ギルドからの【強制任務】をクリアする為準備を進める事にした。
リュウイチとリリルカが主導でアイテム収集やら他派閥への参加要請やらで走り回りミユとヴェルフで装備の調整と道具調達を行っていた。
「はぁあああああああああああああああ!!」
同じ頃、ベルは中庭で【ブレイズ・オブ・カオス】に慣れるため訓練を行っていた。
剣を手放し鎖で振り回し双剣を打ち付け爆発を起こす、壁に剣を突き立てよじ登る。
「大分手慣れて来たな」
「ずっと動きを研究されてましたからね、リュウイチ様にも相談されていたご様子でしたし」
リリルカとヴェルフが休憩がてらベルの訓練の様子を見に来る。額に汗を流し訓練するベルに触発されたのかヴェルフは休憩もそこそこに立ち上がる。
「俺達も負けてらんねぇな」
そうして更に気合を入れ準備を整えた【ヘスティア・ファミリア】はとうとう遠征の日を迎える。
それぞれやれる事はやった様で真剣な顔でダンジョンへ向かった。
「本当に私達はついて行かなくて良かったのですか?」
居残りを言い渡された異端児達、その中でもレイは特に心配そうな顔でベル達を見送りながらリュウイチに尋ねる。
「何時もお前達の手を借りられるとは限らないからな、それに何かあった時に別で動ける奴も残しておかないと」
「そうそう、それに【配達】の方はどうするの?空輸が出来るのは貴女達しかいないんだから今居なくなられるのは困るよ」
「さ、分かったら仕事仕事」
リュウイチの言葉に異端児達は仕事を再開した。
「【エリマキリザード】でアタック」
「【ロクケラトプス】でお相手しましょう」
「そういや今日は春姫ちゃん達は居ねぇのか?」
賑わう店の中で客の1人がレイにそう尋ねる。
「ええ、ギルドから【強制任務】と言うのが来たらしくて、今皆さんダンジョン攻略に行かれてるんですよ」
「ほぉ、となると暫く会えないのか」
「その間は私達がお相手致しますから」
異端児達もお客さんにかなり受け入れられ始めこうして普通に会話する人まで現れた。
そんな中リュウイチとミユは新作のゲームを作り出しそれをヘスティアにプレイさせていた。
「「どうよ」」
「君達は…………そう言えばロキがこの作品のファンで続編をせっついて来たっけ」
「へぇ〜、そうだったんですか…………」
「知らなかったのか…………まぁ良い、幸いオラリオにいる北欧の神はあんまり出ないみたいだし良いんじゃないかな」
「じゃあ販売決定って事で」
ヘスティアのGOサインとリュウイチの言葉により新作ゲームの発売が決定した。