オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

62 / 71
恋文と氷の戦斧

カァン カァン カァン

 

と鎚と鉄がぶつかり合う音が響く。

 

その鉄に注がれるのは炎、そして氷

 

熱せられた鉄に氷を吹き込むと言う一見矛盾したその力を鎚の主は容易い事の様にやって見せる。

 

「ハッハッハッハ!!うむ!!いい塩梅だ。【オリンポスの剣】はヴェル吉に先を越されたが此方は手前に一日の長がある。主神様、またアッと言わせてやろう!!」

 

カァン カァン カァン カァン

 

と鎚は更にその速度を上げた。

 

数日後

 

「ヘスティアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!何とかしてぇええええええええええええええええ!!」

 

【聖火の遊技場】に何やら持ち込んだヘファイストスがいた。

 

「ごめんヘファイストス!!今それどころじゃない!!」

 

「あわわわわわわ」

 

ヘファイストスがソレを持ち込んだ時、ヘスティアはヘファイストスを相手にもせずそれどころか【ヘスティア・ファミリア】全体が何やら慌ただしかった。完全に放置されたヘファイストスは唯一普段と変わらないリュウイチに話を聞いた。

 

「なんかあったの?」

 

「それが、我らが広告塔たるベル君が恋文を貰いましてね、まぁそのせいで皆こうして馬鹿踊りをしている訳です」

 

「へぇ〜……………………恋文!?」

 

「それで?本日は何の用で?また面倒事持ち込んできたんですか?」

 

「だから前から言ってるけど原因はそっち発信だから!!ハァ、今日持ってきたのはこれよ」

 

「これはまた…………あの人良く飽きないですよね」

 

そこにあったのは見覚えがありまくりの戦斧、皆さんご存知【リヴァイアサン】である。

 

「毎度思いますけど良く作れますよね」

 

「まぁ、正直私はコレに関してだけは何時かやると思ってたわ」

 

「え?なんでですか?」

 

「椿はね、ドワーフの血が入ってるの、純血ではないけれど、所謂ハーフドワーフね」

 

「ああ、【リヴァイアサン】作ったのも【フルドラ兄弟】ですもんね、因みに最終作に出てくる武器はですね〜」

 

「止めて聞きたくない!!」

 

ヘファイストスはそう叫び耳を塞ぐ。

 

「そうですか、では止めておきます。それで?何時も通り買い取りで良いんですか?」

 

「えぇ、お願いできる?」

 

「そうですねぇ〜、こんなもんでどうですか?」

 

「馬鹿言わないで、オリハルコンや深層のモンスターの素材もふんだんに使われてるのよ?それに打ったのは椿、これくらいは貰わないと」

 

「何時から交渉する様になったんですか?今まで二つ返事で了承してたのに」

 

「あんたのとこの広告塔の恋文の話でキャパオーバーして逆に冷静になれたわ」

 

「チッ、余計な事した。ヴェルフ!!ちょっと意見聞かせてくれ」

 

こうして氷の戦斧【リヴァイアサン】は【ヘスティア・ファミリア】の物となった。因みに使用者はリリルカである。

 

使い方はぶん投げて手元に呼び戻すの繰り返し、後は敵の頭にぶっ刺して凍てつかせ動きの阻害をしたり等である。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。