【そうだ、本編が進まないなら外伝を書けば良いじゃない】
と言うわけで第1弾
時を渡る道化師&イレギュラーレコード編
迷い込んだ先
「「…………………………………………」」
ミユとリュウイチの眼前では地獄が広がっている。
人々は容易く死に悪が嗤い悪が蔓延る。
何事も巻き込まれる時というのは唐突だ、それが悪い事なら尚更に。
その日も変わらずゲーム開発を進めていた2人はうっかり回路の調整をミスり作業部屋で大爆発を起こした。
そして気が付けばオラリオは阿鼻叫喚の地獄と化し何故か隣ではベルが寝ていた。
「お〜い、ベル起きろ〜」
リュウイチがベルの頬をツンツンと突きベルを起こす。
「う〜ん、ここは?リュウイチさん?…………ミユさん?」
「おそようベル」
呑気な挨拶をしていると遠くの方で大爆発の音と振動が走り三人はそちらに向かう。
その道中も並ぶ建物はヒビだらけ破壊跡だらけで普段の活気あふれる様子が微塵も感じられない。
「こりゃ本当にただ事じゃないな」
「兄さんの予想は?」
「普通に考えて一瞬でここまでボロボロに出来る勢力は【ロキ・ファミリア】位だが多分やらないだろう。フレイヤは潰したし、って事でケース1、すっごい未来又は過去に来ちゃった。ケース2、別世界のオラリオ、所謂パラレルワールドだな。ケース3その両方」
「また面倒臭い事になりましたね」
「ベル、お前も何があるか分からないから武器確認しとけ」
「あ、はい!!」
3人は手持ちを確認するとそれぞれの得物が手元にあった。
「最悪弾はベルに複製してもらうか、あんまり使う様な事にならなきゃ良いけど」
「そこの人達!!危ない!!直ぐにそこを離れなさい!!」
何処からか声が聞こえ3人が辛うじて反応すると3人が居た場所に隣接する建物が爆発を起こし破壊されていく。
「大丈夫でしたか?」
そう言って現れたのはリューだった。しかし髪が腰辺りまで伸びており服装も若干違う。
「り、リューさん!!」
「リュー?」
「何が起こってるんですか!?どうしてオラリオが火の海に!?」
ベルは直ぐに立ち上がりリューに捲し立てる様に尋ねる。
「そんなもの、今が【暗黒期】だからに決まっている」
「え?【暗黒期】?」
「兄さん、これは」
「ああ、ケース1だな」
「それより貴様、何故私の真名を知っている!!まさか闇派閥の回し者か!!」
「私が教えたからですよ」
リュウイチは事態を収めるべくそう言いベルの前に立つ。
「何だ貴様は?」
「失礼、私はリュウイチ、商人をしております」
「商人?」
「ええ、実は……………………」
リュウイチはそこから口八丁でリューを囲い込みリューの方から【アストレア・ファミリア】の本拠に来いと言わせる様に誘導しひとまず【アストレア・ファミリア】の本拠に向かった。