オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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再会

「【体は剣で出来ている】」

 

同時にベルの体から魔力が溢れその腕に無数の光の線が走る。

 

「【福音】」

 

アルフィアはそれに対し一言声を発し危険を悟ったベルは咄嗟に熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)を展開する。

 

「【血潮は鉄で、心は硝子】【幾たびの戦場を越えて不敗】【たった一度の敗北もなく、たった一度の勝利もなし】」

 

「【炸裂】」

 

放たれる言葉から音の爆弾が爆発しアイアスの花弁が1枚散る。

 

「【担い手はここに独り】【剣の丘で鉄を鍛つ】【ならば、我が生涯に意味は不要ず】」

 

「【この体は、無限の剣で出来ていた】」

 

展開された無限の剣の丘にアルフィアは周囲を見回す。

 

「世界を塗り替えたか、些か見窄らしいが簡単な魔法では無い、だが」

 

アルフィアは目にも留まらぬ速さでベルに接近し近くの剣を取り斬りかかる。

 

「私にも武器を用意し自ら援軍を断つ、悪手が過ぎる」

 

「フッ!!」

 

ベルが力を込めると近くにあった無数の剣がアルフィア目掛け1人でに動く。

 

「ッ!!」

 

更にアルフィアが取った剣も意思を持つ様にアルフィアの手から離れようとする。

 

「【福音】」

 

「グッ!?アアアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

剣での攻撃が不可能と悟ったアルフィアは魔法をベルにぶつけダメージを受けた拍子に【無限の剣製】が解除される。

 

「無数の上等の剣が敵となって襲って来る結界魔法、雑多の敵なら決まれば勝ちだろうが、格上の相手には相手が増えるだけの雑音にしかならん」

 

(オッタルさんと同じだ、この人も究極の1に立つ側の人)

 

ベルは立ち上がりアルフィアに勝つ算段を考えるが届くイメージが無い。そんな時、突如遠くの方で神の送還の光が登る。

 

「始まったか、刻限だ。戯れの時間は終わる。私を止める事が出来ないのなら、お前はここで潰えろ」

 

「【ウィン・フィンブルヴェトル】!!」

 

「無事か?名も知らぬ坊主」

 

そこにリヴェリアとガレスが現れアルフィアに魔法を放つが当然の如く回避される。

 

「その風体、お主がフィン達の言っておった【道化師】の1人だろう?良くぞ1人で持ちこたえた」

 

「……………………興が削がれた」

 

アルフィアはそう言うとその場から消えた。

 


 

アーディ・ヴァルマは死の淵を彷徨っていた。

 

彷徨っていた中で在りし日の忘れた記憶が蘇っていく。

 

「そうだ、私、何で今まで忘れてたんだろう。シロ!!」

 

同時にアーディは目を覚ますとそこには姉のシャクティと【アストレア・ファミリア】の面々が立っていた。

 

シャクティから事の経緯を聞き混濁した記憶を整理していく。

 

「そうだ、私、あの子を助けようとして」

 

闇派閥の手に掛かり自爆装置と化した少女を助けようとした瞬間、その少女が目の前で自爆、死を覚悟したアーディを救ったのは腰に下げていた白い中華剣 莫耶だった。

 

(そうだ、あの時この剣に引っ張られて…………)

 

「君が…………助けてくれたの?シロ」

 

アーディは全てを悟り部屋を飛び出すとベルを探し回り走り出した。

 

宛もなく手掛かりも無く走り回りどれ程の時が流れたか、アーディはベルの胸の中に飛び込み大粒の涙を流した。

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