おっさんキヴォトスに行く 作:無い頭のおっさん
依頼終わりの帰宅途中にアビドス生徒会からの出頭命を出された為しぶしぶアビドス高校までやってきたおっさん
「それで、何で私はここに呼び出されたのでしょうか?
ホシノさんはいつも通りとしてもユメさんまで笑顔だけど目が笑ってないようなんですが、なんか怒ってます?」
アビドス高校に呼び出され向かったら即生徒会室に両脇を固められ連行されたおっさんの第一声がこれである
ちょっと目の据わった生徒会長モードのユメがおっさんの質問を受けて口を開く
「アンラさん、先月の入金についての質問でここにお呼びさせて頂きました。
単刀直入に言います。
アンラさんの会社の業務内容の開示をお願いいたします。
アビドスで起業している企業が【開業して直ぐに月収8億も叩出す現実離れしているほど大繁盛をしている】と夢を見るほど私達は子供ではありません。
何かしらの後ろ暗い業務内容であった場合即刻営業停止から立ち退きを要求させて頂こうと思っています。
又、業務内容の開示を行わない場合もこの場で拘束し同様の処置を行うつもりです。」
ユメがこの発言を行う間にホシノは生徒会室の唯一の出入り口を塞ぐように立ち位置を変えいつでも制圧出来るように臨戦態勢を取っている
この詰問を受けここで初めておっさんは【あ、これ冗談じゃなくてガチの奴や】と後れながらに気付く。30年以上生きているおっさんなのに頭が無いにも程がある
おっさんは両手を上げてちょっと焦った様に
「待った待った!正式な業務内容は提出した書類で全てなんだ。
ただ、正式活動を行う前に活動資金を回収する為に企業名で賞金稼ぎをやって荒稼ぎをしてきただけなんだ。
俺も何回かニュースで不良を大量に逮捕したっていう内容のニュースを見たからそっちも見てると思うが、あれをやったのが俺なんだ、必要だったらDU地区のヴァルキューレに問い合わせて貰ってもいい。俺の名前を出したら多分窓口で対応してくれた人が出てきて証言してくれると思うから。」
アビドスから放り出されて契約不履行になるかもってなってからこのおっさんのベロはフルスロットルですね
だが、このおっさんが言った現在キヴォトスで最もホットな話題である【各学区の行政を機能不全にした合法的なテロ】を行った犯人が現状アビドス自治区に正式所属している企業だったというカミングアウトに脳内の処理が一瞬停止する
「「は?」」
ユメとホシノがほど同時に復帰し異口同音の第一声がコレになるのもしかたない
「ちょ、ちょっとまってください、アンラさん貴方はキヴォトスの外から来たからヘイローを持っていないというお話だったと思うのですが、今回の不良逮捕にあたり何かしらの戦力を動かしたという事ですか?」
復帰したユメが真っ先に行ったのは現状ニュースで取り上げられている逮捕量を考えると最も現実的な方法を行ったのかという確認である
「いや、おっさんが1人で全員しょっ引いただけだよ。
今ここで言うと示威行為になってしまうけどそういうつもりは一切無い事を前もって言うけどね?
おっさん、多分現状のキヴォトスで一番速いのよ、具体的に言うと銃弾よりも速く動けるるから
その速度で移動してその速度で攻撃して鎮圧してというのをフルタイムでやってたらこんな事になっただけなんです。
切りがいいから貰った指名手配名簿を全滅させたら終わろうと思ってたんだけど、指名手配犯が想像の100倍位溜まっていたから頑張った結果なんです。
なので今回の会社の資金は後ろ暗い所は一切ないんです。信じてぇ」
見てくださいこれが喋ってる間にどんどん下手になっていく情けないおっさんです
おっさんの証言を聞いて2人とも頭が痛くなったのか額を抑えている
額を抑えながらユメが確認作業を促してくる
「アンラさんの証言を念のため確認する為にDU地区の窓口担当の方に電話して頂いてもいいですか?
それと決してアビドスの名前は出さないでくださいね?」
そう言われアビドスの名前を出さない事を念押しされ頭にハテナを浮かべつつもカンナに連絡を入れ証言してもらう事に成功する
尚、カンナは連絡が来た瞬間にまた業務が不良処理でパンクするのかと思って戦々恐々としていた
証言を得られ自分の身の潔白を証明できたと思っているおっさん
尚実際は、合法テロを行っていた事の裏取りがとれただけである。
「これでおっさんの資金が後ろ暗い物じゃないって信じて貰えたかな?
信じて貰えたならそろそろ一旦事務所に戻って依頼が来てないか等の業務に戻りたいんだけど・・・」
おっさんのその言葉を受け生徒会長モードを継続したユメが反応した
「はい、資金が不法な物ではない事は判りました。
この度は不当な疑いをおかけして申し訳ありませんでした。
ですが、資金の話は終わりましたが、証言を聞いてまた別な問題が発覚した為そちらの方を話し合いたいと思います。
アンラさんはキヴォトスに来たばかりであまり判っておられない用なので今回の【問題】がどういった物なのかを説明させて頂きますね?
まず現状ミレニアム、ゲヘナ、トリニティは機能不全を起こし運営が停止しています。
その原因がアンラさんが行った不良一斉逮捕による業務圧迫なんです。
これを受け各学区は現在厳戒態勢を引いており、関係者を秘密裏に探している状態です。
アビドス生徒会の方にも「関係者を知らないかと】の連絡が一週間前にあり、その当時はアンラさんが逮捕を行ったと知らなかった為知らぬ存ぜぬで通せましたが、現状各学区が全力で諜報活動を行い人物の特定を行っている状態です。
アンラさんがやったと露見した場合、最悪アビドスが秘密裏に戦力を保有して各学区に攻撃を行ったと思われかねない状況なんです。
なので、アンラさんには暫く身を隠していただくか、活動の自粛をして頂けると我々アビドス生徒会としてはありがたいのですが」
「」
この話を受けたおっさんは原作に対してかなり大幅に介入してしまった現実に対して白目を向いていた
宇宙猫になっていたおっさんは今日有った事を思い出し我に返る
「っは!、すまん!ちょっと一件だけ連絡さしてもらってもいいか!?
実は今日依頼を一つこなしてその子がトリニティ中等部の子「すぐに連絡してください!!」」
なんとかヒフミに連絡して自分の特徴等を流布しないように約束してもらった
「はぁぁ・・・そんな事になってるとは思ってもみんかったよ・・・
にしても企業として利益を出してアビドス高校の方の借金を減らそうと持ってたけど、この状況下だとちょっと計画を変えへんかったらあかんなぁ・・・」
「「は?」」
二度目のユメとホシノの異口同音である
そのおっさんの独り言を聞いたホシノが初めて問質してきた
「それは、どういう事ですか?確かに貴方は連邦生徒会から推薦があって起業したようですが、
それでもそこまでアビドスに肩入れする理由にはならないはずですよね?
きっちり話して貰いますよ?」
そう言うとホシノが持っているショットガンのグリップを強く握りしめた
「あー、まぁこの際だから言うとだ、俺は最初っから君たちの完全な味方だったと言うのが事実なんやが、細かく説明すると俺がキヴォトスにやってきた時に連邦生徒会のある人物から接触が有り、アビドス含め現状困窮している生徒を助けて欲しいと
そしてその助ける手段として祈願屋を設立した。
まぁ説明するとこんな感じの簡単な事なんだが、多分ホシノさんはそれを聞いても信じないだろうから、今俺が言った言葉を信じなくてもいいから最初に契約した内容だけを信じていればいいと思うよ。」
おっさんがそう言うとホシノは苦虫を嚙みつぶしたような顔しながら黙った
「じゃー、アンラさんは私達の借金返済を手伝ってくれるっていう事でいいの?」
おっさんの話を聞いたユメはさっきまでの生徒会長モードのからいつもの雰囲気に戻ってしまった
「それはもちろん、ただ現状俺と君たちアビドス生徒会は殆ど関係がない状態だから、そこから急に資金援助を行うと色々と注目されて多分俺の事が露見してしまうと思う。
それでだ、一つこれは提案なんだが、アビドス生徒会でおっさんの事雇わないか?
アビドス生徒会が祈願屋に仕事の依頼を行い、祈願屋に報酬を支払う代わりにその依頼で得た利益の全てをアビドス生徒会が貰い受ける。
こうした場合正常な取引として処理出来るからもし露見した場合でもアビドス生徒会のダメージは最小で済むはずやしね。」
おっさんとの実質的な業務提携を持ち掛けられ少しの間だけ悩んだ様子のユメだったが、ふといつものフニャっとした笑顔に戻った
「ホシノちゃん・・・私アンラさんの事信じてみようと思うの。」
「えっ!今の話信じるんですか?!絶対碌な事考えてませんよ?!」
「確かにアンラさんは結構考えなしで動くところがあるよう「ぇ?」だけど、
最初にしてくれた契約からもアビドスの事をなんとかしようとしてるのは嘘じゃないと思うんだ
だから・・・どうかな?」
「はぁ・・・・・・判りました。
ですが、契約する時はかならず私も同席するので契約書を良く見せてください。」
「2人とも明らかに胡散臭いおっさんの言葉を信じてくれてありが「いえ、私は全く信じてないです。」・・・・・・
ま、まぁまた今度契約書を再度作って持ってくるよ、その時はこのローブを脱いで変装して行くから、また訪問する時にモモトークで連絡させてもらうよ」
そう言うとやっとこの尋問会も終わりおっさんは解放されやっと帰宅できるのであった
ちなみに現在被害にあった各学区は本当に諜報員を使っておっさんを全力で探しています。
真っ先にヴァルキューレに圧力をかけたが、狂犬カンナさんがダンマリだったので素顔の情報は無くローブ姿のフードを深く被った不審者という外見情報しかない状態で探しています。
このままおっさんがアビドスからゆっくり徒歩で移動したりすればアビドス所属がバレルと思いますが、現状おっさんが長距離移動する時は紙袋被ったペロキチが経験した以上の速度で空を駆けている為、人間サイズの大陸間弾道ミサイルの様な速度で飛んでる飛翔物を補足する事なんぞミレニアムですら完全には出来ず、足取りを追えていない状況の三学区です。
そのせいで自分たちの技術以上の何かでジャミングをされていると思い込みそれぞれの学校がおっさんという超戦力を秘密裏に保有して攻撃して来たと思っている状態になってます。
ちなみにアビドスにはそんな技術力は各学区が無い事は百も承知なので最初の連絡以降候補にすら上がっていないので本当にこのまま何もしなければバレません。
ちなみに触れていませんでしたが、連邦生徒会の方にもかなりの数の書類が各学区分届いており、これによって書類仕事においても本当の超人をしている連邦生徒会長様もこの地獄の書類テロに巻き込まれており、絶賛ブチギレ継続中です
一通りの書類が終わったらカチコミに行く事が内心で確定しているくらいにはブチギレています。
おっさんは今から美味しいカステラと高級いちごミルクと高級バナナミルクを用意しないと
またローブをクリーニングされる事になりますね。笑う