おっさんキヴォトスに行く   作:無い頭のおっさん

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ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↑フッ→ミッ↑ ダ↓イ→スッ↑キッ↑
ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑
ア↑ジ↑タ↑ニッ↑ ヒ→フ↓ミ↓ ダッ→イ↓スキ↓ス→キ↑


先生と補習授業部の生徒達

 

 

テラスでナギサ達と別れた後

私は補習授業部の名簿に記されていた生徒の元へ向かっていた

 

補習授業部

 

トリニティが抱える問題の始まり

 

そして―――

 

私が何度も見てきた物語の舞台

 

(・・・変わっていない。)

 

少なくとも今の所も

 

ナギサも

ミカも

エデン条約も

私の知る流れのままだ

 

 

 

【トリニティ総合学園・教室】

 

そんな事を考えながら教室の扉を開く

 

すると―――

 

「あ、あはは・・・こんにちは、先生。」

 

そこには見慣れた少女が居た

 

阿慈谷ヒフミ

 

トリニティに通う、ごく普通の少女

少なくとも本人はそう主張している

 

「"はぁ・・・"」

 

思わずため息が漏れた

 

「あ、あの・・・これはその、やむを得ない事情がありまして・・・」

 

「"ペロロ様関係以外で?"」

 

「あ、あうぅ・・・」

 

「"はぁぁぁ・・・"」

 

今度はもっと深いため息が出た

何度世界を繰り返しても

何度やり直しても

この子だけは本当に変わらない

 

退学になった世界もあった

アビドスへ転校した世界もあった

ファウストとして大暴れした世界もあった

 

それでも

 

結局どの世界でもペロロ様だった

ある意味では凄いと思う

 

「え、えっと、そのですね・・・」

 

「こうなったやむを得ない事情、というのは・・・」

 

ヒフミがもじもじと指を合わせる

嫌な予感しかしない

 

「ペロロ様のゲリラ公演に参加する為に、テストをサボってしまって・・・それで・・・」

 

「"やっぱりペロロ関係だね・・・"」

 

「うぅ・・・」

 

予想通りだった

むしろ予想を裏切らなかった事に安心する

 

「そ、そんな冷たい目で見ないでくださいぃ・・・!」

「ちゃんと試験の日程は確認していたはずなんですっ。」

 

「何かの間違いと言いますか、手違いと言いますか・・・」

 

「"・・・"」

 

じっとヒフミを見る

 

ヒフミの視線が泳ぐ

 

右へ

 

左へ

 

そして下へ

 

「・・・あうぅ・・・ご、ごめんなさい・・・」

 

「"いや、私に謝らなくても大丈夫だけど・・・"」

 

「は、はい・・・」

 

小さく肩を落とすヒフミ

私はそんな彼女を見ながら思う

 

(本当に変わらないなぁ・・・)

 

ファウストになっても

アビドス生になっても

退学しても

しなくても

 

結局この子はヒフミなのだ

 

「それで・・・その、ナギサ様に先生のサポートを頼まれまして・・・」

 

「あの・・・補習授業部の部長をする事になったんです。」

 

(部長か。)

 

何度も聞いた言葉だった

 

補習授業部

エデン条約

 

あの日へ続く道

 

何度も見た

何度も失敗した

 

何度も

 

それでも―――

 

今回もまたここから始まる

 

「"それで部長を引き受けたんだね。"」

 

「あ、あくまでも臨時の、ですが・・・」

 

「補習授業部は特殊な形で限定的に作られた部活ですし・・・」

「全員が落第を免れれば、自然に無くなるはずです。」

 

そう言いながらヒフミは少しだけ笑った

 

希望的観測

あるいは願望

 

それが彼女らしかった

 

「な、なので・・・」

「その時までよろしくお願いします。先生。」

 

「"うん。よろしくね、ヒフミ。"」

 

「はい!」

 

嬉しそうに頷く

 

本当に

 

どの世界でも変わらない

だからこそ救いたいと思う

だからこそ守りたいと思う

 

そんな事を考えていると

 

「こんな状況ではありますが・・・担当が先生で良かったです。」

 

ヒフミが少し照れ臭そうに笑った

 

「"そう?"」

 

「はい。」

 

「先生って、何だか安心するので。」

 

「・・・」

 

一瞬だけ言葉に詰まる

 

(安心、か。)

 

私は小さく目を伏せる

 

何度も聞いた言葉だった

 

何度も

 

それでも―――

 

未だに、その言葉に慣れる事は出来そうになかった

 

「・・・先生?」

 

「"ううん、何でもないよ。"」

 

小さく首を振る

今はまだ考えるべき事じゃない

 

「補習授業部の他のメンバーには、まだ会われてないんですよね?」

「名簿を確認した所、私を含めて四人みたいです。」

 

「とりあえず皆さんに会いに行きましょう。」

「まずは、どうすれば落第せずに済むか考えないと・・・」

 

「"そうだね。"」

 

そうして私達は教室を後にした

 

向かう先は―――

 

正義実現委員会

 

 

 

 

【正義実現委員会・教室前】

 

「あ、あぅ・・・」

 

ヒフミの足取りが少し重い

 

「"やっぱり来たくなかった?"」

 

「い、いえ!」

 

「そういう訳では・・・!」

 

「"バレたらまずいもんね?"」

 

「バ!?そんなヘマはしませんよ!?」

 

即答だった

 

(うーん・・・。)

 

何故ヒフミはトリニティに居るんだろう

 

毎回思う

本当に毎回思う

 

アビドスでも生きていける

ゲヘナでも生きていける

なんならブラックマーケットでも生きていける

 

でも本人だけは、自分を普通だと思っている

 

「えっと・・・失礼します。」

 

そう言ってヒフミが扉を開けた

 

「どなたかいらっしゃいますか?」

 

静かな教室

 

そして

 

棚の陰から半分だけ顔を出している小柄な少女

 

ピンク色の髪

 

警戒心全開の目

 

「・・・」

 

下江コハルだった

 

「こんにちは。」

 

「・・・」

 

「えっと・・・」

 

「・・・何?」

 

短い一言だった

 

警戒心がこれでもかというくらい滲み出ている

ヒフミがびくりと肩を震わせた

 

「あ、あの・・・」

 

「・・・」

 

「えっと・・・」

 

「・・・」

 

沈黙

 

コハルは棚の陰から出てこない

ヒフミも何を話せば良いのか分からなくなっている

 

しばらくその光景を眺めて、私は小さく苦笑した

 

「"あはは・・・この子は人見知りなだけだよ。"」

 

「っ!?」

 

コハルの肩が跳ねた

 

「だ、誰が人見知りよ!?」

 

「た、ただ単純に知らない相手だったから警戒してるだけなんだけど!?」

 

「"うーん・・・それを世間では人見知りって言うんじゃ・・・"」

 

「うっ・・・」

 

見事に言葉が詰まる

ヒフミも少しだけ安心したらしい

 

「あ、あはは・・・」

 

「そ、それで?」

 

コハルは咳払いを一つ

 

無理矢理話を進める

 

「正義実現委員会に何の用?」

 

「あ、えっと・・・」

 

ヒフミが名簿を取り出した

 

「探している方が居まして・・・」

 

「はぁ?」

 

コハルの眉が吊り上がる

 

「正義実現委員会に人探しを依頼しようって事?」

「私たちの事、便利屋か何かだと思ってるわけ?」

 

「そんなに暇じゃないんだけど?」

 

「い、いえ!そうじゃなくて!」

 

ヒフミが慌てて首を振る

 

「ここに居るって聞いて・・・」

 

「?」

 

「その・・・収監されてるって・・・」

 

「"収監・・・"」

 

思わず復唱してしまった

相変わらず凄い表現だ

 

「・・・はぁ?」

 

コハルも怪訝そうな顔になる

 

「ですから、その・・・」

 

「良くない事をした方がここに・・・」

 

「あー・・・」

 

コハルが何かを察したような顔になる

 

その瞬間だった

 

「こんにちは。」

 

背後から柔らかな声が響いた

 

「もしかして、私の事をお探しでしたか?」

 

振り返る

 

そして

 

私は思わず額に手を当てた

 

「"はぁ・・・"」

 

そこに居たのは浦和ハナコ

 

そして―――

 

いつも通り、水着姿だった

 

「あっ・・・」

 

ヒフミが固まる

コハルが固まる

 

そして

 

ハナコだけが僅かに首を傾げた

 

「・・・?」

 

しまった

そんな考えが頭を過る

 

今の反応は良くなかった

初対面の相手がこんな格好で現れたなら

 

普通は驚く

困惑する

 

少なくとも、

呆れたようなため息を吐いたりはしない

 

「・・・」

 

ハナコの視線がこちらへ向く

 

ほんの一瞬

何かを確かめるような目

 

だが次の瞬間には、

いつもの柔らかな笑みに戻っていた

 

「!?!?」

 

そしてコハルが爆発する

 

「な、なななな何で出て来てるのよあんた!?」

 

「ちゃんと鍵閉めたでしょ!?」

 

「あら?」

 

ハナコは不思議そうに首を傾げた

 

「開いてましたよ?」

 

「開いてないわよ!!」

 

(ピッキングしたな・・・)

 

多分した

間違いなくした

 

すると

 

ハナコがちらりとこちらを見る

 

一瞬だけ

本当に一瞬だけ

 

そして

口元だけで小さく微笑んだ

 

(・・・。)

 

(気のせいだよね?)

 

そう結論付ける事にした

 

「あら。大人の方、ということは・・・先生、ですね?」

 

ハナコは私を見ると、柔らかく微笑んだ

 

「改めまして、こんにちは。」

 

丁寧なお辞儀

 

その仕草だけ見れば、トリニティでも指折りの優等生だ

 

実際、成績も良い

人格面も問題ない

少なくとも表向きは

 

「なるほど、もしかして補習授業部の?」

 

「ま、待って!!」

 

コハルが慌てて割って入る

 

「その恰好で出歩かないでよ!?」

 

「ちょっとぉ!!!」

 

「あら?」

 

ハナコは首を傾げた

 

「何か問題でもありましたか?」

 

「あるに決まってるでしょ!?」

 

即答だった

 

「あんた何で学校の中を水着で歩いてるのよ!?」

 

「ですが。」

 

ハナコは不思議そうな顔をする

 

「学校の敷地内にはプールもありますよね?」

 

「皆さん普通に水着を着ていますし。」

 

「ここも学校の敷地内という意味では同じでは?」

 

「違うわよ!!」

 

コハルが叫ぶ

 

「全然違うわよ!!」

 

("始まったなぁ・・・")

 

思わず遠い目になる

ヒフミは完全に話へ入るタイミングを失っていた

 

「あ、あはは・・・」

 

困ったような笑顔

いつものヒフミだった

 

一方でハナコは絶好調である

 

「もしかして下江さんはプールでも制服を?」

 

「着るわけないでしょ!?」

 

「なるほど。」

 

「では全裸ですか?」

 

「何でそうなるのよ!?」

 

コハルの顔がみるみる赤くなる

それを見てハナコの機嫌がどんどん良くなっていく

 

("・・・本当に相性良いなぁ。")

 

何度見てもそう思う

コハルは反応が素直すぎる

 

そしてハナコはそういう相手を弄るのが好きだ

 

結果

 

こうなる

 

「なるほど、なるほど。」

 

ハナコが何度も頷く

 

「裸こそ正義。」

「流石は正義実現委員会。」

 

「そういった思想まで網羅されているとは。」

 

「誰も言ってない!!」

 

「えぇ・・・?」

 

「言ってないでしょ!?」

 

「では違うんですか?」

 

「違うわよ!!」

 

「そうでしたか。」

 

ハナコは残念そうな顔をした

どう見ても楽しんでいる

 

コハルは今にも爆発しそうだった

 

("うん、いつも通り。")

 

ここまで来ると少し安心する

 

少なくとも今は

 

世界はまだ知っている形のままだ

 

「と、とにかく!!」

 

コハルがハナコの腕を掴む

 

「戻る!!」

 

「え?」

 

「戻るの!!」

 

「ですがこの方達は私に会いに―――」

 

「うるさいうるさいうるさい!!」

 

そのまま引きずり始めた

 

「あら。」

 

「もう少しお話を―――」

 

「ダメ!!」

 

「残念です。」

 

ずるずる

 

二人が教室の奥へ消えていく

 

そして、去り際

ハナコがふとこちらを振り返った

 

「・・・」

 

一瞬だけ目が合う

 

ただそれだけ

ただそれだけなのに

 

何故だろう

 

妙な居心地の悪さが残った

 

「・・・?」

 

ハナコは小さく首を傾げた

 

何か気になったような

何も気にしていないような

 

そんな曖昧な表情

 

そして次の瞬間には

 

「それでは先生、また後ほど。」

 

いつもの柔らかな笑顔に戻っていた

 

「"う、うん。"」

 

私は軽く手を振る

するとハナコはそのまま連行されていった

 

「・・・・・・。」

 

静かになる教室

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

数十秒後

 

息を切らしたコハルが戻ってくる

 

「"・・・大丈夫?"」

 

思わず聞いてしまう

 

「大丈夫じゃない!!」

 

即答だった

 

「何なのよあいつは!?」

「毎回毎回毎回!!」

 

「"・・・"」

 

「・・・」

 

私はヒフミを見る

 

ヒフミは視線を逸らした

 

多分同じ事を考えている

 

「あうぅ・・・」

 

ヒフミが苦笑いを浮かべる

 

「と、とりあえず・・・」

 

「今はちょっとハナコさんとお会いするのは難しそうなので・・・」

 

「一旦、次のメンバーに会いに行きましょうか・・・」

 

そう言いながら名簿を確認する

 

「えっと・・・もう一人は・・・」

 

「白洲アズサさん。」

 

 

そういった瞬間にハスミとマシロが教室の入り口から入ってきた

 

「ただいま戻りました。」

 

「任務完了です!現行犯で白洲アズサさんを確保しました!」

 

「はい・・・はいいぃっ!?」

 

ヒフミが目を丸くする

 

無理もない

 

正義実現委員会の二人の後ろには、ガスマスクを装着した少女が立っていたのだから

 

「あっ、ハスミ先輩、マシロ。」

 

「コハルさん、お疲れ様です。・・・あれ?」

 

その時、マシロとハスミが私に気付いた

 

「先生?なぜここに・・・?」

 

「"ちょっと暫くトリニティで依頼をね?"」

 

「そうだったのですね。」

 

ハスミが納得したように頷く

 

その間も―――

 

「・・・」

 

ガスマスクの少女はこちらを見ていた

 

正確には

 

私だけではない

この場に居る全員を観察している

 

(相変わらず警戒心が強いなぁ・・・)

 

転校生

 

それもトリニティではなく、アリウスから来た少女

この頃のアズサはまだ誰も信用していない

 

補習授業部も

正義実現委員会も

そして当然、私の事も

 

もっとも―――

 

(それで良いんだけどね。)

 

この子は慎重なくらいで丁度良い

 

 

「シュコー・・・惜しかった。弾丸さえ足りてれば、もう少し道連れに出来たのに・・・」

「シュコー・・・もういい、好きにして。」

 

「ただ、拷問に耐える訓練は受けてるから、私の口を割るのはそう簡単じゃないよ。」

 

("・・・")

 

("やっぱり昔の映画で見たダークサイドの人みたいだなぁ・・・")

 

「・・・なるほど、お話は理解しました。先生が、補習授業部の担任の先生になられると。」

 

「・・・残念です。出来ればお手伝いをしたかったのですが。」

 

「"ありがとう、気持ちだけもらっておくね?

それで、あの二人を連れて行っても良いかな?"」

 

私がそう言うと、コハルが勢いよく反応した

 

「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!?」

 

「絶対ダメ!凶悪犯なのよ!?」

 

「コハル。」

 

ハスミが静かにたしなめる

 

「先生はシャーレとして、ティーパーティーからの依頼を受けてこちらにいらっしゃったのです」

 

「規定上は何の問題もありません。」

 

「補習授業部の顧問、担任の先生になるのですから。」

 

「え、えぇ・・・まぁでも、先輩がそう言うなら・・・」

 

コハルは納得していない顔だったが、それ以上は食い下がらなかった。

 

ただ―――

 

「ふ、ふん!」

「まぁでも良いザマよ!」

 

「あたしはこんな凶悪犯達と一緒に居なくて済むし!」

 

そう言いながらアズサとハナコを指差す

 

「そもそも補習授業部だなんて!」

「恥ずかしい!」

 

「あははっ!」

「良いんじゃない?」

 

「悪党と変態の組み合わせ!」

「そこに【バカ】の称号なんて!」

「私なら一緒に居るだけで羞恥心で死んじゃいそう!」

 

("コハルは今回も元気だなぁ。")

 

補習授業部が始まる前から全力で喧嘩を売っている

ある意味凄い

 

そして残念ながら―――

まだ気付いていない

 

「・・・ふぅ。」

 

ハスミが額を押さえる

見慣れた反応だった

 

「コハル・・・。」

 

「あぅ・・・。」

 

流石に少し怒られたらしい

 

肩を縮める

 

だが

 

もう遅い

 

「"ぷっ・・・"」

 

思わず笑いが漏れた

 

「"ふふふ・・・。"」

 

「・・・?」

 

コハルがこちらを見る

 

「な、何よ?」

「なんで笑ってるの?」

 

「"ふふ、ごめんね?"」

 

私は隣に立つヒフミを見る

 

「"ヒフミ。"」

「"補習授業部の四人目、教えてあげて。"」

 

「・・・はい。」

 

ヒフミが少しだけ気まずそうな顔をした

本当に言いづらそうである

 

「その・・・非常に言いにくいのですが・・・」

 

「最後の一人は・・・」

 

一拍

 

「下江コハルさん、です。」

 

沈黙

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・え?」

 

コハルが固まった

 

「私?」

 

「はい。」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・は?」

 

数秒遅れて理解が追い付く

 

「えっ。」

 

「ちょっと待って。」

 

「待って待って待って。」

 

「え?」

 

「私!?」

 

「はい。」

 

「コハルさんです。」

 

「なんで!?」

 

教室中にコハルの悲鳴が響いた

 

(うん。)

(これも毎回こうなる。)

 

流石に少し可哀想だとは思う

 

とはいえ補習授業部の条件を考えれば、

コハルが入るのも当然と言えば当然だった

 

三回連続赤点

 

理由がどうあれ結果だけ見れば十分対象だ

 

「な、何かの間違いよ!?」

 

「いえ、名簿にもちゃんと・・・」

 

「うそぉぉぉぉ!?」

 

ヒフミが慌てて資料を見せる

コハルが奪い取るように確認し

 

固まる

 

そして

 

「・・・・・・」

 

真っ白になった

 

 

 

 

 

その後

 

 

各種手続きを終えた私達は、

補習授業部の部室へ向かっていた

 

先頭を歩くヒフミ

 

その少し後ろで何やらぶつぶつ言い続けているコハル

更に後ろではアズサが相変わらずガスマスク姿のまま静かに歩いている

 

そして―――

 

「ふふっ♪」

 

私の横に居るハナコだけが妙に楽しそうだった

 

(・・・。)

 

本当に楽しそうだ

補習授業部送りになった生徒とは思えないくらいに

 

「どうかされましたか?」

 

視線に気付いたのか、

ハナコがこちらを見た

 

「"いや。"」

 

「何だか楽しそうだなって。」

 

「そうですね。」

 

ハナコはあっさり頷いた

 

「だって面白そうじゃないですか。」

「問題児の集まりに、大人の先生。」

 

「ふふっ。」

 

「これから何が起きるのか楽しみです。」

 

「"前向きだね。"」

 

「そうでしょうか?」

 

ハナコは首を傾げる

その仕草は自然だった

自然過ぎた

 

("・・・。")

 

私が知るハナコも、

いつもこんな感じだった

 

明るくて

柔らかくて

掴みどころがない

 

だからこそ

 

時々何を考えているのか分からなくなる

 

「先生?」

 

「"何でもないよ。"」

 

「そうですか?」

 

ハナコは微笑み

それ以上は聞いてこなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

【トリニティ補習授業部・教室】

 

補習授業部の教室

 

ナギサによって用意されたその教室には、

既に四人の問題児が揃っていた

 

「では、ここに揃っているのが補習授業部のメンバーという事ですか?」

 

水着姿のまま周囲を見回すハナコ

 

三回連続で赤点を叩き出し、

純粋に落第寸前のコハル

 

学校に隠れてブラックマーケットへ出入りし、

覆面水着団との関係まで疑われているヒフミ

 

そして―――

 

「シュコー・・・シュコー・・・」

 

ガスマスク姿のまま座っているアズサ

 

アリウスから秘密裏に転校してきた少女

 

正義実現委員会を相手に、

催涙ガスとIEDで何時間も籠城戦を繰り広げたゲリラの達人

 

改めて並べてみる

 

("・・・凄い面子だなぁ。")

 

いや

 

よく考えなくても凄い

むしろ何でナギサはここまで正確に問題児だけ集められたんだろう

 

("今思うと捜査力が凄いよね・・・。")

("半分くらい本当に退学になってもおかしくない子達なんだから・・・。")

 

「は、はい・・・」

 

そんな面子を前にして、

ヒフミが緊張した様子で立ち上がる

 

「これで何とか皆集まりましたね・・・。」

 

「こ、ここからが本当の問題なのですが・・・」

 

「ふふ。」

 

ハナコが楽しそうに笑う

 

「何をすればいいのでしょうか?阿慈谷部長?」

 

「放課後に人気のない教室で、素行の悪い女子高生と大人が集まって・・・」

 

「ふふっ。」

 

「何だか始まってしまいそうですね。」

 

「始まる・・・?」

 

アズサが首を傾げる

 

「まぁ、何だって構わない。」

 

「ちなみに私は本気を出せば、この教室で一ヶ月は立てこもれる。」

 

「"立てこもらなくていいからね?"」

 

思わず口を挟む

 

「・・・そう?」

 

「うん。」

 

「"今後も出来ればその予定は立てない方向でお願いしたいかな。"」

 

「そうか。」

 

アズサは納得したように頷いた

納得する所そこなんだ

 

("素直なんだけどなぁ・・・")

 

方向性が少し独特なだけで

 

「死にたい・・・本当に死にたい・・・」

 

コハルが机に突っ伏していた

 

「えっと・・・」

 

ヒフミが助けを求めるようにこちらを見る

 

「先生・・・その、よろしくお願いします・・・」

 

「"頑張れ部長!"」

 

「え!?先生も頑張ってくれるんですよね!?」

 

「"あはは、冗談だよ。"」

 

「"もちろん一緒に頑張るよ。"」

 

「ありがとうございます・・・」

 

「私も出来るだけ頑張りますので・・・」

 

本当に胃が痛そうだった

まだ始まったばかりなのに

 

 

その後

 

 

私とヒフミで補習授業部について説明を行った

 

「えっと、そういう事ですので・・・短い間ですが、これからよろしくお願いします。」

 

「"皆、よろしくね。"」

 

「「「・・・」」」

 

見事なまでに温度差があった

ヒフミだけが頑張っている

 

「え、えっと・・・何かわからない点とか気になる点がありましたら・・・」

 

「大丈夫。」

 

最初に口を開いたのはアズサだった

 

「これからは普通の授業に加えて、毎日放課後に特殊訓練があるってだけでしょ。」

 

「えっと・・・訓練と言って良いのかわかりませんが、そうです。」

 

ヒフミが頷く

 

「私達が目指すのは、これから行われる特別学力試験で、全員同時に合格する事です。」

 

「先生も手伝ってくれますし・・・」

 

「み、皆で頑張って落第を免れましょう・・・!」

 

「特別学力試験は第三次まで。」

 

「その内一度でも全員同時に合格すれば、そこで補習授業部も終了との事です。」

 

「先生には主にスケジュール調整や補習を・・・」

 

「うん、理解した。」

 

アズサが頷く

 

「三回のミッションの内、一度でも成功すれば良い。」

 

「その為にここに集まる。」

 

「それほど難しい任務じゃない。」

 

「任務・・・」

 

ヒフミが少し困った顔をする

 

「この集まりはつまり、各自のリタイアを防ぐための措置。」

 

「私としてはサボタージュする理由もない。」

 

「"協力してくれるなら助かるかな。"」

 

「もちろん。」

 

アズサは即答した

 

「私も落第するつもりはない。」

 

「そ、そうなんですね。頑張りましょう・・・!」

 

ヒフミは少し安心したように笑った

 

「えっと、アズサちゃんは転校してからあまり時間も経ってないんですよね?」

 

「まだこの学園に慣れてなかったせいもあるでしょうし・・・」

 

「皆で頑張れば、すぐに何とかなると思います!」

 

「・・・」

 

アズサは少しだけ考えるように目を伏せた

その仕草を見て、ハナコが興味深そうに首を傾げる

 

「あら?」

 

「白洲さんはこちらに転校されてきたのですか?」

 

「トリニティに転校だなんて珍しいですね。」

 

「・・・」

 

一瞬だけ空気が止まる

 

ヒフミも言葉を止めた

アズサは無表情のまま

 

(まぁ、そうなるよね・・・)

 

今のアズサはまだアリウスの生徒だ

もちろん表向きは違う

けれど本人の中ではまだ整理しきれていない

 

「あ、えっと・・・」

 

ヒフミが慌てる

 

「も、もしかして私、余計な事を・・・」

 

「いや。」

 

アズサは首を振った

 

「別に隠す事じゃない。」

 

「書類上も事実だし。」

 

「こう言われる事には慣れるべきだと思ってる。」

 

その返答にヒフミがほっと息を吐く

 

「そ、そうでしたか・・・」

 

「ごめんなさい。」

 

「気にしなくていい。」

 

アズサは本当に気にしていない様子だった

 

「なるほど・・・」

 

ハナコが微笑む

 

「それでは私もアズサちゃんって呼んでも良いですか?」

 

「・・・?」

 

アズサが首を傾げた

 

「別に良いけど?」

 

「ふふっ。」

 

「ありがとうございます。」

 

そしてハナコは周囲を見渡す

 

「では、アズサちゃん。」

 

「ヒフミちゃん。」

 

「それからコハルちゃん。」

 

「うふふ。」

 

「何だか良い響きですね。」

 

「私達はこれから補習授業部の仲間という事で。」

 

「・・・」

 

アズサは特に反応しない

ヒフミは少し照れている

 

そして―――

 

コハルの眉がぴくりと動いた

私はそれを見逃さなかった

 

("来たなぁ・・・")

 

「アズサちゃんは一見冷たそうに見えますけど。」

 

「何だか可愛らしいですし。」

 

「ふふふっ。」

 

「・・・?」

 

アズサが不思議そうな顔をする

本当に意味が分かっていないらしい

 

その横で

 

コハルの顔がどんどん険しくなっていく

 

「・・・」

 

「・・・?」

 

ヒフミが気付く

ハナコも気付く

 

私も当然気付いている

 

「あら?」

 

ハナコが楽しそうに笑った

 

「そんな憎悪に満ちた目でどうしたんですか?コハルちゃん。」

 

「言っておくけど・・・」

 

コハルが低い声で言った

 

「私は認めないから。」

 

「あら?」

 

「何の事ですか?」

 

「わ、私は正義実現委員会のエリートだし!」

 

机を叩きながら立ち上がる

 

「私の方が年下だからって!」

「あんた達を先輩なんて呼ぶつもりないから!」

 

("始まった・・・")

 

思わず額に手を当てたくなる

 

「それに!」

「そもそもこんな部活、さっさと抜けてやるんだから!」

「馴れ馴れしくしないで!」

 

「なるほど。」

 

ハナコは全く気にした様子もない

 

「確かに補習授業部の中でまで先輩後輩を意識する必要はありませんね。」

「私としては何も問題ありません。」

 

「私も別に。」

 

アズサも頷く

 

「そもそもそういう文化には不慣れだし。」

「仲良くする為に集まった訳じゃない。お互いの利益の為の集まり。」

 

「違う?」

 

「・・・」

 

コハルの勢いが少し削がれる

 

「あ、あうぅ・・・」

 

ヒフミが困り顔になる

 

(うん。)

 

(この辺りも毎回こんな感じだった。)

 

コハルは怒っている

ハナコは楽しんでいる

アズサは本気で合理的な事を言っている

 

誰も噛み合っていない

 

でも不思議と会話は成立する

 

「じゃあ決まり!」

 

コハルが指を突き付ける

 

「それにそもそもの話なんだけど!」

 

「私が試験に落ちたのは!」

 

「飛び級の為に一つ上の二年生用テストを受けたせいだから!」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

ヒフミとハナコが顔を見合わせる

 

私は思わず視線を逸らした

 

「飛び級?」

 

ハナコが首を傾げる

 

「どうしてそんな事を?」

 

「ど、どうしても何も!」

 

「私はこれから正義実現委員会を背負う立場になるんだから!」

 

ハナコがうんうんと頷く

 

「向上心は大切ですね。」

 

「でしょ!?」

 

コハルの顔が少し明るくなる

 

しかし

 

「ですが、それで落第してしまったんですよね?」

「一度試しに挑戦するというのであれば分かりますが・・・」

 

ハナコが首を傾げた

 

「何故それを何度も?」

 

「っ!」

 

コハルが固まる

 

「う、うるさいうるさい!」

「私が言いたいのはそういう事じゃなくて!」

 

コハルが顔を真っ赤にしながら叫ぶ

 

「つまり私は今まで、本当の力を隠してたって事!!」

 

「・・・なるほど?」

 

ハナコがぱちぱちと瞬きをする

 

「今度のテストはちゃんと一年生用のテストを受けるから!」

 

「そうすれば優秀な成績を収めて終わり!」

 

「分かった!?」

 

「「・・・」」

 

ヒフミとハナコが顔を見合わせた

何とも言えない微妙な笑顔だった

 

(まぁ・・・言いたい事は分かる。)

 

(分かるんだけどね・・・)

 

過去の周回でも何度か聞いた台詞だ

そして大体の場合、その自信は試験当日に砕け散る

 

もっとも、それを今ここで言うのも野暮だろうね・・・

 

「それで、直ぐにこんな補習授業部なんて辞めてやるんだから!」

 

「えっと、個人で優秀な成績を出したとしても、

それでこの部を卒業出来る訳で―――」

 

「なるほど。」

 

ヒフミの言葉に重ねる様にアズサが口を開く

 

「経歴を隠していたわけか。」

 

「ちなみに私も今は前の所との学習進度の違いが大きかったから、一年生の試験を受けている。」

 

「あ。」

 

コハルが反応する

 

「じゃあ同じ―――」

 

そこまで言って止まった

 

「・・・」

 

「・・・」

 

アズサは首を傾げている

 

本当に意味が分かっていない

 

コハルは数秒悩み

 

そして

 

「い、いや!」

 

勢いよく首を振った

 

「どうせ直ぐに関係無くなるけど!」

 

「それに、短い付き合いで残念だったけど、

あんた達はそういう感じじゃないみたいだし?あははっ!」

 

無理やり笑うと、コハルは踵を返した

 

「じゃあね!精々頑張って!」

 

勢いよく扉へ向かう

 

「あ、あの・・・!」

 

ヒフミが慌てて呼び止めようとする

 

だが

 

【バタンッ!】

 

勢いよく扉が閉まり、教室に静寂が訪れる

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

数秒

 

誰も何も言わなかった

 

(相変わらずだなぁ・・・)

 

毎回とは言わない

けれど、かなり高い確率でこんな感じだった気がする

 

コハルは焦ると突っ走る

そして一人で結論を出して走り去る

 

ある意味では非常に分かりやすい

 

 

ヒフミが困ったように扉を見る

 

「い、行ってしまいましたね・・・」

 

「ふふ。」

 

その横でハナコが小さく笑った

 

「コハルちゃんはテンションの上下が凄くて、見ていて面白いですね。」

 

本当に楽しそうだった

からかう相手を見つけた子供のように

 

「アズサちゃんは対照的に、一貫して全然ブレないですし。」

 

「?」

 

アズサが首を傾げる

何を言われているのか分かっていないらしい

 

「そうかな。」

 

「そうですよ。」

 

ハナコは楽しそうに微笑む

 

「お二人とも正反対で見ていて飽きません。」

 

("もう観察モードに入ってる・・・")

 

思わず内心で苦笑した

 

ハナコはこういう所がある

相手の反応を見る

言葉を投げる

返ってきた反応を楽しむ

 

それだけならただの悪戯好きだ

 

けれど

 

この子の場合はそれだけじゃない

 

時々

本当に時々だけれど

 

こちらが思っている以上のものを見ている事がある

だから少しだけ厄介だ

 

(・・・まぁ。)

 

今は考えすぎかな

 

 

「あうぅ・・・」

 

ヒフミはまだ心配そうに扉を見ていた

 

「"大丈夫だよ。"」

 

思わず声を掛ける

 

「"コハルもちゃんと明日には来ると思うから。"」

 

「そ、そうでしょうか・・・?」

 

「うん。」

 

むしろ来ない未来の方が珍しい

何だかんだ言いながら

 

彼女は真面目だ

 

「これから楽しみですね。」

 

ハナコが微笑む

 

「ふふふっ。」

 

「・・・?」

 

アズサは相変わらず首を傾げている

 

ヒフミは不安そう

ハナコは楽しそう

コハルは迷走中

 

改めて見回してみる

 

("うん・・・。")

("凄い面子だなぁ・・・。")

 

今更ながらそう思った。

 

「"あはは・・・まぁ楽しくなりそうだね・・・"」

 

その言葉に

ヒフミだけが少し安心したように笑った

 

 

この日を境に

補習授業部は毎日放課後、この教室に集まり

 

特別な補習授業を受ける事となった

 

 

 

 




ヒッフッ↑ ヒ↓フ→ミッ↑ミッ↑ ヒッ↓フッ→ミッ↓ ヒッ↓フッ→ミッ↑

でお馴染み皆さん大好き普通(笑)のファウスト閣下です。
ちなみに先生の経験した、周回で何回かファウストであることがナギサに露見し退学させられています。
主に露見した理由は、先生の頑張り過ぎで、巡航ミサイルを迎撃してしまい、
ナギサがミサイルで負傷しない為、ナギサが現地で戦力として戦う事になり、ヒフミのブルアカ宣言時にその場に居合わせた事が原因ですね。
あの時のナギサは学校の指導者として動いているので、その目の前で闇の帝王ファウスト宣言は流石に多めに見る事も出来ずに・・・という感じです。
ちなみに裏取引で、アビドス生として転入という形になっており、
そのままアビドスに入学しており、順調に頭アビドスになっていました。
まぁ元々、ペロロの転売ヤーに焼き入れたり、ペロロのパチモン売ってる露天商に恫喝したりしてるので、素質はあったんですよね。
というか何でこの子トリニティに居たの?君アビドスかゲヘナの素質あるよ?

補習授業部の面々もアビドスに遊びに来て皆で遊ぶという感じで特に所属が変わった以外では今とあまり変わらない生活を送っています。流石ファウストしぶとい。


この世界のアズサは、サオリから厳しい訓練を施されてはいたが、
足長おじさんこと、アンラから物資提供がされており、衣食住には困っていない為、
原作よりすこし発育が良い。

なお、アンラ自身はアリウスの連中にあまり過干渉はしたくない(何処を触ってどう変わるか本当に読めない)為、
必要最小限の接触を図っていて、アリウススクワッドのメンバーでアンラと面識があるのは、
サオリと、ミサキだけなので、足長おじさんという物資を運んでくる人物がいる事しかアズサも知らない。
欲しい物があればサオリに言えばサオリからアンラに伝える感じになっていました。
なので、以前ヒヨリがいったファッション雑誌もそんな感じでサオリ経由で要望が届いてます。

アズサがアンラに欲しがった物は、お花でした。
ここでアンラは、ベアトリーチェにバレても大丈夫かつ、アリウスのような荒廃した土地でも育成可能な頑強な種を送りました。
タンポポです。ちなみに花言葉は【不屈の精神】・【神託】です。
そのタンポポをアズサはアツコに見せて二人でお世話していました。

ちなみに世代は違いますが、今だにこのタンポポはアツコに世話をされて、
アリウスの郊外でひっそり(若干バイオハザードしてる気もしますが)繁殖しています。
一面タンポポ畑まであと少しといった所でしょうか。

綿毛の季節になったらちゃんと処理しないと火事になるから注意だよ、アツコ。
全部おわったらおっさんが綿毛のシーズンになったら水撒く事教えたげないと・・・
アリウスがタンポポのせいで火の海に沈む・・・ギャグなのに起こってるのがシャレにならねぇ

そして・・・たんぽぽを覚えておいてください。皆さん。
ほんとにこのタンポポこそが、アリウスの未来です。

任せろ任せろー!
カイザーを貶めた経営手腕でアリウス自治区を立派な産業学区にかえてやんよ!
まぁ・・・オラトリオ編になるんだけどね。
それまで頑張って覚えていてね。
一応オラトリオ編で出てきたらここの話とかを注釈でいれるけどね。
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