「「で、出来た〜」」
ある日、リュウイチとミユはヘファイストスの様に目の下に隈を作り作業室から出てくる。
その光景にヘスティアは思わず「寝ろ!!」と突っ込み2人は10時間の睡眠を取り新商品が出来て3日後に漸く宣伝に出た。
何時もの噴水広場、今回はプロジェクターだけでなくかなり大きめの檀を作る。
宣伝の準備が終わる頃には外はすっかり暗くなっており人も幾分か少なくなっていたが2人は気にすること無くセッティングを続ける。
そして
【新商品 全く新しいゲームが登場!!】
「皆さんお待たせしました!!今日ここに、全く新しいゲームが誕生しました!!その名も【スマートフォン】です!!」
そう言うミユの手には片手に収まる程度の四角い箱が握られていた。その箱に全員が首を傾げる中映像が切り替わる。
【【スマートフォン】その真価はゲームの種類!!】
「この【スマートフォン】を使うゲームにカセットは必要ありません!!全てはこの【スマートフォン】の中に入っているのです!!その数は数百以上!!」
『おお〜!!』
「【スマートフォン】是非お買い求め下さい!!」
ミユはそう言うと壇上から降り片付けを始めた。
翌日から【聖火の遊技場】はスマホを買い求める人々で溢れ異端児達も輸送に走り大忙しだった。
しかしそれも昼までで夕方から夜になると人足も無くなりゆっくりと休む事が出来た。
【ロキ・ファミリア】本拠 団長室
そこではフィンが早速スマートフォンを使っていた。
「彼らは相変わらず面白い事を考える」
フィンはそう呟きながら手の中のスマホを見る。現在彼がやっているのは購入の際説明されたアプリを入手する為のアプリの一番上にあったゲーム【パズル&ドラゴン】同じ色の玉を3個以上揃え敵を倒すと言う簡単なゲームだがそれ以外にもキャラクターの属性相性や落ちて来る玉のランダム性等フィンには大きく刺さった。
「成る程これは面白い、満遍なく対応出来るチームにするか多少尖ってもそれ一本に絞るか、他にも玉の配置から持ち時間の長さ、考えるべき事は多いゲームだね」
それからフィンは仕事の合間の休憩にチマチマ進めていた。
「しかしこの魔法石を貯めるのも一苦労だな、ん?これは…………」
それを見た瞬間、フィンの親指が途轍もなく疼いた。今までここまで疼いた事はあの暗黒期の【死の七日間】ですらも無かったというのに、フィンは恐る恐るその疼きの原因に触れてみる。そこにはこう書かれていた。
【課金】と
「………………………………何だか良く分からないが止めておこう」
フィンは【
オラリオ製スマートフォン
ゲームをする事に特化したスマホ、電話としての機能は死んでいるがライトや電卓等の簡単な機能は一応付いている。充電は置くだけで充電出来る充電器に魔石をセットしその上に置く事で充電出来る。
お値段約2万ヴァリス〜