オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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マインクラフト 実装

リュウイチがゲーム開発を生徒達に促して暫く、リュウイチの講義を受ける生徒達が全員ゲーム開発を終え、リュウイチとミユはそのゲームの精査に入っていた。

 

「この子のゲーム面白いですよ。食事とバトルを融合したグルメバトルゲーム」

 

「此方もだ。此方はポケモンの進化システムを軸にしたパズルゲームだ」

 

数々のゲームを評価していく。

 

「けど、やっぱり抜きん出てるのはこれだよな」

 

「そうですね」

 

2人は同時に同じゲームを見る。

 

「名前こそ違うけど完全にマインクラフトだな」

 

「凄いですよね。1からこのゲームに辿り着くなんて。それで何時公表するんですか?」

 

「う〜ん、そろそろ発表されると思うぞ」

 

「え?」

 

「店にこのゲームのデータやCMのデータとかも送って宣伝日と時間も伝えたから、予定時間になったら流すようリリルカに伝えといた。まぁ流すのはヘスティアだろうから心配ではあるが…………」

 


 

オラリオのとある広場、そこでヘスティアは普段リュウイチとミユが宣伝用に使うプロジェクターを抱え歩いていた。

 

「全く、2人とも主神使いが荒いんだから」

 

ブツクサと文句を言いながらもきちんと仕事を熟すヘスティアは広場に着くとテキパキとした手付きで準備を整えていく。

 

「良し、宣伝開始っと」

 

ヘスティアはプロジェクターのスイッチを押し広場に宣伝が流れる。

 

『四角い世界に出会いを』

 

ブロックで出来た世界と主人公に人々の足が止まる。

 

『作って、壊して、生み出そう!!』

 

【マインクラフト】発売決定!!

 

『このゲームは今回学区のとある生徒の案を元に発売した物です。皆さんも是非お楽しみ下さい』

 

最後にリュウイチの声でそう言うと宣伝は終わる。

 

それから少しして、リュウイチとミユはマインクラフトを設計した生徒を職員室に呼び出した。

 

「し、失礼しま〜す」

 

生徒が入ると、そこにはバルドルや他の神々も同席しており、物々しい雰囲気に物怖じするが、リュウイチに促され席に付く。

 

「あ、あの、私なにか粗相をしたでしょうか?」

 

「いやいや、むしろ君は素晴らしい成果をあげたよ」

 

「え?」

 

「これを」

 

リュウイチはそう言うと、生徒に1枚の書類を差し出す。

 

「これは?」

 

「君が開発したゲーム、【マインクラフト】がとてつもない売上を叩き出してね、それでこれは開発者である君にも相応の報酬を払うべきだと思ってね」

 

リュウイチの言葉に生徒が改めて書類に目を通す。

 

「えっと、取り分が私が6割で【聖火の遊技場】さんが4割?…………ですか」

 

「ああ、どうだろう?」

 

リュウイチの言葉に生徒はその辺りの知識がなくバルドル達に目を向ける。

 

「私としては悪くない契約だと思う。こういう言い方はあれだが、金はいくらあっても困る物じゃない。君の将来の為にもね」

 

「分かりました。それでお願いします」

 

「では此方にサインを」

 

ミユがそう言うと生徒は自身の名前を記す。

 

「では取り敢えず、今月分の売り上げの6割だ」

 

リュウイチがそう言い金の詰まった袋をテーブルに置く。

 

「こ、これは…………「見ての通り金だ、約200万ヴァリスと言った所かな?」」

 

「に、200万ヴァリス!?」

 

「言っておくがこれはまだ序の口だ。あと2〜3ヶ月もすればこの5…………いや10倍は入って来ると思うよ」

 

「………………………………」

 

開発者である生徒は目の前の金を震えながら受け取り、身に余る大金に震えながら自室に戻って行った。

 

尚、彼は後に第一級冒険者にも負けない金額を手に入れるのだが、それはもう少し先の話。

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