おっさんキヴォトスに行く   作:無い頭のおっさん

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ばにばに・・・
冷静に考えるとおっさんが全裸の幼女(見た目)と一緒に居るって絵面犯罪だな。

ばにばに・・・


おっさん廃墟に行く

現在、モモイとミドリ、そして先生とおっさんでミレニアム郊外の廃墟に来ていた

 

「・・・」

 

「・・・ねぇ、お姉ちゃん。

一体いつまでこうしてればいいの?」

 

「静かに。あっ先生、もうちょっと頭下げて!」

 

モモイがそう言い終わる頃、武装したロボット達がモモイ達が居る所を通り過ぎた

 

 

「はぁ・・・じゃまくさいとこ来てもうたなぁ・・・」

 

「ひゅー、もう行ったかな?よし!じゃあ行こう!

アンラさんも愚痴ってないで早く行くよー!」

 

「よし、じゃない!

いったいここは何!?あんな謎のロボットが、数え切れないぐらい動き回ってるし!」

 

「何って、ミドリ

もう何回も言ってるじゃん。」

 

モモイが目を輝かせながら言い放った

 

「【廃墟】だよ!」

 

 

「ん-拳骨落としてぇ・・・」

「"まぁまぁアンラさん落ち着いて・・・"」

 

 

「出入り禁止の区域って言うからまぁ、ある程度の危険は覚悟してたけど。

いやぁ、冷や冷やするね!」

 

「あのロボット、いったい何なんだろ・・・?」

「ううん、それより、あんなのがいくつも徘徊してるこの【廃墟】って一体何なの?」

 

「うーん、私もヴェリタスからちょっと聞いただけだから、わからない事だらけだけど・・・」

「ヒマリ先輩いわく、【キヴォトスから消えて忘れ去られたものが集まる、時代の下水道みたいな場所なのかもしれない】って言ってたんだ。」

 

「ヒマリ先輩って、ヴェリタスのあの、車椅子に乗った美人のヒマリ先輩?」

「いつもRPGの賢者みたいに私は何でも知ってますよって感じのヒマリ先輩が、

【かもしれない】って言葉を使うのも珍しいね・・・それくらい未知の世界なんだね。」

 

「うん、それでね、ヴェリタスに【B.Bible】の捜索を依頼したら、座標を教えてくれたの。

最後に【B.Bible】の稼働が確認された座標をね。」

 

「ほんで、その座標がこのクッソ危険地帯やったと。」

 

「うん!そうなの。だから出入り禁止の区域に入る為にも

シャーレの権限で先生に居て欲しかったんだ。」

 

「おっさん帰ってええ?」

 

「ダメだよ!アンラさん一人で帰ったらヘイローもないし危ないよ!」

 

「ここに居っても危ないんやけどなぁ・・・」

 

「大丈夫!いざとなったら私とミドリが

アンラさんと先生を守ってあげるから!」

 

「さよけ、ほんなら戦闘が起こったら全部任せて俺と先生は後ろでガタガタ震えとるわ。」

 

「"あの・・・アンラさん、二人には・・・"」

「言ってへんよ。ヘイロー無しのおっさんが戦えるのは。

それに、言ってたら多分先生も戦力に数えられてたで?」

「"うっ・・・それは普通に死にますね・・・"」

「せやろ。」

 

 

「お、モモイ。早速出番やで。

さっきのモモイの大声でロボットがこっちに気づきよったわ。」

 

「えっ・・・」

 

「お姉ちゃん・・・」

 

モモイの大声で寄って来たロボットが銃を構えて此方を狙ってきていた

 

「うわわわ、ど、どうしよう!?」

 

「"あっち!工場みたいなのが見えるよ!そこまで戦いながら逃げ込もう!"」

 

「え、こ、工場?」

 

「お、先生ナイス!急いでロボット達を突破してあの工場に逃げ込もう!」

 

「先生、戦闘指揮をお願いします!」

 

「ほんなら、作戦内容も決まったし、先生失礼するでー」

 

そう言うや否やおっさんは先生を横抱きにして走り出した

 

「"ちょ、ちょっと!?アンラさんこの抱き方は恥ずかしい!?"」

 

「アホな事ゆっとる場合か。回避運動はこっちでやっから、ちゃっちゃと指揮したれ。」

 

「"うー・・・モモイ!ミドリ!速攻倒して奥まで行くよ!"」

「盾持ち重装兵が前面にいるから、ミドリ!盾の隙間を狙って本体を攻撃して!」

 

「ドットを打つように緻密に・・・!」

 

ミドリがそう呟くと共に数発の弾丸が敵重装歩兵に吸い込まれ、倒れていく

 

「モモイ!敵の守りが薄くなった所に銃弾をばら撒いて!!」

 

「私の怒りの弾丸を食らえー!」

 

モモイがばら撒いた一発一発でロボットの歩兵が次々と倒れ伏していく

 

「おー、この子らも強くなったなぁ・・・」

「"アンラさん・・・モモイとミドリにも神秘の使い方教えましたね・・・?"」

「いや、直接的には教えてないで?知り合いの話としてこういう感覚っていうアッバウトなアドバイスは送ったけどな。」

「"まぁ二人が強くなってる分にはいいんですけど・・・"」

 

 

 

 

 

 

ロボットの群れをモモイとミドリがなぎ倒しながら工場へと到着した

工場の中は、不気味なほど静かだった

 

さっきまで響いていた銃声が嘘みたいに、

ただ、遠くで機械音だけが低く唸っている

 

鉄錆の匂い

油の焼けた臭い

 

そして、

何十年も誰も居なかったような、冷たい空気

 

 

「あれ・・・?あのロボットたち、急に追ってこなくなった?

この工場に入るまでは、恐ろしい勢いで向かって来たのに。」

 

「何でかわかんないけど、とにかくラッキ~、で良いのかな?」

 

「良くないよ!?うわあああん!!もういや!いったいなんでこんな所で、

ロボット達に追われなきゃいけないの?!」

 

「落ち着いて、ミドリ。生きていればいつか良い日も来るよ。」

 

「今日の話をしてるの!そもそもお姉ちゃんのせいでしょ!」

 

「とにかく、本当にここ、何をするところなんだろ・・・」

 

「まぁとりあえず奥まで行ってみたらなんかあるんちゃうか?」

 

「・・・アンラさんはいつまで先生の事お姫様抱っこしてるの・・・?

なんかもう先生が顔を抑えて固まっちゃってるよ・・・」

 

「あ?なんか大人しなったと思ったら固まっとったんか。」

 

そういいながらおっさんは先生を地面に下した

 

「"・・・・・・言ってやる・・・"」

 

「ん?どした?先生」

 

おっさんが先生に問いかけると顔を上げて半泣きでおっさんを睨んできた

 

「"あとでユメさんに言ってやる!"」

 

「は?!いやいや、まてや先生!確かにセクハラやったかもしれんが!

戦闘中は流石に緊急事態やろ?!」

 

 

 

 

そんな大人二人の喧嘩を白い目で見た後モモイとミドリは二人を置いておいて、

周りの探索を開始した

 

「なにも無いね、お姉ちゃん。」

 

「うーん・・・ロボットがここで止まったってことは何かありそうなんだけどなぁ・・・」

 

 

そんな二人が周りの探索を行っていると、

四人が居る部屋全体に放送が流れた

 

『接近を確認』

 

「えっ、な、なに?」

 

「部屋全体に、音が響いてる・・・?」

 

「お?モモイなんか触ったんか?」

 

流石に大人二人も喧嘩を止めモモイとミドリに合流した

 

「アンラさんなんで私指定なの?!」

 

「いやまぁ・・・モモイやしなぁ」

 

『対象の身元を確認します。才羽モモイ、資格がありません。』

 

(あー・・・これか、原作にあったなぁこんなギミック・・・)

 

「え、え!?なんで私の事知ってるの?」

 

『対象の身元を確認します。才羽ミドリ、資格がありません。』

 

「私の事も・・・一体どういう・・・?」

 

『対象の身元を確認します・・・アフリマン・・ザザザザザザザ

 

「え?何語・・・?ってか順番的にこれ先生かアンラさん?」

 

「あー・・・多分おっさんやと思うぞ。

おっさんの故郷の言語だから言語化出来なくてバグったんやろ。」

 

『対象の身元を確認します・・・【聖良(セイラ)先生】』

 

「わ、先生ってセイラって名前なんだ!かわいい!」

 

「凄く綺麗な名前ですね。」

 

「"あはは、ありがとう二人共"」

 

『資格を確認しました、入室権限を付与します。』

 

「え!どういうこと?!先生はいつこの建物と仲良しになったの!?」

 

「"うーん・・・覚えはないかな・・・?"」

 

『才羽モモイ、才羽ミドリの両名を先生の生徒として認定、同行者にも資格を与えます。』

『承認しました。』

 

先生が徐にモモイとミドリの二人の間に歩み寄る

 

(さてと・・・おっさんも準備しとかんとなぁ・・・)

 

『下部の扉を解放します。』

 

「・・・下部の扉?この目の前の扉じゃなくて?」

 

「それより、下部ってもしかして・・・」

 

そう言いながらモモイとミドリは自分達の立ってる床に目線を落とす

 

「さ、さすがに違うでしょ。どこからどう見てもただの床――」

 

ミドリが言い終わる前にモモイとミドリを先生が小脇に抱えた

 

「「え?」」

 

それと同時に足元から

 

【ガチャン】

 

という音共に床が消えた

 

「ゆ、床が無くなっ・・・落ちるっ!」

 

「うわわわっ!」

 

「お姉ちゃん!アンラさん!先生!きゃあぁぁぁっ

 

四人がどこまで続くかも見えない程暗い穴に落下していった

 

 

 

 

「"アンラさん!着地は任せました!!!"」

 

「おっさん使いの荒い先生やなぁ!!!」

 

そう言いながらおっさんが右手を前に出し親指と中指をくっつけ、

 

【パチン】

 

とただのフィンガースナップを行った

 

 

瞬間穴の下の方で大気が震え、爆風が昇ってきた

 

「"ちょっちょ!!雑過ぎませんか?!"」

 

「爆発の衝撃はアホの子バリアでなんとかせい!」

 

瞬間四人は爆風に呑まれる

 

 

 

 

 

 

 

「うーん・・・」

 

落下のショックで気を失っていたミドリが目を覚ました

 

「あれっ、お姉ちゃん?アンラさん?!先生?!」

 

目を覚ますと同時に、自分達が穴に落ちた事を思い出しパニックになりそうになっていたが

そんな、ミドリの横からのんきな声でモモイが声をかけてきた

 

「いやー、流石に死ぬかと思った・・・」

「お姉ちゃん大丈夫?!・・・あれ?先生とアンラさんはいったいどこに?」

 

「"ふぉふぉ(ここ)に・・・。"」

 

「ひゃぁっ!?な、なっ、なんで!?どうして私たちの下に居るんですか!!?」

 

「どうしてって・・・落ちる前にとっさに先生が

私たちを抱きしめてクッションになってくれたからでしょ。」

 

「あっ、ご、ごめんなさい・・・

びっくりしちゃって、てっきり先生に【そういう趣味】があるのかと・・・」

 

「いや、今の言葉に対しても、もう一度謝った方が良いと思うけど・・・」

「それより、アンラさんが居ないんだけど、何処?」

 

そう言いながらモモイは当たりを見渡すもアンラの姿が見えなかった

 

「おー、おっさんはここやで。」

 

そんな声が自分達の頭上から降ってきた

 

「アンラさん上にいたん・・・だ・・・え?」

 

モモイがおっさんの声の元を辿って上を向いたら、

そこにはおっさんがコンクリートの壁に指を突きこんでぶら下がってる姿があった

 

おっさんの上のコンクリートには何かに引っかかれたかのように

5本のラインが深々と刻まれており、そのラインはおっさんのいる場所まで繋がっていた

 

「よっと、」

 

そんな声と共に指を壁から抜いて地面に着地するおっさん

 

「え・・・えぇ・・・」

 

「"アンラさん、着地ありがとうございました。"」

 

「ええよー、爆風で減速した上で最後に先生掴んで減速しただけやしな。」

 

「え?え?待ってまって?先生!?絶対!今!これ!おかしかったよ?!」

 

「そ、そうですよ!アンラさんは私たちと違って身体が弱いのに!」

 

「"うーん・・・私の身体が弱いのはあってるんだけど・・・"」

 

「あー・・・まぁおっさんはちょっと鍛えとるだけや。」

 

「「絶対嘘だよね!?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて・・・先生。」

「"うん。"」

 

そう言いながら大人二人はある一角を見つめた

そこは、荒廃した研究所の様な見た目だった

だが、ある一部だけ、屋根が崩れ無くなったのか屋根から光が差し込み・・・

 

その光の中心には、

近未来的な椅子が置かれていた

 

そして、

その上で一人の少女が静かに眠っていた

 

長い黒髪

白い肌

機械仕掛けの廃墟の中だというのに、

まるでそこだけ切り取られたみたいに静かな空間

 

「・・・」

 

先生が小さく息を呑む

 

その横で、

おっさんもまた黙ったまま少女を見つめていた

 

「・・・おったなぁ。」

 

「"・・・ですね。"」

 

その短いやり取りに、

モモイとミドリが同時に首を傾げた

 

「え?なにその反応。」

 

「まるで知ってたみたいな言い方してません?」

 

「んー?」

 

おっさんは誤魔化すように視線を逸らした

 

「まぁおっさん勘が鋭いからな。」

 

「絶対違うよね!?」

 

ミドリが即座にツッコむ

 

そんなミドリのツッコミをスルーし、

おっさんが寝ている少女の元に向かおうとした時

 

「お、おい?」

「"流石に生徒の全裸を見せる訳にはいきませんからね?"」

 

先生がおっさんに目隠しを付けてきた

 

 

 

そんな先生とおっさんのやり取りを尻目に、

モモイとミドリは寝ている少女の元に近づいていた

 

「お、女の子?」

 

「この子・・・眠ってるのかな?」

 

「・・・返事がない、ただの〇のようだ。」

 

「不謹慎なネタ言わないで!それに屍っていうか・・・ねぇ、見て。」

「この子、怪我とかじゃなくて・・・【電源が入ってない】みたいな感じがしない?」

 

「そう?確かに言われてみれば、何だかマネキンっぽいね。どれどれ・・・」

 

そう言うとモモイは眠っている少女に近づいて指で突いた

 

「すごい、肌もしっとりしてるし柔らかい・・・あれ?ここに何か、文字が書かれてる。」

 

「・・・AL-IS・・・?」

「・・・アル、イズ・・・エーエル、アイエス?

どう読むのかわからないけどこの子の名前かな?」

「アリス・・・?」

 

「ちょっと待って、これよく見ると全部ローマ字なわけじゃなくて、AL-1Sじゃない?」

 

「え、そう?」

 

「いったいこの子は・・・それにこの場所、いったい何なんだろう?」

 

「まぁそんなんは置いといて、流石に・・・な。」

(ほんま・・・まるで普通の子供やな・・・)

 

そう言いながら、

自身のローブを少女へ羽織らせる

 

乱暴そうな動き

けれど、

少女の髪を巻き込まないようにする指先だけは

妙に丁寧だった

 

「アンラさん、ローブだけじゃかわいそうだから、私の予備の服あるから着せてあげるよ。」

 

「それもそうか、ほなミドリ任したわ。」

 

「"本当にそれ見えてないんですよね・・・?"」

「先生のおかげで【視覚】は一切見えんな?」

 

 

 

「よし。これでいいかな。」

 

着せ終わった事を聞いたおっさんが自分に付けられた目隠しを取った

 

そこには、ミドリの予備の制服を着込み、何故かおっさんのローブも羽織ってる少女が居た

 

「ん?・・・なんでおっさんのローブも着せてるんや・・・?」

 

「せっかくのアンラさんのやさしさを無碍にしないためです。」

 

「お・・・おう・・・自分で渡したけど・・・なんか不味い気がして来たな・・・」

 

そんな雑談をしていると

 

【ピピッ、ピピピッ】

 

そんな電子音がどこかから鳴り響いた

 

「ん?」

 

「な、何この音!?」

 

「警報音みたいだけど・・・もしかして近くにロボットがいるのかな?」

 

「ううん・・・【この子】から聞こえた気がする。」

 

「え?ま、まさか・・・」

 

『状態の変化、および接触許可対象を感知。休眠状態を解除します』

 

そんな音声と共に少女の閉じていた目が開かれた

 

 

「め、目を覚ました・・・?」

 

「・・・状況把握、難航。」

「会話を試みます・・・説明をお願いできますか。」

 

「え、えっ?せ、説明?なんの事?」

 

「せ、説明が欲しいのはこっちの方!あなたは何者?ここは一体何なの!?」

 

「本機の自我、記憶、目的は消失状態であることを確認。データがありません。」

 

「ど、どういうこと・・・?い、いきなり攻撃してきたりしないよね?」

 

「肯定。接触許可対象への遭遇時、本機の敵対意思は発動しません。」

 

「うわ、凄い。ロボットの市民ならキヴォトスによくいるけど、

こんなに私たちに似てるロボットなんて初めて。」

 

「うーん・・・先生、どうしましょう?」

 

「"接触許可対象ってどういう意味か教えてくれる?"」

 

「回答不可、本機の深層意識における第一反応が発生したものと推定されます。」

 

(ん?・・・深層意識・・・?今思うと、これはまるで・・・)

(アリスは微かにでも覚えとるんか・・・?)

 

「深層意識って何の事・・・?」

 

「うーん・・・工場の地下、全裸の女の子、おまけに記憶喪失」

 

「厄介事の役満やな?」

 

おっさんがモモイにそう言うと、モモイは何か思いついたのか

にやりとおっさんを見つめてきた

 

「ふふん、アンラさん私良い事おもいついちゃった。」

 

「さよけ・・・」

 

「いや・・・今の言葉の羅列からは、嫌な事しか思い当たらないんだけど・・・」

 

そんなやり取りを目覚めた少女が首をひねりながら見ていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中ロボットに遭遇する事無くゲーム開発部の部室まで戻って来れた一行

 

そこには、なぜここに連れて来られたのか一切理解していない

無垢な表情をしたさっき起きたばかりの少女が居た

 

「???」

 

「ねぇ、ちょっと!?」

「この子を部室にまで連れてきてどうするの!」

 

部室まで連れてきた主犯であるモモイの首を絞めながらミドリが叫んでいた

 

「うっ、首絞めないでって!苦しっ、ゲホッ、ゲホッ!」

 

「し、仕方ないじゃん。そもそもあんな恐ろしい

ロボット達が居る場所に置いて行くわけにも・・・」

 

そんな事を言いながら二人は少女の方を見つめた

 

 

 

「ほーら、そんなモモイのばっちー手垢の付いた

コントローラーなんか食べたら、ぽんぽん痛くなるぞー」

 

そう言いながらおっさんは少女からモモイのコントローラーを取り上げていた

 

「代わりにアメちゃんでも食っとき、」

 

そういいながら少女の口にアメを突っ込んだ

 

「・・・♪」

 

「気に入ったようで良ったわ。」

 

 

 

二人が見た先にはまるで育児中のようなおっさんが居た

 

その光景を見なかった事にして続きを話し始めた

 

「・・・・・・やっぱり、放っておくわけにはいかないでしょ。」

 

「それはそうだけど・・・」

「今からでも、連邦生徒会かヴァルキューレ辺りに連絡した方がよくない?」

 

「それはそうだけど・・・それはまだ。」

「私たちのやるべきことが終わった後にね。」

 

「やるべきこと?」

 

「さて、とりあえず名前は必要だよね。【アリス】って呼ぼうかな。」

 

そう呼ばれた少女が口でアメを転がしながら反応を返した

 

コロコロ・・・本機の名称、【アリス】。確認をお願いします。」

 

「ちょ、ちょっと待って!それお姉ちゃんが勝手に読んだ名前でしょ!?」

「本当ならAL-1Sちゃんなんじゃないの?」

 

「そんなに長いと呼びにくいじゃん。どう、アリス?気に入った?」

 

コロコロ・・・肯定。」

 

どこか輝いた目をしてアリスが反応を返した

 

「本機、アリス。」

 

「あはは!ほら、見たか私のネーミングセンス!」

 

「うーん・・・本人が気に入ってるならいいけど。」

 

(まぁ実際ネームセンスはええんよなぁ・・・)

(ミレニアムで一番いいんじゃねーの・・・他が酷いってのもあるやろけど。)

 

 

満面の笑みで明るくモモイが言い放った

 

「さあ、それじゃ次のステップに行ってみよっか。」

 

「お姉ちゃん、いったい何を考えてるの・・・?

子猫を拾って来たとか、そういうレベルじゃないんだからね!?」

 

「ミドリの方こそ、よく考えてみてよ。」

「そもそも私たちが危険を冒してまで、【G.Bible】を探してた理由はなんだったっけ?」

 

「それは・・・良いゲームを作って、部活を廃部にさせないためでしょ?」

 

「そう、今一番大事な問題はそれ。」

「良いゲームも作りたいけど、まずは部活の維持が最優先。

それで、そのためには二つの条件の内、どっちかをクリアする必要がある。」

「ミレニアムプライスで受賞を狙うのは、あくまでその内の一つに過ぎない。」

 

「あくまでも何も、方法は実際の所一つしかないでしょ?

お姉ちゃんがそう言ったんじゃん、だってこれ以上【部員を増やす】のは無理・・・」

 

「・・・もしかして・・・お、お姉ちゃんまさかとは思うけど・・・」

「この子をミレニアムの生徒に偽装して、うちの部に入れようとしてるんじゃ・・・!?」

 

「アリス!私たちの仲間になって!」

 

 

「ガリガリ・・・」

 

「あーアリス、アメちゃんは噛むんやなくて無くなるまで転がすんやで。」

 

そう言いながらおっさんはアリスにもう一個同じ味のアメを渡した

 

コロコロ・・・♪」

 

 

「おーい、アリスちゃーん・・・?」

 

「だ、大丈夫なのかな・・・」

 




アリスちゃんがゲーム開発部に合流しました!パチパチパチ!

あとゲーム開発部のモモミドの二人もアンラの神秘教育によって
微強化入ってました。ストーリーでやったモモミドが45LVくらいだったのが
60LV位になってるくらいの強化が入ってます。
ゲーム開発とは・・・?まぁ原作の後半もゲーム開発よりもミレニアムの表の特殊部隊C&Cの裏の特殊部隊ゲーム開発部みたいな組織になってたから・・・う、うん・・・

あとおっさんがアリスちゃんの育児を開始しましたね。
まぁこのおっさん子供が好きですからね・・・しゃーなしです。
多分ユメちゃんとかホシノちゃんがみたら目点にすると思います。
ゆーてモモミドの二人も見なかったことにしてましたけど・・・

それにしても、このおっさんまーた幼児体形に自分のローブ渡してるよ・・・
まぁ今回のローブは前のローブと違って血もしみ込んでませんし、
長年着込んでいたわけでもないので、アンラが作ったローブなので
クッソ頑丈(不壊)なだけの普通のローブです。


おっさん豆知識
おっさんには複数人の弟子が居ました。
剣術の奥伝に達した弟子は3人
魔術の奥伝である魔導に達した弟子が1人居ました。
全員おっさんの元居たの世界で生きていますね。
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