おっさんキヴォトスに行く 作:無い頭のおっさん
筆者です。
ブルアカストーリーの更新予定が入りましたので、
ストーリーとの整合性を確認したいため、一旦実装まで小説の更新を停止させて頂きます。
ご迷惑おかけしまして申し訳ありません。
現在各話の調整を行っております。4/21
おっさんとユメがケーキを食べ終わり、書類仕事を始め
二人で三徹。
四日目の朝・・・事務所には、ゾンビのような物体が二つ転がっていた。
「次・・・次の書類・・・無い、・・・なんでない?落とした・・・?」
四日で死にかけになったおっさんが事務机の下をのぞき込んでいる
「私も・・・書類どっか・・・行きました・・・」
ユメに関してはおっさんが押し付けた分も含めて
丸五日缶詰になった結果死にそうな顔になっている
「「・・・?・・・書類が無い・・・全部・・・?・・・お・・・・わった?・・・」」
「「
地獄が終わった!!!終わったぁあああああ!!」」
二人して無い書類を探し回り、
ようやく事務所に溜まっていた書類が全て片付いた事に気づいた結果
奇声を上げながら狂喜乱舞していた
「うっ・・・」「ひぃん・・・」
が、急に電源が切れたように地面に二人同時に倒れ込んだ
「いやあかん・・・殆どなんも食わずにぶっ通しやったわ・・・」
「ひぃいん・・・私もお腹が空きましたぁ・・・」
「とりあえず・・・飯・・・いやあかん作る元気無いわ・・・」
「ひぃいいん・・・私も無いですよぉ」
「近くで食うか・・・柴関に行くか・・・」
「柴関!賛成ですーおめかししてきますねー!」
急に元気になったユメが立ち上がって変装の準備をしに行った
「ユメちゃんは若いなぁ・・・おっさんそんな元気でないわぁ」
おっさんは身体を労わる様にゆっくり立ち上がりユメの変装が終わるまで
応接用のソファーで横になっていた
ユメの変装も終わり、おっさんとユメは柴関の前まで来ていた
「確かこの時間はセリカちゃんのバイト出勤時間やないから
安心してユメちゃんも入れるで」
「アンラさん・・・私の為に気を使ってもらえるのは嬉しいよ・・・?
でも言ってる事がストーカーだよぉ・・・」
「言うなや・・・ただでさえ、先生の動向確認で監視しとるから
自分の中でもストーカー度高いと思ってるんやし・・・」
ユメのセリフでおっさんは心の中で目を背けていた事実を直視させられてゲンナリしていた
「まぁおっさんがストーカーなのかはさておき、柴関の前で不審な話しててもしゃーないから
さっさとはいろか~」
そう言いながらおっさんは柴関の中に入って行った
中に入るとまだ午前中だからか、お客は誰もおらず、
大将が厨房から声をかけてきた
「いらっしゃい!何名様ですか?」
「大将今回は二名でたのむわー!、ちょっと部下と色々話したいから
奥の方のテーブル席でもええかい?」
「おー!アンタか、もちろんかまわないよ。メニューはもう決まってるかい?」
「俺はいつもの特選柴関で・・・
「私は特製味噌ラーメンで」
「あいよー!直ぐに作るから、席に座って待っててくれ」
「ゆっくりでええしな~」
そんな大将とのやり取りをした後二人は
奥の方の入り口からは死角になるような位置のテーブル席へと腰かけた
「そういや、私にお話しがあるんですか?」
「この入り口から見えへん席座る口実やわ、
ここなら知り合い来ても姿をくらませたり出来るやろ。」
「あーなるほどー」
「早く、こんな隠れたりせんでもええようにしてあげれたらええんやけどなぁ」
「ううん、確かに寂しいけど、大丈夫だよ。
私もアンラさん達の計画に自分の意思で賛同したんだもん
それに、変装してお出かけするのも!スパイみたいで格好いいもんね!」
「ハハ、ほんまユメちゃんらしいわぁ
まぁスパイってかやってる事がキヴォトス全体に対しての工作員だから
あながち間違ってないんよなぁ」
そんな話をしていると厨房から大将が二人分のラーメンを持ってこちらにきた
「へい、おまちどうさん!・・・お嬢ちゃんちょっと前に来てくれた子か!」
「あ・・・、あの時*1はどうも、汚い恰好で来てしまってごめんなさいー」
「あー、あの格好はこっちの業務での変装やったんよ。
仕事終わりにそのままここに寄ったからなー」
「あー、治安維持のかい?そりゃー嬢ちゃんも大変やったなぁ
隊長さんも女の子にあんな格好させて外歩かせるとかは流石にどうかと思うで?」
「いやぁ・・・俺もちょっとどうかと思ったから今後は多分やらへんと思うわ」
「そうかい、まぁゆっくりうちのラーメンを堪能していっておくれ。」
そう言うと大将はまた厨房の方に引っ込んで行った
二人で柴関のラーメンを楽しんでいると、
入り口の方が少し騒がしくなってきた
誰かお客が来たのかとおっさんが目を向けるとそこには
テーブル席に座ろうとしている便利屋68の面々が居た
(ほーん、また便利屋68の子らか。確か初日以降も結構な頻度でここ通ってるんやったよなぁ)
そんな事をラーメンを啜りながら考えていると暫くして便利屋68の方のテーブルから
あるワードが聞こえてきた
「友達なんかじゃないわよぉーーーーーーーー!!」
その声を聴いた瞬間におっさんは啜ってたラーメンのスープで咽た
「ブフッ・・・ゲホッゲホ」
「ぇ?アンラさん大丈夫・・・?」
「だ、大丈夫、でもあの子らが便利屋68なんやけど、
以前言ってた風紀委員とアビドスの抗争の引き金があの言葉でね・・・
つまりはまぁこの後少ししたらアビドスの子らが来るから
ユメちゃんは今の内に逃げた方が良いね、光学迷彩の魔術は使えるようになったかい?」
「はい、同時起動はまだ無理ですけど、片方だけでしたら大丈夫です。」
「ほんなら俺がちょっと便利屋68と話ししてくるからそこで注目集めてる間に逃げといて」
「判りました。アンラさんもお気をつけて!【我、陽炎ノ様ニ消エ行ク者】」
ユメは文言を唱えると透明化になり、姿が見えなくなった
(さて、さっさと止めねーとお気に入りのラーメン屋ぶっ壊されるな)
柴関のテーブル席で便利屋68のアルが騒がしく何かを喚いていた
「わかった!!!何が引っかかってたのかわかったわ!問題はこの店、この店よっ!!」
「!?」
「どゆこと!?」
「私たちは仕事しにこの辺りに来てるの!ハードボイルドに!!アウトローっぽく!!」
「なのに何なのよ、この店は!お腹いっぱい食べられるし!!
暖かくて親切で!話しかけてくれて、和気あいあいで、ほんわかしたこの雰囲気!」
「ここにいると、みんな仲良しになっちゃう気がするのよ!!」
「それに何か問題あるの?」
「ダメでしょ!!メチャクチャでグダグダよ!
私が一人前の悪党になるには、こんな店は要らないのよっ!」
「私に必要なのは冷酷さと無慈悲さと非情さなの!こんなほっこり感じゃない!!」
「いや、それは考えすぎなんじゃ・・・」
「それって・・・こんなお店はぶっ壊してしまおうって事ですよね、アル様?」
「っへ?」
「良かった、ついにアル様のお力になれます」
そういってハルカが何かしらのスイッチを取り出した
「起爆装置?なんでそれを・・・」
「ハルカ、ちょ、ちょっと待っ」
「はーい、あぶねぇもんはおっさんが没収なー」
そう言いながらおっさんがハルカから起爆装置をひったくりながら
便利屋68の会話に混ざってきた
「っえ?!」
「「「!?」」」
いつの間にか自分達のすぐ近くにいたおっさんに対して
便利屋68の面々は一瞬で戦闘態勢になった
「おー、元気やなぁ・・・
せやけど、店の迷惑になるからここで戦闘はご法度やで?」
「あなた・・・ここでよく見るけど関係者?」
目つきの鋭いカヨコが目つきを更に鋭くさせてコチラに質問してきた
「いんや、ただの常連客。
ただ、数年通ってる店をアホな理由で吹き飛ばされたくはないんよね?」
「今・・・アル様をバカにしましたか・・・?」
ショットガンをおっさんに向けながらハルカの雰囲気が変わる
その瞬間おっさんの左手がブレる
【ドゴンッ】
おっさんの拳骨がハルカの頭に振り下ろされた
「うっ・・・い・・・たい・・・」
余程痛かったのかさっきまでの雰囲気が霧散し頭を押さえて地面に蹲ってしまった
「だから戦闘すんなって言ってるやろ」
その瞬間アルから銃を向けられその目には怪しい光が灯っていた
「・・・私の大切な部下にアナタ、何してるの?」
「おーおー、流石ヒナから逃げきってゲヘナを突破しただけあるな良い気迫やん。」
「・・・でも温い。」
そう言うとおっさんは便利屋68にだけ向けて殺気を叩きつけた
その殺気は、まるで実体を持ったかのように
空気ごと押し潰すように、便利屋68へと叩きつけられた
「まずは、一つおっさんからのアドバイスや、
少しでも相手の力量が掴めない場合は常に逃げの一手や。
逃げる事すら出来ない場合は・・・判るかいアルちゃん?」
「ッ・・・み、んな、動ける?私が、ココでこの人を抑えるから、皆はハルカを抱えて逃げて。」
「アルちゃんッ」
「そう、正解や。
まぁそもそも逃がす気は欠片もあらへんけどな?」
おっさんの言葉を聞いたアルは身体を震えさせながらも立ち上がった
「皆立って!絶対私がココで死守するから!早く逃げて!!」
「おー!凄い凄い!この圧できっちり動けるんか、
アルちゃん君の事経営者としては微妙やと思ってたけど、
人の上に立つ素質だけはピカイチやで。」
そういうとおっさんは便利屋68にかけてる圧を解いた
「まぁ正直に言うと別にここで戦闘するつもりは最初から無いからな、冗談や冗談。
おっさんが来たのは単純に悪い事した子供を叱りに来ただけや」
おっさんのさっきまでの殺気を浴びて頭の中の恐怖と葛藤していた面々が
急に圧を解かれ浴びせられた言葉がそれであった
「「「「・・・は?」」」」
それはもう全員揃って目が点になっており、アルに至っては白目*2になっていた
おっさんの圧から解放された便利屋68の面々は柴関のテーブル席に全員座らされていた
「まぁつう事でだ、まずはハルカちゃん。
さっきは頭ぶん殴って悪いね?でも君は人の話を最後まで聞かずに動くその癖を直しなさい。
君がそのままだと君の上司のアルちゃんがこんな風に叱られる事になるんだよ?」
「うぅ・・・すいませんでした・・・アル様・・・」
「よし次はアルちゃん、君や。
君の今回の悪い事は、一言で纏められるで。それは『監督不行届』ただ、この一言に尽きる。
仲良しこよしでやっていくのも大切やけど、会社っていうテイを成しているなら、
最低限締める所は締めておかないと今回みたいな大事に発展しうるんやで?
というかそういう問題はゲヘナでもあったんやろ?
そこを問題視して改善するのが上司の務めやで?」
「うぅう・・はい・・・はい。・・・ごめんなさい。・・・」
そんなおっさんのクソ真面目な説教がこんこんと便利屋68達に降り注ぐのであった
おっさんの説教が女子高生に降り注ぐ!!
たまに駅とか電車とか夜の街中とかで見る奴ですね
難癖付けてるおっさんも居れば正論パンチかまして気持ちよくなってるおっさんも居ますが、
このおっさんの場合はどっちかいうと経営者目線の叱責ですねぇ
如何せんおっさんも経営者なんで、同じ経営者としてアルちゃんには思う所あるんでしょうねぇ
そういやユメちゃんが初めて魔術使いましたね。
実はユメちゃんはちょいちょいおっさんに戦闘方法と魔術を教えてもらってます
なので今は昔よりも遥かに近接戦闘が上手くなっていますね。
戦闘用の魔術はまだ得意ではないです。
一応あるんですよ戦闘用の魔術。おっさんがチート過ぎて出番がないんですよ・・・
一応ここで出すとフィンガースナップ一つで任意の範囲の大気が爆散する魔術とかもありますね。
不意打ち以外だったら銃で撃った方が速いんですよ。
おっさん情報
おっさんの幼少期のお話
おっさんは小学生くらいの年齢からある宗教団体の神の先兵として洗脳教育を施されていました
仲間内で殺し合いを日常的に行い、生き残り続けたのがおっさんです。
ある時、神の先兵としての任務を遂行しているとその任務そのものが教えに反する事に気が付きました。教主という名の経典の神に直接尋ねた結果、異端審問として教団から命を狙われるようになりました。その幼少期のおっさんはそれはもうその当時からべらぼーに強かったので、
襲って来た自分の戦友達を自分の手で惨殺していきました。少年兵を全員殺して神の元にたどり着きその神も殺しました。
ですが、幼少期のおっさんは既に大量殺人のテロリストでした。平和な暮らしなぞ望めるはずも無く、数十年単位で戦い続ける事になりましたマル
前の話も含めてこんなおっさんの人生話しを透き通った青春学園物語に混入していいわけないだろ!!(白目)
おっさんが子供に特に優しい理由の根源がココですね、自分が殺した親友達にだぶるんです。