オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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レベルアップ

「此方に【真紅眼の黒龍デッキ】くれ!!」

 

「此方は【ブラック・マジシャンデッキ】と【強化パック】を2つ…………いや3つだ!!」

 

「はいはいはいはいはい〜!!ただいま〜!!」

 

「お待たせ〜!!新しい【強化パック】だよ〜!!今日はこれで最後だ!!」

 

「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」

 

30分後

 

「「ゼェ…………ゼェ…………ゼェ…………ゼェ」」

 

「お〜お〜、お疲れだな」

 

「み、皆【遊戯王】を買いに来るんだ…………」

 

「しかも全員が買いに来るわけじゃなくて時々【テレビゲーム】を買いに来る人もいますからね…………」

 

力尽きたリリルカとヘスティアにリュウイチが声を掛けるとそんな言葉が帰ってくる。

 

「う〜ん、やっぱり【2号店】を出した方が良いのかな?でもお金は兎も角人手がな〜」

 

「それに良い物件があるとも限りませんしね」

 

「やっぱそうだよな〜、所でベルはまたダンジョンか?」

 

「はい、本日はリリも潜る予定だったのですが急に客足が増えまして、仕方無いので本日はソロでお願いしました」

 


 

ダンジョン

 

【ヘファイストス・ファミリア】との合同遠征に出ていた【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者は思わず足を止めていた。

 

「ブモオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「アアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

彼らの前で死闘を繰り広げるのは1人の冒険者と1匹のミノタウロス、互いの得物が激しくぶつかり合い血肉が舞う。

 

彼らの前で死闘を繰り広げるのは以前仲間内で嘲笑った新米の冒険者、その時は逃げ回る事しか出来なかったソレに立ち向かい互角の戦いを演じている。

 

「だがソレだけでは駄目だ」

 

統率者であるフィンはその戦いを冷静に分析しそう語る。実際速度以外のあらゆる面で劣っているベルは攻めきれずいたずらにスタミナを消費している。故に一度距離を取りスタミナの回復を計る、少なくとも彼らの目にはそう見えミノタウロスもさせてなるものかと直ぐ様距離を詰めてくる。そんな中でベルは詩を紡いだ。

 

「【決められた正義、決められた悪】【救いがあり、滅びがあり、物語がある】【彼らの物語をここに】」

 

「詠唱!?」

 

「だがあの距離から撃つなど自殺行為だ!!それとも付与魔法!?」

 

リヴェリアの予想通り、ベルが使おうとしているのは付与魔法。ベルの考えは単純明快、足りないのなら足せば良い、故に選んだのは

 

「【バイキルト】」

 

ベルの体に力が漲りベルは突貫する。

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

漆黒の刃に貫かれてなお動こうとするミノタウロスは大剣を振り上げる。

 

「ブモオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

 

ベルは大剣が振り下ろされるよりも早く刃を横に滑らせミノタウロスの腹筋を引き裂く、内臓が溢れ出しミノタウロスは内臓が溢れまいと手で押さえるが痛みから膝を付きベルが大上段から振り下ろしたナイフに頭を貫かれ息絶えた。

 

数日後、ベルはLv2へとなった。

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