オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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恋は戦争

地獄を見た。

 

「何をしている愚兎、この程度で終わると思うな?」

 

地獄を見た。

 

「じゃあ問題、【女の子がカバンを持っていました。貴方はどうする?】だって」

 

「えっと、荷物を持ってあげる?」

 

「ブッブー、【鞄も合わせてファッションの可能性があります。1度褒めた後に鞄を持つか確認してあげましょう】だって」 「難しい!?」

 

地獄を見続けた、そんな日々が数日は続いた。

 

「…………………………………………」

 

ベルは魂が抜けた様になっていた。

 


 

一方、【ヘスティア・ファミリア】では

 

「ミユ君の裏切り者〜!!」

 

「まさかミユさんが裏切るとは、思ってもいませんでした」

 

「ミユ様…………私悲しいです」

 

恋する乙女達の悲痛な嘆きが響いていた。

 

「どうすんだ?あんたの妹裏切り者認定されてるぞ」

 

「まぁ俺も許可出したしある意味裏切り者かもな」

 

「いやそう言うんじゃなくて、コレどうにかしてくれ」

 

「とは言ってもなぁ~、ベルも何でこんな手紙寄越したんだが」

 

そう言うリュウイチの手にはベルから送られてきた手紙があった。

 

【ファミリアの為にシルさんとデートする事になりました。デートが終わったら帰ってきます。心配しないで下さい。それと助けて】

 

「何だよ最後の一文、心配して欲しくないのか助けて欲しいのかどっちだよ」

 

まぁそんな感じでベルはデート当日までヘディンとミユに改造されそれはそれは立派な男に成長し2人はデートに向かった。

 

「たっだいま〜!!」

 

ミユもヘディンから要請(強制)された仕事が終わり【ヘスティア・ファミリア】に戻ってくる。そんなミユを待っていたのは恋する乙女達からの敵意むき出しの眼だった。

 

「たっだいま〜、じゃないよミユ君!!君は僕達の気持ちを分かったうえで依頼を受けたのか!?」

 

「そうですよミユさん!!リリ達が互いに牽制しあいいがみ合いながらも何とか落とし所を見つけようとしてたのにまさか内輪から裏切りに合うとは思いもしませんでした!!」

 

「ミユ様酷いです。私達の気持ちを知りながら…………ヨヨヨ」

 

三者三様の言い様にミユは変な顔を浮かべる。

 

「え〜、だってさっさと好きってハッキリ言わない皆が悪いし別に私皆の恋路の味方した覚えないですし」

 

「そうは言ってもせめて僕は3人で正々堂々と…………」

 

「な〜にが正々堂々ですか!!恋は戦争なんですよ!!あらゆる手を尽くして相手を射止めた奴が勝ちなんですよ!!それをせずただ近くにいると言う優位に浸って何も行動を起こさない様な奴に恋する乙女を名乗る資格は無い!!」

 

「「「……………………」」」

 

「そんな奴は恋愛シュミレーションゲームで幼馴染だから自分が選ばれるだろうって考える攻略対象みたいなもんです!!そんな奴は一生攻略されません!!何かアクションを起こさない限り勝てる物も勝てないんですよ!!」

 

「何か熱く語り始めたぞ、あんたの妹」

 

「ほっとけ、余程【フレイヤ・ファミリア】でストレス溜まってんだろう。吐き出し終えたらいつの間にか元に戻ってる」

 

リュウイチの言葉通りミユはその後3時間3人に文句を垂れゲーム作りに戻った。

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