【バトルスピリッツの王者を決めろ】
噴水広場に突如として現れた画面、その画面にはそんな文字が浮かびリュウイチが手作りの壇上に上がる。
「ええ〜、多くのカードバトラーの皆さん、大変長らくお待たせいたしました。今日ここに、【バトルスピリッツ チャンピオンシップ】の開催を宣言をします!!」
リュウイチがそう言うとカードバトラー達は大歓声を上げリュウイチはその中で開催時刻や予定場所等細かいルール等を伝え噴水広場から退散する。
数時間後
「いや〜集まったな」
「凄い人だね」
「んじゃ早速」
「ねぇリュウイチ君」
壇上に上がろうとしたリュウイチをヘスティアが呼び止めリュウイチはそちらを見る。
「何だヘスティア?」
「誰も突っ込まなかったから黙ってたけど、その格好何?」
「これか?これはバトルスピリッツの看板キャラクターの1つ【ジャスティス立花】だ!!」
そう言うリュウイチは赤いマスクに異様に長いマフラーを付け派手な格好で宣言する。
「皆お待たせ〜!!ディスイズ、マイ、ジャスティス!!今日はチャンピオンシップに来てくれてサンキュー!!優勝目指して頑張ってくれ!!それじゃあ早速始めよう!!皆合言葉は知ってるな?【ゲートオープン】!!」
『【界放】!!』
同時にそこかしこでバトルが始まり数分の内に決着がつく場所もあれば中々長引く場所もある。
しかし確実に勝負はつき1人、また1人と脱落していく。
そして決勝戦
「兄さん、あの人」
「言わないでおこう、周りは誰も気付いてない様だし、大手の幹部ならストレスを吐き出す所も必要なんだろう。もしかしたらクエストの一環かも知れないしどのみち邪魔するのは不味い」
リュウイチ達3人の前で繰り広げられる決勝戦の席に座る片方、そこにいるのは誰がどう見てもリヴェリア・リヨス・アールヴだったがそこに突っ込む者は居なかった、身分がどうあろうと所詮この場では1人のカードバトラーだったから、そして奇しくもそんな彼女と対決するのは彼女に【月光龍ストライクジークヴルム】を贈った子供だった。
「エルフさんと戦えるなんてワクワクするな〜!!僕負けないよ!!」
「…………ああ、私も全力で君にぶつかろう。君から譲り受けた私の友と共に」
そんな会話を挟み2人はバトルを始める。リヴェリアは【月光龍ストライクジークヴルム】を主軸とした白デッキに対し少年は【太陽龍ジークアポロドラゴン】を主軸とした赤デッキ、この戦いに一番興奮していたのは観客でも本人達でもなくリュウイチとミユだった。
そんなこんなでバトルは最終局面を迎え互いにライフ2となる。
盤面は互いのキースピリットが残り少年のターン。
「【牙王ケルベロード】を召喚!!【牙王ケルベ・ロード】を【太陽龍ジークアポロドラゴン】に
BP勝負で敗れた【月光龍ストライクジークヴルム】は破壊される。
「【牙王ケルベロード】の効果で
「私の【月光龍ストライクジークヴルム】を破壊したのは見事だ、しかし詰めが甘い。フラッシュタイミング、【ブリザードウォール】を使用、これにより私のライフはこのターン1つしか破壊されない。ライフで受ける」
「兄さん見ました!?」
「ああ、ああ!!アレはまさに【月光のバローネ】と【馬神弾】の最初のバトルそのもの!!」
「私のターン、ガドファントを2体召喚、名残惜しいがこれで決める。行けガドファント!!2体でアタック!!」
「ライフで受ける!!」
「決まった〜!!第一回【バトルスピリッツ チャンピオンシップ】に輝いたのはリヴェリア・リヨス・アールヴだぁあああああああ!!彼女には優勝賞品として彼女のキースピリット【月光龍ストライクジークヴルム】の進化カード【月光神龍ルナテックストライクヴルム】の特別イラストバージョンが送られるぞ!!更に!!その美しい戦いを評してこの二つ名も贈ろう【月光】!!これからはカードバトラーの間では【月光】のリヴェリアと名乗りそして語り継がれるだろう!!それじゃあこれにて終幕、サンキュー、マイ、ジャスティス!!」
こうしてリヴェリアは晴れて【月光】の二つ名を手に入れる事になるが【ロキ・ファミリア】にもその話が伝わり団員達から【月光】の二つ名を弄られる事になり顔を真っ赤にする事になる。