おっさんキヴォトスに行く 作:無い頭のおっさん
アロナ関係がプロット変更されるかも・・・
ばにたすばにたす
おっさんが便利屋68の説教から少しして
説教をこんこんとされて燃え尽きたように白目を向いているアルがいた
「さて、説教はここら辺にして、アルちゃん君に聞きたい事があったんよね。
君、なんか焦ってたやろ?」
「・・・え?」
「大方、依頼主からの口封じで部下に被害が出るかもしれないって頭がいっぱいになってたやろ?
後、アビドスの子らに情が出てきて依頼遂行そのものをやりたく無くなったって所かな?」
「な・・・なんでアナタがそれを知ってるのよ?」
「いやだって、おっさんこの自治区の治安維持部隊だから、
そういう不穏分子の情報は逐一入るようになってるんよ?」
「ふぅーん、アルちゃん最初っから泳がされてたって事らしいよ?」
「なななな・・・なっ・・・なんですってーーー!!!??」
おっさんのセリフからムツキが事実に辿り着いてアルに教えた結果アルはいつもの顔で
いつものセリフを披露していた
「おーお家芸やなぁ、このおもろいのいつも君ら見てるんやろ?」
「くふふ~いいでしょ~?」
「ええなぁ・・・うらやましいついでに、
君らが抱えている問題を全部解決出来る方法あるんやけど、
乗らんかい??ちなみにスッゲーアウトローな依頼やで。」
「!!依頼って事ね。要件を聞きましょうか。」
さっきまで白目を向いていたが、アウトローな依頼と聞き急に顔がキリっとし始めたアル
「ぷふっ・・・あーっと依頼内容なんやけどな、おっさんの仕事手伝わない?って事やな、
おっさんはある企業に所属しとるんやけど、
そこで活動する上でちょっと人手が必要な時に君らの手を借りたいんよね、
ちなみに報酬でアビドス都市部であれば好きな所の事務所を提供と、
達成報酬で追加報酬を渡すで、アビドス都市部のビル群の殆どはうちらの管理ビルやからね。
おっさんからの依頼の時以外は自由にしてていいさかい。」
「それだけ聞くとアウトローな依頼には聞こえないのだけれど?」
「アウトローなのはその後の依頼する内容次第だからねぇ
例えば砂漠の真ん中の悪い大人たちの要塞からお姫様の救出とか
ミレニアムの秘密都市に潜入して要人救助とか
トリニティとゲヘナのトップが居る所に潜入して要人救助とか
アビドスの子らと協力して砂蛇ハントに出かけたり、
宇宙船に拉致された要人救助だったり
氷の大陸に出張して小さな子供達を助けたり
まぁ今あげた依頼内容は冗談だけどこんな感じの内容の依頼が降ってくると思って?」
おっさんがおちゃらけた様子で荒唐無稽な依頼内容を上げていく
「うふふ、楽しそうな依頼ね?いいわ!その依頼受けましょう!
でも私達でも無理そうな依頼は断らせてもらうわよ?」
「そらもちろん無理強いはせんよ。
ほんならまた今度事務所の物件の候補地を送らせてもらうから
モモトークの交換してもええかい?」
そう言いながらおっさんはアルにモモトークのQRコードを見せた
そのおっさんが見せたQRコードを読み込みながらアルが口を開いた
「事務所なんだけれど、アナタの所属している企業と同じビルでもいいかしら?」
「お、おぅ別にええよ?
たまーにうちの社長がキレて、蹴り入れてビル全体が揺れたりするけど
それでもええなら全然ええで」
「え・・・アナタの雇い主さんそんなに短気なの・・・?」
おっさんの話を聞いてどんな化物が社長なのかかなりビビっているアルが居た
「いや、ちょっとおちょくり過ぎてたまに爆発するだけ。」
「そ、そう・・・仲がいいのね・・・?」
そしてそんな化物に対して平然とおちょくると言ってのける
この目の前のおっさんに引いてしまっていた
便利屋68との契約が終わり、カウンターの傍まで来たおっさん
「大将騒がしくしてすまんなぁ」
「おー、店を守ってくれたんだろ?感謝こそすれ怒る事は無いわ。」
「そう言ってもらえると嬉しいわ、俺らの分とあの子らの分の会計払っとくわ。」
そう言いながらおっさんはカウンターに全員分の料金を置いた
「本当に子どもには甘いよなぁアンタは」
「ははは、普通や普通
最近来た先生とかも同じ事すると思うで。」
そんな話を大将としていると、
おっさんは感知範囲に何かしらの飛翔物体が高速でこちらに近づいてくるのを感じた
「はぁっ?!・・・ッ、来るぞ!アルちゃん伏せろ!!」
おっさんは飛来物を認識した瞬間にカウンターを飛び越え、
大将を庇いながらアルに叫んだ
その瞬間柴関に何かが当たり大きな爆発を引き起こした
おっさんは自分の上に圧し掛かった柴関だった瓦礫をどかし、大将の安否を確認する
「大将!おい無事か?!」
「あ、ああ、隊長さんに庇ってもらったおかげでかすり傷程度ですんだ」
「ちょっとここで待っててくれ、あの子らの様子も見てくる」
そうおっさんは大将に言い、便利屋68が居た場所付近の瓦礫をどけ始めた
「アルちゃん達!おるか?!返事してくれ!」
「ここに・・・居るわ・・・」
微かに声が聞こえ、その方向に掘り進めると
「ゴホッ、ゴホッ・・・うわぁ建物が無くなっちゃってるよ」
「ケホッ・・・これは一体・・・」
「うう・・・」
「ゴホン、ゴホン・・・な、何これ!?何が起きたの?!」
そう言いながらアル達が出てきた
「おぅ皆無事で良かったわ。せっかく出来たご近所さんが居なくなる所やったわ」
「ちょ、ちょっと縁起でもない事言わないでちょうだい!」
アルがおっさんが言った言葉に顔をぎょっとして反応する
「まぁ状況が判らんと思うから言うとな・・・
どっかのカスがここに砲撃ぶち込んでくれたらしいわ・・・
ちょっと俺は仕事で出ないと行けへんから、
アルちゃん達は大将の介抱をお願いしていいかい?」
そうアンラが言うと目の前に居たアルがアンラの目を見て怯えた様に頷いた
「え、ええ・・・ま、まかせて頂戴。」
そのアルの言葉を聞き終わるとおっさんは立ち上がり
瓦礫を跨ぎ表通りまで一歩一歩ゆっくりと進んで行く
アンラの歩みは地面を踏み砕く様な怒りを孕んでいた
(さて、下手人はどいつや。
カイザーのカスか?いやどいつでもええわ。
人がせっかく回避した柴関爆破を何が何でも実行したいっていう
そして表通りに出たアンラが目にしたのは
数百メートル先に部隊を展開していたゲヘナの風紀委員会の面々だった
「なる、ほどな。
原作でも確かに迫撃砲は撃ってたなこいつ等
それが修正されて柴関の中に居た便利屋に向かったと。」
「ハハハ、クソ面白れぇ話やないか。
さて、舐めた真似したクソガキからどんな言葉が聞けるかね・・・」
柴関から数百M離れた場所にて、部隊を展開している風紀委員会内で通信が入った
『ターゲットに着弾、確認しました。』
榴弾兵からの弾着報告を受けて、銀色の髪を横でツインテールにしている
イオリが部隊に指示を出していく
「よし、歩兵、第二小隊まで突入。」
「・・・イオリ、一般人が複数名巻き込まれたようですが、」
イオリの横で控えていたローツインテールの少女チナツがイオリに疑問を持ち掛けた
「便利屋68と一緒に居たのか?だが、一般人よりも公務が優先される。
もし何か言ってくるようであれば、公務の執行を妨害する輩は全員敵だ。」
「そうか、それが君らの組織全体の意思だと受け取ってもいいんやな?」
そんな二人の会話に割り込むようにいつの間にか部隊の目の前にアンラが居た
「「!!」」
急に現れたローブ姿の不審者に対してイオリとチナツ、
それと展開中の風紀委員会の部隊が銃をアンラに向かって構えた
「道理を弁えてないお前らクソガキと違って一応警告はしたるわ。
こちらはアビドス治安維持部隊【アビドスのティーパーティー】だ
お前らはアビドス自治区内で認可の無い部隊の展開を行い、一般人の所有建造物に対して
警告無しでの爆撃を行った。即時武装解除を行い投降しろ。」
おっさんの言葉を受け、イオリは怪訝な顔をした
「アビドス治安維持部隊?チナツ知っているか?」
「いえ・・・そんな存在が組織されたとの報告は上がっていません。」
そんな確認作業を行っていると二人の近くでホログラムが出現した
『そちらの方の勧告に対し正式に回答させて頂きます。』
横乳が丸出しの服として欠陥品を恥ずかしげもなく着ている変態、アコが出てきた
『こんにちは、アビドス治安維持部隊さん、
私はゲヘナ学園風紀委員会所属の行政官、天雨アコと申します。
こちらの作戦執行は正当なものな為先ほどの勧告は受け付けられません。
それとアビドスはいつからトリニティの傘下になられたので?』
「ははは、おもろい事言うな横乳。
こっちの部隊員がロールケーキ食いながらティーパーティーしてて
決めた名前なんでな名前が似てるだけや。」
「それで、先ほどの勧告を無視されると
此方としては武力行使による制圧という手段を取らざるを得ないが?」
『あなた一人で何が出来るとおっしゃるので?』
「俺一人でか?お前らのカス以下の治安を一瞬で鎮静化出来るな?
二年位前にやってやっただろ?大掃除。お前らゲヘナがあまりにも不甲斐ないからな」
『ッ!?あなたが?!・・・確かに外見的特徴に一致しますね・・・
ですが、それでもこれだけの大部隊をあなた一人でどうにか出来るとでも?
それにたかだか一般人が少し巻き込まれた程度、凶悪犯の確保に比べれば些細な問題です。』
「そうか、もう・・・喋らんでもええぞ。」
そう言った瞬間にアンラから殺気が周りに放たれた
その殺気は大気を軋ませ、都心部一帯に静寂をもたらした
その圧を至近距離で浴びた風紀委員会の部隊は指一本動かせなくなった
「アコだったかアホだったか?お前の建前なんぞどうでもええんや
どうせ、アビドスに滞在している先生の身柄が目当てだろ?
まぁガキが背伸びして政治ごっこするのは大いに結構や、大人になってから役に立つしな?
お前の建前の凶悪犯を捕まえるっていう警察ごっこをするのもまぁ結構な事や」
「だが、カタギに手を出した。
あまつさえそれを些細な問題と片付けた。
これらはいただけねぇなぁ・・・」
そう言うとアンラは腕章を取り出し自身の腕に付けた
そこにはアビドスの校章の真ん中の太陽がティーカップになったマークが付いていた
「ゲヘナ風紀委員会に告げる。
アビドス自治区治安維持組織【アビドスのティーパーティー】の権限を持って
お前らを掃討対象として認定する。」
「喜べ
今からどちらかが滅ぶまで戦争をしようじゃねぇか」
アンラの宣言に我に返ったのか、威圧の恐怖を振り払い
アコが口を開いた
『待ってください!落ち着いてください!
私達はあなた方自治区と戦争をする為に来たのではないのです!』
「よそ様の自治区内で大部隊を展開しておいて、
戦争する気が無いでは話が通らないぞ?」
『それは!ですから先ほどから申しました通り!』
「便利屋68の身柄か?アビドスに話を通さずに、
自治区内で兵力の運用を行う理由が・・・それか?」
「一つ提案してやる。
お前の上のヒナ委員長に通信を繋げろ。」
『ッ!委員長は只今出ち・・・』
アコが言葉を言い切る前にアンラが銃を抜き、
風紀委員会の部隊の居ない後ろに狙いを定め、引き金を引いた。
赤い軌跡と共に弾丸が発射された。
その弾丸は着弾した瞬間、キヴォトス人でも
食らえば決して無事では済まないであろう爆発が起こった
「繋げろ。」
『っ・・・判りました。』
下唇をかみしめながら通信を繋げた
少しして別の通信が繋がったのか、別の声が聞こえてきた
『こちら、ゲヘナ学園風紀委員会所属の風紀委員長の空崎ヒナよ。』
「こちらは、アビドス自治区治安維持部隊【アビドスのティーパーティー】だ。
現在そちらの兵である風紀委員会がアビドス自治区内にて無許可での兵の運用と
一般人に向かっての無警告による砲撃が行われた。
そちらの指示によるものか?」
『・・・私の指示ではないわ、でも今部隊を止めに現場に向かっている所なの
出来れば穏便に済まして欲しいのだけれど。』
「風紀委員会の行政官殿がそちらによる一般市民への無警告による爆撃被害を
些細な問題と発言されている。
これを受けて当方は宣戦布告と受け取っているが?」
『・・・アコ、それはどういう事?』
『ヒナ委員長・・・ち、違うんです。
便利屋を捕まえるために出てしまった犠牲でして』
『・・・はぁ・・・アコ、貴女はもう何もしないで、
通信を切って私が帰ってくるのを待ちなさい。
帰ったら処罰を言い渡すわ』
『・・・はい・・・』
そうアコが呟くとアコのホログラムが消えていった
『今回の事は全て風紀委員会の落ち度です。
正式に謝罪させて頂きます。』
「風紀委員会の謝罪を受け取ろう。
だが、治安維持組織として発令した制圧令の撤回は組織の同盟たるアビドス生徒会に一任する
よって被害者に対する賠償などの話し合いは生徒会と話し合ってもらいたい。
そこで正式に和解の成立を確認でき次第、こちらの組織は命令を撤回させていただく。」
そうアンラが言うと殺気が霧散しいつものゆるいおっさんの雰囲気に戻った
「すまんな、ヒナちゃん。
これはこっちも仕事として締めないと行けない所やからな
君がなんも悪くないのはわかってても互いに組織の長としてのケジメは付けないとやからな」
「ええ、わかっているわ
今回はかなり手間をかけさせちゃったわね」
そんなおっさんの言葉が言い終わるのとほぼ同時にヒナが現地に着いた
「まぁそれは確かにな。
以前そっちに貸した一件と今回の一件でチャラでいいで。」
「ふぅ・・・あなたを自由に使える権利を
こんなくだらない事で消費してしまうなんてね・・・」
「い、委員長・・・この人と知り合いなのか・・・?」
「ええそうよ、イオリ。
大体二年ほどの付き合いになるわ。」
「おっさんがゲヘナで暴れてる時にたまったま出くわしてな。
クッソしつこく追い掛け回された事が出会いだったな」
「事情聴取しようとしてるのにあなたが逃げるからよ」
「いやスゲー人相で銃口こっちに向けて
今直ぐ殺すみたいな雰囲気で言われたら誰でも逃げるやろ」
「私の人相は元からよ。」
「いやちゃうやろ、ちゃんと寝てストレス発散してたら
もっと良い顔してたぞヒナちゃん」
「これはセクハラね?貸一でいいかしら?」
「いや、これセクハラか?もう言ったもん勝ちじゃねーかよソレ
まぁなんでもええわ・・・
そろそろアビドス生が来る頃やからおっさんはそろそろ失礼するわ。
話し合いはそっちでやっといてくれ。」
「ええ、わかったわ」
おっさんはヒナの言葉を聞くと同時に足に力を入れてどこかに飛んで行った
ヒナちゃん出てきましたね!
おっさんが二年前に賞金稼ぎしてた時に
音速で動いてるおっさんに対して延々と追い掛け回してきたとんでも女の子です
その当時は連絡先だけ一旦交換して見逃してもらいましたが、
アビドス生徒会に呼び出された後にヒナちゃんにも口止めを行いそこで貸一が付きました
後、前から治安維持部隊の存在を仄めかせてましたが、やっと出てきましたね。
名前の由来は作中でも言ってたとおりユメがティーパーティーしながら考えました。
ちなみに最近のユメは今までは「トリニティに関わりのない上にアビドスみたいな弱小組織が勝手に名前使っててもまぁバレないよね。」がおっさんが本物のティーパーティーと懇意にしてる為、
バレるじゃん!?ってなってます
後、部隊の隊長がアンラで隊員がユメです。
ユメはたまに、ストレス発散で治安維持活動を行っているので、その結果肩書きが必要やったから隊員扱いと言う感じです。
アビドス自治区治安維持組織第一部隊【アビドスのティーパーティー】
エンブレム
【挿絵表示】
おっさん情報
幼少期から指名手配されたおっさん
十年以上殺しに来る奴だけ全員叩きのめしてそれ以外は一切攻撃しないようにしていた結果
殺す事は出来ないが、こちらから手を出さなければ
危険ではない存在として周囲から認知されるようになりました
やっと平和に暮らせるおっさん。まぁ周りからしたら捕まらない殺人鬼が住んでる状況ですが。
嫁さんと出会ったのはこの頃からちょっとあとですね