「「「「「…………………………………………」」」」」
【聖火の遊技場】の出入り口に【臨時休業】の看板を掛け中ではリュウイチとミユ、ヘスティアとヘファイストスとタケミカヅチとタケミカヅチの眷族達が集まっていた。
中でもタケミカヅチとその眷族達は暗い顔…………と言うより何処か申し訳無さそうな顔をしていた。
「済まないヘスティア、ヘファイストス。お前達の眷族達が帰って来ないのは俺達のせいかも知れない」
タケミカヅチが言うにはタケミカヅチの眷族達がダンジョンで危機に瀕し迫り来るモンスターをベル達に押し付けたと言う事らしい。
「恨み辛みは後にします。まずは救助を依頼しましょう、兄さん」
「ああ、俺はギルドに向かう、ついでに救出に有力なファミリアが無いか確認してこよう」
「お願いします」
リュウイチはそう言うと外へ飛び出していく。
冒険者ギルド
「エイナさん、ですね?」
リュウイチはベルから聞いていた特徴のハーフエルフに声を掛ける。
「そうですが、貴方は?」
「失礼、【ヘスティア・ファミリア】所属のリュウイチと申します。急を要する案件の為要件だけお伝えします。私共の団長ベル・クラネルがダンジョン攻略中【怪物進呈】を受けました。その結果現状戻って来ておりません。なので【冒険者依頼】をお願いしたいのですが」
「ベル君が!?…………分かりました。しかし報酬は?」
「当然出します。救助依頼の相場は?」
「場所や階層にも寄りますが中層なら大体50万ヴァリス程でしょうか」
「なら倍出します」
リュウイチはそう言うと金の入った袋を置く。
「どの位で集まりますか?」
「そうですねぇ、正直何とも…………」
「それならその依頼、俺達が受けよう」
リュウイチの背後から声が掛かり振り返るとそこには帽子を被った胡散臭い男とアスフィがいた。
「【万能者】と言うことは貴方はヘルメスか」
「そうだ、そういう君はヘスティアの子か、俺はこれでも天界でヘスティアと交流があってね、微力ながら協力するよ。報酬も魅力的だしね」
「ではお願いします」
その夜【聖火の遊技場】前
リュウイチがギルドに行っている間にタケミカヅチの眷族達が責任を取る為同行し更にヘルメスとヘスティアも向かうと言い出し大変な目に遭いながらもベル達は無事帰還することが出来た。
結果としてヘスティアがダンジョンに潜った事もバレ財産の半分+依頼料の100万ヴァリスも無くなったが数千万単位で売り上げを叩き出し続ける【聖火の遊技場】にとっては些細な問題だ。
更に今回ベル達を危険に晒した責任として【タケミカヅチ・ファミリア】からヤマト・命が1年間限定の【ヘスティア・ファミリア】への改宗が行われリュウイチとミユに散々こき使われる事になるのだが、それはもう少し先の話。