おっさんキヴォトスに行く 作:無い頭のおっさん
追記:今後の展開の為少しだけ改定しました
≪ホシノ視点≫
滅茶苦茶言動と容姿が怪しいおっさんと自称する大人とアビドス高校が業務提携してから2か月が経過した。
「はぁ・・・順調にアビドスの預金残高が増え続けている・・・」
そうホシノが切り分けられたロールケーキをフォークで更に小さく切り分けながら独り言ちる。
(直ぐにボロが出て裏切ると思っていたのに、この2か月毎月3000万以上の入金をした上に、毎月の総利益の2割分を支払う契約まで律儀に払ってくる・・・
現状アビドス高校の方が新興企業から搾取している悪徳学校のようだ・・・・)
「えー資金が増える分にはええやん、何が不満なんホシノちゃんは」
私の目の前にローブを脱いで自分が持ってきた
「アンラさんやっぱり、契約内容みなおそ?せめて最初に契約した利益の20%って所はもう無くしていいと思うの」
眉毛がハの字になってしょんぼりしたユメ先輩が切り分けられたロールケーキをフォークで突きながら話してる、ちょっと可愛い
「いやー契約は絶対やからねぇ~アビドスの借金は全然減ってないんでしょ?ならもっといっぱいお金必要だから問題ないよねぇ」
性格の悪いおっさんがニヤニヤしながらほざいてる、かなりぶん殴りたかった
「貴方の発言だけ聞いてると完全に悪徳企業が厭味ったらしい感じで人の弱みを漬け込んで話しているように聞こえるんですよね。
その実周りから見たら私達の方が貴方から騙してお金を毟り取ってるようにしか見えないから問題なんです。」
小さき小分けしたロールケーキを食べながらアホのおっさんに言った・・・
このロールケーキ美味しい・・・
「まぁまぁ~どうせうちの会社の資金の流れなんて一切追えないんやから安心してや。
なんせ全資産を銀行じゃなくて常時おっさんが持ち歩いてるからね~」
「ほんとその神秘の使い方反則ですよね。私にも教えて欲しいんですけど?」
「いやーコレは使い方が特殊過ぎるから多分ホシノちゃんには無理かなー?」
そう言いながら目の前でお土産に持ってきたロールケーキと同じ箱をもう一箱虚空から出してきた
「まだ食べるんですか?」
「いや、これは君たちにあげる用やで」
「わーい!アンラさんありがとう!このロールケーキほんとに美味しいんだよね!」
ユメ先輩がさっきまでハの字だったのに今では満面の笑みになっている・・・
ケーキで茶を濁しやがったなあのおっさん・・・
「はぁ・・・」
「溜息ついたら幸せが逃げていくぞー」
「溜息の原因が言わないでください。」
「お、おぅ・・・それどっかのスーパーな超人様も同じ事言ってたわ」
「その人も被害者なんですね、可哀想に。」
「いや・・・あのアホの子はどっちかいうと加害者・・・」
こんなやり取りがここ最近の日常になりつつあった
そんな時、部屋にあったテレビからニュースが流れてきた。
「数日前カイザーコーポレーションの子会社が保有しているビルに謎の飛来物が当たりビルの大部分が損壊した事件ですが、
今だに飛来した物体とその原因が不明の状態が続いており、現在DU地区ではいつ何が降ってくるかという不安の声も上がっており・・・・・・」
「怖いねー流れ星とかかな?
最近のアビドスは再開発計画?とかでバタバタしてるし、なにも降ってこないといいんだけど」
「星なんて降ってきたらDU地区は今頃何も無くなっていますよ。」
「あー・・・うん、もしも流れ星が原因だったら多分犯人はトリニティだったやろうなぁ・・・」
なんておっさんが面白くもない冗談言ってきたから、おっさんを見るとちょっと白目を向いて煤けていた。それはもう過去にそんな光景を見たと言わんばかりの反応だった
「え?トリニティは星が落ちてくるんですか?冗談ではなく?」
「あー・・・トリニティに生息しているピンクゴリラが居てだな。そいつの必殺技が星を落としてくるぞ。」
「トリニティってお嬢様学校だったような・・・」
ちょっとドン引きした反応のユメ先輩
「いや、あっこはお嬢様学校じゃないで、末端は性格ドブを煮詰めた様な子らが跋扈して、トップ層になると途端にゴリラ園に早変わりするちょっとした魔境やで」
「「えぇ・・・」」
≪アンラ視点≫
「さて、ほんならそろそろおっさんもお暇さしてもらいますかね。」
おっさんがそういった時ホシノも立ち上がった
「では、見張りも兼ねて外まで送ります」
「あいよーしっかりエスコート頼むわ
ほんならユメちゃん、また美味しそうなお土産手に入ったら遊びに来さして貰うわ~」
「はい!楽しみにしてますねー!」
ユメからのその言葉を聞いてからホシノと共に生徒会室を出て行った
「ホシノちゃんもだいぶ丸くなったよなぁ・・・
最初は切れたナイフホシノちゃんだったのに今は一応鞘に入ってるナイフホシノちゃんくらいにはなったもんな」
「バカにしてます?買いますよ?その喧嘩」
「ハッハッハ、ヘイローもないおっさんをオヤジ狩りするなんてホシノちゃんもすっかりアウトローになっちゃって、おっさん悲【ドパンッ】ッあぶね!!!」
ホシノをちょっとからかったおっさんは問答無用でホシノから頭を撃たれそうになっていた
「いやいやいやいや!至近距離から頭狙いとかヤバすぎでしょ、ホシノちゃん流石にそれはやってるよ君!」
「うるさいですね、どうせ避けるんだから何処狙ってもいいじゃないですか」
「やっぱりホシノちゃん切れたナイフだよまだ・・・・・・
おっさん以外のヘイロー持ってない人にソレしたら普通に頭に真っ赤なお花が咲くからね?ほんとにしたら駄目だよ?おっさんとの約束やで?」
「もう一発ぶち込みましょうか?」
その言葉を聞いた瞬間おっさんは空を見上げた
(すまん、先生。ホシノに悪ふざけしたら最悪俺とのノリで頭ぶっ飛ばされるかもしれねぇ・・・
アホの子にバリア張って守ってもらってくれ・・・)
校門までついたおっさんはホシノに話しかけた
「ホシノ、君に言っておく事がある。」
いつものふざけた雰囲気が一切なくそこには真剣な顔の七篠アンラがいた
「な、なんですか急に」
いつものおっさんの雰囲気と全く違うキヴォトスでは一切出会う事の無いであろう大人の人間としての顔を見たホシノはドギマギしていた
「ホシノは今後想像を絶するほどの絶望を経験するかもしれん。
俺はその時に君の傍に居て支えてやる事は出来ないと思う
でも君には未来で楽しい思い出がきっと出来る。
なんでも自分1人で出来ると思って1人で暴走してもその暴走を止めてくれる人もきっと来る
だから・・・強く生きろよ。その命に自分で見切りを付けるなよ・・・」
「・・・なんですかそれ、冗談にしては面白くないですし、冗談としても質が悪いですよ・・・」
「あら、やっぱりそう?死亡フラグ風のギャグはやっぱりホシノちゃんにはまだ早かったかー!
おこちゃまだからなぁ!」
「ピキピキ・・・良いですよ。その喧嘩買ってやりますよ。今回こそぶち殺します」
笑顔のホシノが額に青筋を浮かせてショットガンをフルリロードしていく
「ハッハッハ!サラダバー!「シネェ!!!!」」
全速力で逃げようと動き出したおっさんを見たホシノはぶちぎれておっさんに向かってショットガンを連射しながら追いかける
平和なアビドスにおっさんの笑い声とホシノの怒号が鳴り響いていた
さーこの先曇りがあるぞ
トリニティゴリラ園
ピンクゴリラ:聖園ゴリ
キュウゴリラ:蒼森ゴリ
キセイゴリラ:剣先ゴリラ