「と言うわけで誠に残念ながら貴方方は亡くなりました」
何も無い真っ白な空間で天使の様な羽根の生えた女にそう言われる2人の男女がいた。
彼らは双子の兄妹で仲良く歩いていた所を乗用車に撥ねられ亡くなったと天使は説明する。
「それに伴い貴方方には転生するチャンスを与えます。転生先を選ぶ事は出来ませんが多少の特典位は与えても良いと神様から許可を頂いてますのでその辺りは融通します」
天使にそう言われ2人は迷わず同時に
「「転生先でも元の世界のゲームを出来る様にして下さい!!」」
そう叫んだ。
「分かりました。ではその様に」
天使は特に迷う風でもなく2人に特典を与え2人は転生した。
それから3ヶ月
「それじゃあ神様!!リュウイチさんミユさん、行ってきます」
「「「行ってらっしゃいベル君、気をつけてね」」」
2人は【ダンまち】の世界に転生しヘスティアの所で世話になっていた。
最初に2人が転生した際、【ダンまち】世界とは分かってからの行動は早かった。
年代を調べ状況を調べまだヘファイストスの所でぐうたらしていたヘスティアに土下座で眷族にしてもらう様に頼み込んだ。
それに伴いヘファイストスから古い教会を住処に貰いその背中にステイタスを刻んで貰った。
「さぁ、2人ともダンジョンに行っておいで」
「「いや、行きませんが?」」
ヘスティアにそう言い切った2人はそれからダンジョンに潜る事は一切せず部屋の中でヘスティアには理解出来ない何かを弄っていた。
それから1ヶ月後
「………………………………何これ?」
ヘスティアの前には見たこともない四角い板があった。
「流石に電波なんて無いですからチャンネルはありませんがゲームする分には十分ですね」
「ちゃんと4K画質だしな、結構頑張った」
「2人ともこれ何?単なる四角い箱みたいだけど…………」
「「ふっふっふー!!これはですね」」
2人はそう言うといそいそと何かを取り付け横に付いていたスイッチを押す。
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
「うわぁ!?」
すると画面が点灯しヘスティアは思わずマヌケな声を上げ画面を注視する。
「何か文字が、えっと……………………【ドラゴンクエスト】?」
「そうです!!かの有名な名作RPG!!そのデータを蓄積するのに1週間!!長かった!!本当に長かった!!」
「データ入れた板金が無くなった時は心折れかけたな」
「本当、ヘスティアに掃除と称して捨てられかけた時は焦りましたねぇ〜」
「ご、ごめんよ、所でこれ何?」
「それは【テレビゲーム】と言う全く新しい娯楽品です」
「娯楽品?」
「つまりですねぇ」
2人は【テレビゲーム】の素晴らしさをヘスティアに力説する。
「ふぅ~ん、まぁ仕組みは分からなかったけど楽しみ方は分かったよ。それでどうやって遊ぶの?」
「これはですねぇ〜」
2時間後
パラパッパッパ〜♪
「あ、レベル上がった」
「2人とも」
「「何ですか?」」
「これ売ってお金にしない?」
ヘスティアのこの一言がきっかけで後にオラリオに娯楽革命が起こる事となるのはもう少し先の話。
サトウ・リュウイチ
スキル
遊戯に関する物なら何でも作り出せる。ただし何かしらの素材が必要。(簡単な話ゲーム関係限定の製作スキル)
妹のミユにも同じスキルがある。
冒険しないためスキルのみ記載