「と言うことで、【ロキ・ファミリア】に護衛依頼をお願いしたいのですが」
ギルドの受付、リュウイチは依頼の相談をエイナに持って行き話を聞く。
「報酬も破格で出すみたいだし問題は無いけど、【ロキ・ファミリア】も遠征があったりするから幹部陣は流石に無理だと思うよ?」
「それは問題無いです」
「じゃあ依頼書を作成するから後はそっちでやって」
「あれ?張り出したりしないんですか?」
「普通の依頼ならそうするけど、今回は【ロキ・ファミリア】の指名依頼だからね、一応ギルドを通して依頼書を作成して後は本人達次第って感じかな」
「成る程」
エイナは一通り説明し終わると依頼書をリュウイチに渡しリュウイチは依頼書を持って【ロキ・ファミリア】の本拠へ向かう。
「止まれ、所属と要件を聞こう」
「【ヘスティア・ファミリア】いや、【聖火の遊技場】のリュウイチだ、うちから【ロキ・ファミリア】に指名依頼を持って来た」
門番に止められ大人しく伝え依頼書を渡すと門番の1人が屋敷に消えもう1人と雑談していると5分程で門番が戻り中へ通される。
案内されるまま通路を進むと扉の前で門番が止まりノックし部屋の中に入る様に促される。
中では【ロキ・ファミリア】団長フィン・ディムナと主神のロキがいた。
「やぁ、良く来てくれたね」
「お時間取らせてしまい申し訳ありません」
「構わないよ、何でも僕達に依頼したい事があるとか」
「ええ、ヘファイストス様からラキア王国が私達を狙っていると言う情報をもらい、うちの団長達が戻ってくるまで【ロキ・ファミリア】に護衛依頼をお願いしたいと思いまして」
「その話はウチも聞いとる、自分らやり過ぎたなwww」
「笑い事じゃありませんよ神ロキ、このまま我々の命が脅かされれば貴女が待ち望んでいる【ゴット・オブ・ウォー】の最終作は永遠に販売出来ません」
その言葉にロキは顔面蒼白になりフィンに護衛依頼を受ける様にせっつく。
「まぁ、僕としても破格の値段だし受けたいとは思っている。これだけあれば遠征前の資金集めは大分楽になる。問題は誰を行かせるか」
「と言うか、アレスの事やからまた大軍で攻めてくるやろ?」
「そちらはギルドで確認した所また徴兵するとの事でした」
「ならそれで十分やない?」
「万が一に備えて、と言うやつですよ」
「……………………分かった、依頼にはラウルとアキを中心にLv4とLv3をそちらの非戦闘員分送りだそう。これでどうだい?」
「異論ありません。では此方、つまらない物ですが」
リュウイチはそう言うと金の入った袋を置く。
「これは…………」
「依頼書にある通り前金です。3000万ヴァリス」
「確かに、お互い今後も良い関係でありたいね」
互いに打算塗れの交渉はこうして終わり翌日から【ロキ・ファミリア】が数人警護にやって来た。
それから数日後、ベル達が帰還しラキアが進軍を開始し数日の内に戦争は終結した。
尚、あっさり捕まったアレスは『何で俺が人間風情に殺されねばならないのだ!!』等と供述していたと言う。