「キタキタキター!!この日を待ち望んどったで〜!!」
【ロキ・ファミリア】の本拠
ロキは早速手に入れた新作ゲームをゲーム機にセットする。
映し出されるのは逞しい髭を蓄えたスパルタの戦神クレイトス、その手には見慣れた双剣は無くシンプルな両手斧が握られていた。
「あれ?【ブレイズ・オブ・カオス】は?」
ロキは困惑しながらもゲームを操作すると木が倒れ腕に巻いていた包帯が外れる。
『あったよ』
「ん?」
その時、クレイトスの背後から木の枝を持った少年が現れる。
『船に乗るんだ』
包帯を巻き直しながらクレイトスはそう言い少年は指示に従い船に乗って家に帰ると謎の男の襲撃を受けフェイと言う新たな妻の遺言を果たす為息子のアトレウスと共に旅に出る。
「今回はウチらの地元が舞台聞いたけど、ウチとフレイヤ…………後はオーディンも出るんやろうか?」
ロキは自分の出番はまだかまだかと冒険を進めながら待ち続ける。
冒険は続き途中クレイトスの斧【リヴァイアサン】を作ったと言う【フルドラ兄妹】と遭遇したりフレイヤが森の魔女として登場したり知の巨人ミーミルの首を落としてフレイヤに蘇らせてもらったりと物語は続いたが、途中アトレウスが病に倒れアトレウスを救うべくヘルヘイムの番人の心臓を手に入れて来る様にフレイヤに言われる。
『死者の世界、知ってる?』
『別のならな』
『この冥界は極寒の地、炎は燃え上がらず9つの世界の如何なる魔法でも火を灯せない場所、冥界ではその氷の斧は使えないわ、別の武器がいる』
『……………………では家に戻らねば、葬り去った過去を掘り起こす』
『彼は過去の貴方じゃない、この子を導いてあげられるのは、父親である貴方よ』
フレイヤにそう言われクレイトスは家に帰る。その道中、見覚えのある人影が現れる。
『アテナか』
アテナは何も答えずクレイトスは家に辿り着くと床下からその過去を掘り起こす。
「キタキタキタ〜!!この時を待っとったで〜!!」
その登場にロキはハイテンションになりムービーを見る。
『逃げられはしませんよ、スパルタ人、真実から幾ら目を背けようとも何も変わりません。貴方は偽りの自分を演じる事しか出来ないのです。指導者、夫、父親』
アテナの最後の言葉にクレイトスはアテナを一瞥するがその手が止まることはない。
『そして、逃れられない運命の鎖に縛られている。貴方は変われない、貴方はこれからも永遠に、獣のまま』
『そうだ、だが最早お前の飼い犬ではない』
クレイトスはそう言うとアテナを通り抜けその刃を息子を助ける為に振るう。
それからクレイトスがアトレウスに自身が神である事を打ち明けたり謎の男改めバルドルを殺しフレイヤに恨まれたりあったがフェイの遺言、【九界で一番高い山から遺灰を撒いて】と言う物を2人で完了する。
「結局ウチとオーディンとトールは出てこんかったな、次回のお楽しみって事なんかな…………ん?」
自身の登場が無かった事にロキは残念に思いながらムービーを見ているとアトレウスがクレイトスに話を振る。
『ねぇ、母上は巨人だったから、僕は巨人で神だよね?』
『人間でもある』
『ああそっか、1つ分からない事があって、壁に書いてあった名前、巨人は僕の事を…………【ロキ】って』
「………………………………えええええええええええええええええええ!?」
翌日
「あ!!よっ、アトレウスwww」
「あ!!アトレウスさんが来たぞ〜www」
「何だよアトレウス、お前男神だったならそう言えよwwwだから胸無かったんだなwwwそれなら納得だよ」
「そうそうwww」
「ウガアアアアアアアアアアアア!!ドチビ!!覚えとけよ〜!!」
ロキは散々この話を擦られる様になる。