おっさんキヴォトスに行く   作:無い頭のおっさん

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あぁおっさんどっかで戦闘させようか悩む悩む


おっさんブラックマーケットで護衛する

依頼の連絡が来て報酬等のすり合わせを行って一週間後

 

依頼を受けたおっさんは待ち合わせ場所のブラックマーケットの近くにあるたい焼き屋で

たい焼きを食いながらぼーっとしていた。

 

「ん-このたい焼きこんな味だったんだなぁ・・・描写とかなかったけど結構美味いやんコレ

これからちょいちょい買いに来てもいいかもしれないなぁ・・・」

 

寂しいおっさんは独り言を呟いた後残ったたい焼きの尻尾も完食し、とうとう手持無沙汰になったのか誰に需要があるのか判らない歌を口ずさみ始めた。

 

しょうねんだったぼくたちは~いつかせいねんにかわっていく~

としおいていつかかれはのように~だれにもしらずくちていく~

不死身の身体を手に入れて、一生死なずに生きていく

 

「その曲なんて言う曲なんですか?」

 

いつの間にか近くにいた少女がコチラに声をかけてきた

 

その少女は背中にブサイクな鳥のリュックを背負っており服は私服だろうか・・・

 

だが、そんな物より遥かに目を引く問題物が頭部に装着されている

 

顔には目の所に穴が開いた紙袋を被っていた

 

 

「」

 

思わず息が詰まるおっさん、あまりの衝撃とこれでコイツは平凡な女の子なんてものを自称していた事に戦慄を覚える

 

「あー・・・まぁ故郷の歌でな、おっさんに結構当てはまるから時々口ずさんでしまうんだよ

それで君が依頼をしてくれた子であってるかな?」

 

「はい!私はヒ・・ペロロ様愛好家って呼んでください!」

 

もはやこのおっさんはこの自己紹介ならぬ事故紹介だけでお腹いっぱいになって白目を向きそうでる。ざまぁ無いですね

 

「長いから愛好家さんでいい?」

 

「はい、大丈夫です!」

 

「では了承も得られたので、早速ブラックマーケットの案内をしたいんだけど、特にどういう所に行きたいとかって要望あるかい?」

 

「では、ペロロ様を取り扱っている店を紹介してください!」

 

「了解、ペロロ様かは判らないけどぬいぐるみとかグッズ類を扱ってる店があるからそちらの方に案内させてもらうよ」

 

「よろしくおねがいします!」

 

多分笑顔なんだろう凄く良い笑顔を浮かべているのだろう

 

その頭部に装着されている【ファウスト(紙袋)】さえ無ければ。

 

 

 

 

ブラックマーケットの露店を案内している途中、ファウスト(紙袋)がおっさんに話しかけてきた

 

「そういえば、祈願屋さんは最近事業を始めたんですか?」

 

「あーそうなんよ、つい最近キヴォトスに引っ越してくる事があってね、

引っ越してきた初日に連邦生徒会の人に捉まって事業をしないかって持ちかけられてね。

それで起業する事になったんだよ」

 

 

「え?!じゃー祈願屋さんは連邦生徒会公認の事業っていう事ですか?」

 

「というより、連邦生徒会の中の1人の公認事業って感じだねー

多分連邦生徒会の中で色々誤魔化して自分に都合が良い様にこねくり回してるんだと思うけどね」

 

「えっ・・・と・・・それって癒着とか言うんじゃ・・・」

 

「癒着というより俺が脅迫された感じだからどっちか言うと俺が被害者だと思うよ?

 

引っ越したその日に後ろから後頭部撃たれた後殺す気で真正面からもう一発撃たれて最後は私の計画手伝えって言われたからね」

 

「えぇ・・・」

 

「まぁそれでやる事業が生徒を助けるだけの事業だからね、そこはまぁ健全なんじゃないかな?

 

起業を頼まれるまでの手段がこれっぽっちも健全じゃないだけで。

 

まぁある意味キヴォトスらしいのかもしれないけどね。」

 

 

「いえ・・・流石にそこまではキヴォトスでもかなり珍しいと思います・・・」

 

起業までの経緯を話した結果ファウスト(紙袋)自称幼気(笑)(連邦生徒会長)の所業にドン引いていた

 

 

 

 

 

 

 

一通りのブラックマーケット内でグッズ類が売っている商店と露店を回り

 

途中ファウスト(愛好家)がモモフレンズのパチモンを置いてる店を襲撃しようとして止めたり等の問題はあれどそれ以外は順調に進み最後の店に来ていた

 

「今日のブラックマーケットはすごく平和だなぁ(白目)」

 

「そうなんですか?」

 

「そうなんです、【何故か】いつもカツアゲに襲ってくる不良もこちらを見たら【何故か】顔をそらして何処かに行くんですよ、不思議ですね」

 

「祈願屋さんのお顔を見ただけでどこかに行くなんて祈願屋さんはブラックマーケットで有名なんですね!」

 

有名か無名かで言うと今日ブラックマーケットで有名になったと思われるおっさん

 

主な原因はこのファウスト(紙袋)だが

 

 

 

 

「おぅそこの小汚いローブ着た奴とそこの頭に変なのかぶった変人

ココで買い物しようってんだ金くらい持ってんだろ?ちょっと俺達に寄付してくれると皆幸せになれるんだけどどうよ?」

 

これがフラグという物だろうかこんな魔除け(紙袋)が横にいてカツアゲを敢行してくる肝の座ったロボットもよく居たものだ

 

「え?寄付です「ゴガガガン」か・・・え?」

 

ファウスト(愛好家)が答えようとした瞬間に金属が金属に打ち付けられた様な音と共にカツアゲを行っていたロボット達は明後日の方向に吹き飛んで行っており、ロボット達が居たところには代わりにおっさんが佇んでいた

 

「あー愛好家ちゃん、ブラックマーケットで絡んできた奴は9割9分カツアゲか誘拐か詐欺だから問答無用で吹き飛ばすのがおすすめだよ。

 

あと吹き飛ばした後はマーケットガードっていう自治組織が動くから逃げたほうが基本いいぞ。

 

装備もどっかの会社から横流しされてるのか違法パーツで固めてるしやり合うだけメンドクサイからな!

 

と言う事で「え?ぇ?」逃げるぞ!!「キャアアァァァァァァァ・・・・・」」

 

と言いながら【ファウスト(愛好家)】を抱え垂直にジャンプし虚空を蹴って横に跳んで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

マーケットガードから逃げる為に最初の待ち合わせに使ったたい焼き屋まで戻ってきていた

 

「すまんなぁ、急に抱えて、さすがに俺らの風貌は特徴的過ぎたんでな、マーケットガードから逃げるにしても最速で逃げないと包囲網で捕まる可能性があったからな」

 

「いえ・・・理由があったのは判っていますし・・・でもちょっと心臓に悪かったので逃走方法だけはなんとかしてほしかったのが本音ですが・・・」

 

「まぁアレ(空を飛ぶ)が一番速い方法やからなぁ、心臓に悪いのは申し訳ないな、せめてそれだけは説明してからの方が良かったか。

 

次また依頼してくれた時は説明してから跳ぶ事にするよ」

 

「次はそれでお願いします・・・

 

依頼料的にも良心的なのでまたブラックマーケットに来る時は依頼をすると思います!

本日は案内と護衛をありがとうございました!」

 

「こちらこそ、なかなか楽しい依頼だったよ。

 

それじゃー今日はここらへんで俺は失礼するよ。

またご依頼の際はモモトークなりメールなりしてくれると嬉しいね」

 

そういうと依頼も終わり現地解散の流れとなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒフミと思われるファウスト(紙袋)と現地で別れ、自宅に帰宅する途中

 

ペロン

そんな通知音と共におっさんのスマホのモモトークに連絡が一つ入った。

差出人は【梔子ユメ】からだった。

 




閑話の強制出頭はここに繋がりましたね。
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