「買っちゃった〜買っちゃった〜♪」
ある日、ティオナは機嫌良さそうにスキップしながら歌っていた。その手にはスマホが握られており説明された通り好きなゲームを入れる。
「こんだけ色々なゲームが殆ど無料なんて【聖火の遊技場】太っ腹だね〜、ん?」
どのゲームを入れるか悩んでいるとあるアプリに目が止まった。何やら衣装に身を包んだ馬の獣人が競い合っている様な絵だった。
「【ウマ娘プリティーダービー】ロキが好きそう、うん!!これにしてみよう!!」
ティオナはそう言いアプリを入れると早速起動する。
たづなさんからチュートリアルを受け最初のパートナーを決める時ティオナはどのウマ娘にするか悩んだ。
「う〜ん、ん?この子」
目に止まったのはオレンジ色の髪を腰辺りまで伸ばした清楚なウマ娘【サイレンススズカ】
「うん!!なんか親近感あるしこの娘にしよう!!」
因みにどんな親近感があったのかはここでは語るまい。血を見る事になりそうだから。
その後は1つしか無いシナリオと寄せ集めのサポートカードでサイレンススズカの育成を始めサイレンススズカについて更に知る。
結論を言えばティオナとサイレンススズカの相性は頗る良かった。何も考えずスピード練習してれば大体のことは何とかなる。
スタミナ不足も練習以外の交流で少しずつ増やし結果としてティオナは最後まで走りきった。
「はぁ〜楽しかった♪でも、やっぱり他の子ともやってみたいな、ん?何これ?」
ティオナがサイレンススズカの育成の楽しさに浸っていると知らないボタンを押した様で見知らぬ画面が映る。その画面には【課金】の文字。
「課金?ヴァリスでガチャが回せる石がもらえるって事?」
「…………………………………………」
暫く考えた後ティオナは自身の財布を見る。
「うん!!やっぱり他の娘でも遊んでみたい!!」
おい、その先は地獄だぞ。
「えっと、石1500個で10連っていうのを1回せるから……………………ん?幾らだっけ?」
バカヤロー!!止まれ!!止まれ〜!!
「取り敢えずこの1番高い奴を…………ん?年齢確認?私の年齢を入れないといけないの?17っと、ん?何これ?えっと、【課金額の上限を設定しました。あなたの課金上限額は10000ヴァリスです】え!?年齢で課金の上限額が決まるの!?」
どうやら最低限の慈悲位はあの兄妹にもあったらしい。
「ええ〜折角皆集めようと思ったのに、でもまぁ他の娘とも遊んでみたいし、10000ヴァリス課金しちゃお♪」
ティオナはそうして10000ヴァリスを課金しガチャを回した。
結果は爆死したらしい。ティオナは泣いた。
因みにロキも同じ頃同じゲームを遊びティオナと違い課金し放題の中でしっかり課金した。金額?大手ファミリアの主神に相応しい額でありリヴェリアが激怒する前に気絶した位と言っておこう。
後にロキはゲームを入れる際リヴェリアママからの許諾が強制されリヴェリアの手によって年齢制限を強制される事になった。ロキは泣いた、自業自得である。