オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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パワフルプロ野球

「兄さん、これ売れますかね?」

 

「まぁ、何事もやってみてだろ」

 

ベル達のダンジョン遠征お疲れ会の2日後、2人は作ったゲームが売れるかどうかを話し合っていた。

 

今回作ったゲームは今までと違いオラリオに馴染みが無いゲーム、正直売れるかどうかは未知数だったがそれでも売ってみるしかないと宣伝の準備を始めた。

 

何時もの噴水広場にプロジェクターを持ち出し広場で宣伝する。

 

『実況!!パワフルプロ野球!!』

 

そんな音声と共にカァーン!!と小気味いい音が響く。

 

『仲間との友情!!』

 

『ライバルとの熱い勝負!!』

 

『打って!!守って!!投げて!!勝利を掴み最強の選手を育てよう!!』

 

『更に!!遊んでいる友達と対戦も!!』

 

【実況!!パワフルプロ野球】本日発売!!

 


 

【実況!!パワフルプロ野球】略してパワプロの販売宣伝をした2時間後、【聖火の遊技場】にしては珍しく空いていた。

 

「やっぱりお客さんあんまり来ませんね」

 

「オラリオはダンジョン攻略の為の街だからね、娯楽とかはカジノがあるし運動とかはあんまり盛んじゃないから馴染みが無い分手を出しにくいんだろうね」

 

客入りの少なさの理由を分析したヘスティアがそう言いやはりそうかと2人は若干落胆する。

 

しかし遊ぶ者が全く居ないと言うわけでもなくゲームそのものが好きな人は買いに来ていた。

 


 

閉店後

 

ヘスティアは初日は余り売れなかったパワプロを自身のゲーム機にセットし遊んでみる。チュートリアルをクリアしいざ育成を始めるとこれがまた面白かった。

 

「投手って役割の子はこんなに色んなボールを投げられるのか…………凄いな、それに打者って子もこんなにいっぱいあるボールの中から狙って打って…………僕にはとても真似出来そうにないな」

 

「そりゃあそうですよ、俺達の世界で何年も磨き上げてきた物を簡単に模倣されちゃたまりませんよ」

 

「そうだね、でもこんなに凄いスポーツがあるって僕は皆に知って欲しいな」

 

ヘスティアのその願いが叶ったのか日を跨ぐ事にパワプロの売上は少しずつ伸びていき街を歩けば子供達がボールと木の棒を手に野球ごっこをする姿まで見られる様になった。

 

「良かったですね」

 

「ああ、だがもっと多くのスポーツを子どもたちに教えてあげたいな。野球だけじゃないサッカー・ドッジボール、球技だけじゃない、剣道や空手なんかも生きていく上で学びが多そうだ」

 

「お〜い、2人も一緒に対戦しよう〜!!」

 

ヘスティアにそう言われ2人はコントローラーを握りヘスティアを滅多打ちにし32対2と言うとんでもない点差で実力差を見せつけヘスティアはふて寝した。




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