おっさんキヴォトスに行く   作:無い頭のおっさん

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本日04/14の投稿分の3/3話です


先生とセリカの平凡ではない一日

≪小鳥遊ホシノ視点≫

 

先生と柴関ラーメンの近くで別れた後、

セリカを除いた対策委員会全員で柴関の近くでセリカのバイトが終わるまで時間つぶししていた

 

(やっぱり、あの先生は何かを隠している・・・

ラーメンの時もそう、先生は初日に最近キヴォトスに来たと言っていた。

なのに昔のメニューの特選ラーメンを知っていた。

誰かに教えてもらった?あの当時私たち以外で柴関を利用している人はほとんど居ない。

先生が・・・知っている筈がない。)

 

(それに今回のセリカちゃんの護衛依頼・・・先生は治安の悪化と言っていたけど、

今のアビドスは企業の治安維持部隊が結成されてから都市部ではかなり治安が良くなっているし

治安が悪化したなんて聞いたことが無かった・・・)

 

そんな事をホシノが考えていると、柴関からセリカが出てくるのが見えた

 

 

 

「はぁ・・・やっと終わった。目まぐるしい一日だったわ・・・」

 

「おつかれ、セリカちゃん。」

 

「うわっ!え?ホシノ先輩・・・

それに皆もどうしたの?帰ったんじゃなかったの?」

 

「うへ~先生がね、最近物騒だからセリカを守ってってさ。」

 

「ん、セリカを家まで送り届ける。」

 

「・・・先生が?・・・なんか企んでるんじゃないの?」

 

「ん、先生はそんな事しない。」

 

そんな事を話しながらも対策委員会全員でセリカを囲う様にセリカの家まで向かっていった

 

 

 

都市部から少し離れ住宅街へと差し掛かる少し手前で何かしらの気配を感じ取った

 

「皆、警戒。曲がり角に誰かいる。

私が先行するから皆は周囲の警戒をお願い」

 

雑談をしていた時と一切変わらない雰囲気のままみんなに伝えた

 

伝え終わると共に不穏な気配がした曲がり角へ踏み込み、

迷いなく、引き金を引いた

 

「うへぇ、先生の言った通りだったねぇ・・・」

 

そう言いながら私は曲がり角で制圧したヘルメット団を皆に見せ、

セリカちゃんに聞かないといけない事があった

 

「セリカちゃん、この道って普段家に帰る時に使ってる道だよね?」

 

「え?!う・・・うん、この道はバイト終わりは毎回使ってる・・・ッ!」

 

そこまで言ってセリカちゃんはこの襲撃がピンポイントで自分を狙ったものだと気づいたようだった

 

「わ・・・私、皆が居なかったら・・・今頃・・・」

 

もう少しで自分が襲われていた事を自覚したのかパニックになりかけていた

そこにノノミがセリカを抱きしめながら落ち着かせる

 

「よしよし、私達が居るから大丈夫ですよ☆

落ちついてください。」

 

ノノミがセリカを落ち着かせていると

夜のアビドスに怒声が響き渡った

 

 

「襲撃が気付かれてた!!!数で押せ!!!!」

 

そんな声と共に、ホシノが処理した曲がり角以外からもゾロゾロとヘルメット団が出てきた

 

「うへぇ、こんなに潜んでたんだ。」

「ん、先生の言ってた通りだった」

 

そんな一言を言った瞬間にホシノとシロコはそれぞれ別方向のヘルメット団に向かって行った

 

「皆さん!今からサポートを行います!」

 

「私も戦う!」

 

「じゃー皆さんが戦いやすい様に後ろから制圧射撃しちゃいますね☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

≪先生視点≫

 

今私はアビドス都市部のビルの屋上に来ていた

 

「"アンラさん、ごめんね急に呼び出して"」

 

「いんやー、丁度今日は近くにおったさかい、特に問題ないで。

にしても呼ばれてやる事が戦車の破壊と屋上におった奴を動けなくするだけで良かったんかい?」

 

「"うん、その2つさえなければあの子達は絶対に負けないからね。"」

 

「あーまぁせやろなぁ・・・あの戦ってる感じ全員神秘を使いこなしとるやん。」

 

「神秘・・・アンラさんはアビドスの生徒達があんなに強い理由を知ってるんですか?」

(黒服が言っていた生徒達が持っている謎の力だったはず、何故この人は知っているの?)

 

「いんや、なんで使い方を知ってるかは知らんなぁ、

正直アレを使おうと思って使ってる奴を見るのは初めてやわ

テンション次第で無意識に使ってる奴ならチラホラおるけどな。」

 

そう言いながらアンラさんと一緒にビルの上から対策委員会の子達が戦う姿を眺めていた

そうすると一人だけ住宅街の屋根から

狙撃しようとしている不良が居るのをシッテムの箱で見つけた

狙撃手の存在を教える前に既にアンラさんは動いていた

 

「おっと、ビル以外にもおったんやな、まぁサービスや、もってけや。」

 

そう隣で呟いたアンラさんがローブの中からリボルバーを取り出し発砲した

ここから数百mはあるだろう距離をハンドガンで寸分たがわず撃ち抜き

屋根に居た不良をそのまま吹き飛ばした

 

「"えぇ・・・ハンドガンですよね?ソレ。

ビームみたいな赤い軌跡出してるのもそうですけど当たった子吹っ飛びましたよ?"」

 

「まぁ出血大サービスでおしえたると、これが神秘の使い方やで

神秘さえ使えばな・・・銃の種類なんて何も関係なくなるんや。」

 

「"それ、ホシノに教えました?"」

 

「ん-?ホシノ?誰やそれ、俺はこれを誰にも教えた覚えはないなぁ」

 

アンラさんを凝視しながら聞くが、嘘を言ってるかどうか判断がつかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≪小鳥遊ホシノ視点≫

 

アンラがビルの屋上から発砲する少し前

 

 

「うへぇ、君で最後かな?」

 

「クソ!クソ!話が違う!!一人で帰ってくるんじゃなかったのかよ!!

狙撃班!狙撃班!早くコイツを撃ってくれ!おい!」

 

「ん-?どうやら狙撃班もいるんだねぇ・・・

とりあえず君は眠っておこうか。」

 

そう言いながらヘルメット団の腹にショットガンを押し付け数回引き金を引いた

 

 

 

 

「皆~お疲れ様~なんか狙撃班もいたらしいんだけど、

そっちの方で対処してくれたんだ?」

 

「ん、私の方は知らない」

 

そんな話をしていた、その時・・・

都市部のビルから一筋の赤い線が走った

それは自分たちが居る住宅街の屋根に向かって放たれた

 

それを確認するや否やホシノが皆の前に出て盾を構えた

 

「ッ!まだ居たのか!」

 

「待ってください!、今先生から連絡があり、

さっきの狙撃は先生の協力者らしいです!」

 

そんなアヤネからの報告を聞き、皆は警戒を解いた

 

「うへぇ~・・・今度こそ終わったかな?」

 

「ありがとう・・・来てくれてなかったら危なかったわ・・・」

 

「セリカちゃんが無事でよかったです☆」

 

「にしても、今回のはちょ~っと先生に詳しく聞かないといけなくなったねぇ~」

 

そう言いながら私は赤い閃光が放たれたビルの屋上を凝視した

 

 

 

 

 

 

 

≪先生視点≫

 

私はアンラさんとビルの屋上で別れた後、急ぎで対策委員会の皆に連絡を取った

 

「"皆!怪我はない?!"」

 

『あ、先生~セリカちゃんが半泣きになった『ホシノ先輩!!』以外は大丈夫だよ~』

 

『ん、セリカの泣き顔可愛かった』『シロコ先輩まで!!』

 

「"あはは、それは見たかったなぁ、皆大丈夫そうでよかったよ。"」

 

私は皆の無事そうな声を聴けて緊張が解け、体の力が抜けたのかその場で座り込んだ

 

(昔のトラウマか・・・私は私が思ってるより、緊張していたんだなぁ・・・)

 

 

私がそんな風に自己分析していると、ホシノから電話越しに声がかかる

 

『先生~また明日でいいんだけど、今日の事ちゃんと説明してほしいな~?』

 

いつものような声だったがその声はどこか硬かった

 

「"うん、わかった。"」

 

『それじゃ~先生私達はこのままセリカを家まで送り届けてくるよ』

 

「"じゃー私も今日の所はホテルに戻るね、少しでも何かあったら連絡頂戴。"」

 

私はそう言うと対策委員会の生徒達との通話を切った

 

「"やっぱり、この動きをするとホシノは私を疑うよね・・・

明日なんて説明しよう・・・・・・"」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日早朝の学校の屋上に私はホシノに呼び出されていた

 

 

「ここ、お昼寝に丁度いいんだよねぇ~

寝転んでると日向があったかくて気持ちいいんだ~」

 

「"景色もいいし、風も気持ちいい、いい場所だね"」

 

私がそういったらさっきまで背中を向けていたホシノがコチラに振り向いた

その手には愛用のショットガンが握られており、その目は・・・暗く深かった

 

「ねぇ、先生。

何か私達に隠し事してるよね?

今までは誰にも被害が無かったからいつか先生が言ってくれると思って待ってたよ?

でも、その秘密で私の仲間に被害が来るならもう話は違うよ?」

 

「"うん、ごめんねホシノ。

確かに私は対策委員会に隠してる事があるよ・・・

でも、本当に申し訳ないんだけど、この秘密はホシノ達には言えないの

危害を加えるつもりは一切なくて、

むしろホシノ達に危害が行かないようにするためにも言うわけにはいかないの"」

 

「じゃ・・・先生、質問を変えるよ。

その秘密は・・・先生が私達を見る時、時々悲しそうな顔をするのと関係がある?」

 

「"ッ・・・・・・"」

 

(馬鹿か私は・・・こんな判りやすく反応してしまうなんて、気が抜けてるにも程がある・・・)

 

「そっか・・・うん。

わかった、おじさん先生を信じるよ。」

 

「"ホシノ、いつか・・・いつか話せる時がきっと来るから、それまで待っていて欲しい。"」

 

「うへぇ、おじさん気があまり長くない方だから、早めでお願いね~?」

 

 

「"うん、頑張るね。

そういやせっかくだから聞きたかったんだけど、ホシノにとって

昔借金返済を手伝ってくれていた企業って凄く大事な所だったりする?"」

 

「う、うへぇ・・・なんでそう思ったの?」

 

「私がホシノ達に向けてる様な顔をホシノもその企業について話した時にしてたから・・・

かな?」

 

「うへ、これって仕返しって奴?先生大人なのに大人げないね?」

 

「"ふふん、大人と言ってもまだピチピチの22歳だからね!"」

 

「はぁ~・・・詳しくは話したくないけど、昔のすごく大切な思い出だよ。」

 

「"そっか・・・

確かその企業はもう今は無いんだっけ・・・

その後の足取りが少しでも判ったらホシノにも教えるね"」

 

「うん・・・ありがとう先生」

 

そんな話を屋上でしていると、

アヤネとセリカが登校してくるのが屋上から見えた

 

「"そろそろ対策委員会の教室にもどろっか"」

 

そう私はホシノに話しかけ二人で教室に戻って行った




結局三つに分割しちゃったよ!
だってこのお話元々二本だったけどそうすると
片方6000でこっち8000位なんだもん!




アビドス廃校対策委員会が絡むとどうしてもおっさんの出番が少なくて、
先生視点が増えちゃう増えちゃう。
まぁその方が原作準拠してるからええんやけど

あとおっさんが使ってるリボルバーは前に出てきた奴と同じ奴です。
つまりまぁビームマグナムみたいなのを一瞬で8発撃てます
銃本体が無事かは知りませんが。
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