オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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マーケティング戦略

ゲームを売る事にした2人はどうやって売ったものかと考える。

 

「テレビも無いならCMなんて打て無いですよね〜」

 

「呼び込みもそれだけじゃあ意味ないだろうな〜」

 

「やっぱり体験してもらうのが一番だと思うんだけど…………」

 

「「体験?……………………それだ!!」」

 

ヘスティアの言葉に2人は同時に叫びああでもないこうでもないと何かを話し始めた。

 

3日後

 

ヘスティアの前には以前2人が作ったものと同じテレビとゲーム機があった。

 

「また作ったの?」

 

「はい、でもこれは体験版なんです」

 

「体験版?」

 

「簡単な話システムを理解してもらう為に途中までしか進められないバージョンです」

 

「つまりこれを体験してもらって気に入ってもらったら正規品を買ってもらうって商法です」

 

「成る程…………」

 

「早速備え付けよう」

 

「はい!!それと呼び込みですね!!」

 

2人はそう言うと意気揚々と階段を上がりゲーム機を備え付け外に簡易的な看板も作り呼び込みを行う。

 

「さぁさぁ!!ここに全く新しい珍しい娯楽品があるよ!!暇なお兄さんお姉さん!!見ていって〜!!」

 

「神様から一般人まで体験するだけでも良いよ〜!!勿論体験するだけならタダだ!!」

 

2人はそう言い呼び込みをする。

 

「ほぉ、オモロそうやな」

 

呼び込みして1時間程、2人の話に食いついたのは糸目の胡散臭さ全開の女神。

 

「ロキ様…………」

 

「お、ウチのこと知っとるんか、それで新しい娯楽ってどんなもんなん?」

 

「体験版をご希望ですか?」

 

「体験版?買わんでも遊べるっちゅうことか?」

 

「ええ」

 

「なら体験してみるわ!!」

 

ロキはそう言うと楽しそうに廃教会の中に入る。

 

「何や、偉い埃っぽい店やな、店というか教会やけど」

 

「何分新設ファミリアでお金が無いもんで、でも品物に関しては自信ありますよ」

 

ミユはそう言いロキを体験版【ドラゴンクエスト】の前に座らせるとチュートリアルが開始され次第にロキはその精巧さに驚き面白さにのめり込んでいく。

 

「ほっほ〜偉い上手く出来とるな〜、良し、一旦この街に寄って…………あ?」

 

ロキが操作するキャラが街に入るとそこで画面が暗転し【終了】の文字が画面一杯に現れる。

 

「嘘やろ!?ここで終わり!?ちょっとどうなってんねん!?」

 

ロキは直ぐに2人に説明を求めるが2人は淡々と告げる。

 

「此方【体験版】になりますのでここで終了とさせていただきます。ですが、此方に正規品がございますので此方ご購入いただければ続きが遊べますよ」

 

その言葉にロキはまんまと罠に掛かったと自覚した。

 

「な、何とエグい…………い、幾らや?」

 

「此方テレビ・ゲーム機・カセット全て合わせて24万9980ヴァリスになります」

 

「めっちゃ高い!?」

 

ロキは自分の財布とにらめっこしながら考える。

 

「ね、値引きしてくれへん?」

 

「では、1つお願いを聞いて頂ければ半額の12万9980ヴァリスでご対応しましょう」

 

「そ、そのお願いっちゅうのは?」

 

「ここの事を口コミで広げて欲しいんです。神様はこう言った娯楽が好きでしょう?」

 

その言葉にロキは同意し12万9980ヴァリスでテレビとゲーム機とカセットを買った。

 

後日、【ロキ・ファミリア】の本拠でしこたまリヴェリアに怒られるロキの姿があったらしいがそれはまた別のお話。

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