさか今から反撃されるなんて、夢にも思ってないでしょうし。」

 

そう二年ズがホシノが立てた作戦に同意している

 

「そ、それはそうですが・・・先生はいかがですか?」

 

「"私もそれが良いと思うよ。

確かに今ならさっきの戦闘で相手は疲弊してるだろうからね。"」

 

「よっしゃ、先生のお墨付きももらったことだし、この勢いでいっちょやっちゃいますかー」

 

「ん、善は急げってやつだね」

 

「はい~それでは、しゅっぱーつ!」

 

そう言いながら皆でヘルメット団のアジトへ向かった

 

 

 

 

 

 

ヘルメット団の近くまで来た時、

ドローンで偵察を行っているアヤネからの通信が入った

 

「カタカタヘルメット団のアジトがあるとされるエリアに入りました。

半径15Km圏内に敵シグナルを多数検知。

おそらく敵もこちらが来たことに気づいているでしょう。

ここから先は実力行使です!!」

 

作戦提案時は消極的であったアヤネが

作成開始となった瞬間襲撃にノリノリになっていた

 

("やっぱり一年生でもアビドス生だなぁ・・・")

 

アヤネからの通信を聞いたアヤネを除いた四人が、分隊行動を行いながら一気に駆けていった

 

「"指揮は私に任せて!皆はおもいっきりやっていいよ!"」

 

「「「「了解!!!」」」」

 

ホシノ達対策委員がアジトに攻め入ると、ハチの巣をつついたようにヘルメット団のアジトが騒がしくなっていった

 

「うわぁ!!!アビドスの奴らだ!!

アビドスの奴らが攻め込んできたぞー!!!!敵襲!!!!敵襲!!!!!」

 

ホシノ達を発見したヘルメット団がいっきにアジトから出てきて遮蔽物などに隠れてコチラを狙ってきた

 

「"ホシノ盾で前線を押し上げつつ、敵の牽制"」

「"シロコはホシノの側面に回ろうとした敵の制圧"」

「"セリカは私が敵の位置を教えるから敵後方支援に対してスナイプ"」

「"ノノミはホシノが前線を押し上げやすい様に後方から制圧射撃"」

 

先生が敵全体の位置を完全に掌握し指示を行っていく

 

「"シロコ、敵陣後方で部隊が集結しているから、ドローン爆撃をお願い"」

「"ホシノ、シロコの爆撃を確認しだい前線に突っ込んで切り開いて"」

「"シロコとセリカはホシノが突撃したタイミングを見てそのままホシノと一緒に前線を押し上げて"」

「"ノノミは三人が前線を押し上げる為に制圧射撃"」

 

「す・・・凄い・・・本当に一瞬で制圧していってる・・・」

 

アヤネが先生の指揮を見て思わずといったように言葉が漏れる

 

「"アビドスの皆が強いからね。私は何もしてないよ。"」

(うん、本当に皆強い。いや、強すぎる・・・

確かにシッテムの箱と私の指揮である程度の位置情報は判っているけど

それにしても、根本的に攻撃の一発一発が強すぎる。

どの攻撃でも一撃でヘルメット団が気絶している・・・)

 

 

「こちらホシノ状況クリア、カタカタヘルメット団のリーダーも倒したよ~」

 

先生がそんな事を考えているとホシノから通信でカタカタヘルメット団のアジトを制圧した連絡が入った

それと共にドローンで敵陣の偵察を行っていたアヤネからも通信が入った

 

「敵の退却を確認!

並びに、カタカタヘルメット団の補給所、アジト、弾薬庫の破壊を確認しました!」

 

その通信と共にカタカタヘルメット団に対する強襲作戦は終了し

アジトに攻め入っていた四人が少し離れた所で後方支援をしていた先生の元に戻ってきた

 

「ん、これでしばらくはおとなしくなるはず。」

 

「よ~し、作戦終了。みんな、先生、おつかれ~

それじゃ、学校にもどろっか~」

 

そんなホシノの声と共に先生を含む対策委員会はアビドス高校に戻って行った

 

 

 

 

 

 

皆が対策委員会の教室に戻るとそこで偵察などの後方支援をしていた

アヤネが出迎えてきた

 

「おかえりなさい。皆さんお疲れ様でした。」

 

「うへぇ~ただいま~おじさんもうクタクタだよぉ~」

 

「アヤネちゃんもオペレーターお疲れ。」

 

「火急の事案だったカタカタヘルメット団の件がこれで片付きましたね!

これで一息つけそうです」

 

「そうだね、これでやっと重要な問題に集中できる」

 

アヤネのお出迎えにホシノ、セリカ、ノノミ、シロコの順番に言葉を返していった

 

 

「うん!先生のおかげだね、これで心置きなく全力で借金返済に取り掛かれるわ!

ありがとう先生!この恩は一生忘れないから!」

 

そして最後にセリカが問題発言を行った

 

("そう、借金、アビドスには約10億もの借金がある・・・

これはどの世界でも変わらず、私もなんとかしてあげたかったけど減額までしか出来なかった。")

「"借金返済って?"」

 

私がセリカにそう尋ねると、セリカはしまったという顔をして慌てはじめ、

アヤネが困った顔をした

 

「あ・・・わわっ!」

 

「そ、それは・・・」

 

「ま、待って!アヤネちゃん、それ以上は!」

 

慌ててアヤネの発言を止めようとしていたセリカに対してホシノから声がかかった

 

「いいんじゃない、セリカちゃん。別に隠すような事じゃあるまいし。」

 

「か、かといってわざわざ話すような事でもないでしょ!」

 

「別に罪を犯したとかじゃないでしょ~?それに先生は私たちを助けてくれた大人でしょ~?」

 

ホシノの発言に同意するようにシロコもセリカに言った

 

「ホシノ先輩の言うとおりだよセリカ、先生は信頼していいと思う。」

 

二対一になって劣勢になったのを感じたのかセリカの語気が少し荒くなる

 

「そ、そりゃそうだけど!先生だって結局部外者だし!!!」

 

「確かに先生がパパっと解決してくれるような問題じゃないかもしれないけどさ、

でも、この問題に耳を傾けてくれる大人は、今は先生くらいしかいないじゃ~ん?」

 

ホシノのこの発言に少し先生はひっかかりを覚えた

(”今は・・・?それにホシノが大人に対して評価が高い・・・?”)

 

「悩みを打ち明けてみたら、何か解決方法が見つかるかもよ~?

それとも、何かほかにいい方法があるのかな~?セリカちゃん?」

 

「うっううっ!でっでも!さっき来たばっかりの大人でしょ!

今までの大人たちがこの学校がどうなるかなんて気に留めた事なんてあった?!」

 

その言葉を受けたホシノの表情が一瞬だけ曇り直ぐに元のゆるふわな表情に戻った

対策委員会の皆はそれに気づいた様子は無かった

("まただ・・・ホシノはいつもの世界と少し違うのかもしれない・・・")

 

「この学校の問題は、ずっと私達だけでどうにかしてきたじゃん!

なのに今更大人が首を突っ込んでくるなんて・・・!私は認めない!!」

 

そういうとセリカは対策委員会の教室から飛び出して行った

 

「”あっ!セリカちゃん!”」

 

先生がセリカを追いかけようとするとノノミから声がかかる

 

「先生、ここは私が様子を見てきます。」

 

「"うん、よろしくね?"」

 

先生の返答を聞き終わるやいなやノノミはセリカを追いかけ教室から飛び出して行った

ノノミとセリカが居なくなった対策委員会の教室は少し静まり返ったが、すぐにホシノが話を切り出して来た

 

「えっとね、簡単に説明するとこの学校に借金があるんだ~

まぁありふれた話だけどさ」

 

("10億の借金持ってる廃校寸前の学校は多分ありふれてない・・・")

 

「でも、その問題はその金額で、3億くらいあるんだよねぇ~」

 

その言葉を聞いた先生は一瞬目を見開く

 

(え・・・?3億?減ってるなんてものじゃない・・・・・・どうして・・?)

 

その先生の一瞬の変化に気づいたホシノの目が一瞬だけ鋭くなるがそれには先生を含む全員が気付かなかった

 

 

ホシノの言った金額に続けるようにアヤネが言ってきた

 

「・・・3億6235万円です。

これが、アビドス・・・いえ私達対策委員会が返済しなくてはならない金額です

これが返済できないと、学校は銀行の手に渡り、廃校手続きを取らざるを得なくなります。

二年ほど前にはこの借金の3倍ほどあったようなのですが、

その時はアビドスの企業が業務提携という形で支援してくださり、

大分減らしてくれたらしいのですが、その企業とも今は連絡が取れない状況でして。」

 

「"そんな企業がいたんだね・・・ちなみにその企業の名前はなんていうの?

もしかしたら私の方で調べられるかもしれないからね"」

(”その企業だ・・・借金がここまで減っているのもホシノのこの変化も・・・")

 

「私達は企業の名前をしらなくて、名刺や書類等も今のアビドスには残ってないそうなんです。

直接会った事があるのも、その当時在籍していたホシノ先輩くらいで・・・」

 

「うへぇ・・・ごめんね、先生~

おじさんちょっとその企業の事は話したくないんだぁ。それに、今はもう会社自体やってないよ~」

 

なんでもないようにやわらかい笑みを浮かべながらホシノはそう言った

でも先生には【何か無理をしている。】そう映った

 

「"そっか、無理に聞こうとしてごめんね?ホシノ。

その借金についてはこのアビドスの砂漠化が原因という認識であってるかな?"」

 

「うへぇ、先生知ってたんだ?」

 

「"アビドスに来る前に色々と調べる事があって、

その時にアビドスの異常気象とかを知る機会があっただけだけどね。"」

 

先生がそう言うとシロコがその言葉に同意した

 

「うん、そう。

そして、セリカがあそこまで神経質になってたのは、

これまで誰もこの問題に真面目に向き合わなかったから。

私達を騙そうとしてくる大人や企業は一杯いたけど、

ここまでちゃんと話を聞いてくれたのは先生、あなたが初めて」

 

シロコに続いてホシノが先生に言ってきた

 

「・・・まぁそういうつまらない話だよ。

で、先生のおかげでヘルメット団って言う厄介な問題が解決したから、

これからは借金返済に全力投球できるようになったってわけ~

もし、この委員会の顧問になってくれるとしても、借金のことは気にしなくて良いからね~

話を聞いてくれただけでもありがたいし。」

 

「ん、そうだね。先生はもう十分力になってくれた。

これ以上は迷惑かけられない。」

 

「"皆、安心して、私も対策委員会の一因として一緒に頑張るよ!

借金を直接返して肩代わりっていうわけにはいかないけどね・・・?"」

 

そう先生が言うと対策委員会の皆の表情が和らいだ

 

「へぇ~先生も変わり者なんだねぇ。

こんな面倒なことに自分から首を突っ込もうなんて。」

 

「良かった・・・シャーレが力になってくれるなら、

これで私達も希望を持っていいんですよね?」

 

「ん、そうだね。希望が見えてくるかもしれない」

 

ホシノ、アヤネ、シロコが少し安心したような表情で喜んでいた

 




ここら辺のお話は区切る所があまりないから、
いつもの軽く読める3000文字を大幅にオーバーしてしまう・・・
どうしても原作準拠が多いからなぁ・・・
まぁ今後長かったり短かったりするかも・・・?
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