【アストレア・ファミリア】の本拠に向かう道中も決して和やか穏やかと言う物ではなかった。至る所で爆発が起き合流した【アストレア・ファミリア】の面々がその対処に走る。
光さえ届かぬ闇の時代、まさに【暗黒期】
元の時代なら30分程で辿り着く様な道を様々な障害を乗り越え2時間近く掛け漸く辿り着く。
しかしそこからの話は早かった。リュー達の主神アストレアにだけ背中を見せれば大体の事情を察してくれて4人だけで話をする場を設けてくれた。
「と、まぁそんな感じですね」
「そう、本当に貴方達はカオスを超えてきたのね。それで貴方達はこれからどうしたい?」
「俺達のやる事はどこでも変わらない。ゲームを作って多くの人に遊んでもらう」
「それに、こんな辛気臭いのは私達には合いませんしね」
「フフ、面白い子達を迎えたのねヘスティアは。良いわ、それなら貴方達は家の【居候】ね」
「「「はい?」」」
「衣食住の当てなんて無いでしょうし私達の本拠で寝泊まりすれば良いわ、それに貴方達の商品に興味もあるし♪」
こうして、【アストレア・ファミリア】での居候が決まった。
次いでに侵入者と間違われて【アストレア・ファミリア】の面々にボロボロにされたのは此処だけの話だ。
「と言うわけで、これから居候してもらう子達よ、自己紹介を、真名は不味いから偽名でね」
「え!?そんな急に!?」
「では、私から、リューさんには前回名乗りましたがリュウイチと申します。此方は妹のサクラ、2人で商人の真似事をしています」
「こんにちは!!」
「そして彼がうちの稼ぎ頭」
リュウイチに振られベルはグルグルと偽名を考える。
「し、シロです!!宜しくお願いします」
「「「「偽名だな」」」」
(駄目でした〜!!)
ベルの下手くそな嘘にリュウイチとミユも思わず頭を抱え笑いが溢れる。
(シロってガッツリシロウから貰ってるしwww)
(思いつかなかったにしてももうちょっと何とかなったろwww)
「大目に見て上げて、皆。訳ありなのよ。ここにいる間は仲良くしてあげて頂戴」
「ええ、それに皆さんにとっても悪い事ばかりでもありませんよ?」
リュウイチがアストレアの後にそう切り出しベルに魔法を発動させる。
「【決められた正義、決められた悪】【救いがあり、滅びがあり、物語がある】【彼らの物語をここに】」
突然の魔法の発動にリューが過剰に反応するがアストレアがそれを制する。
「【
そこには白黒の中華剣干将・莫耶が握られておりこれにはアストレア・ファミリアも面を食らう。
「武器複製の魔法?」
「まぁ根本は違いますがそう思っていただいて構いません。彼はこの様に剣を生み出すことが出来ます。この剣を皆さんにお貸ししても良いですよ」
「魔法で作った武器ねぇ〜でもこう言うのは大概見掛けだけだったり耐久性に問題があったりするもんだがな〜」
ライラはそう言いながらベルの手から干将・莫耶を取り具合を確かめる。
「どうですか?」
リュウイチが尋ねるとライラは頷く。
「確かに良い剣だな、でもコイツは癖があるから使い手を選ぶな」
「無論他にも取り揃えていますよ」
2人が悪い笑みを浮かべながら取引している間に他の面々は食事の準備に入った。
因みにこの商談は僅差でリュウイチが割を食わされた。