オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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恋は盲目

愛 恋 想い

 

どれも相手の事を好いている時に良く使われる言葉である。

 

しかしこれらの言葉に該当する感情は非常に厄介で時に国を1つ滅ぼすことだってある。

 

「…………………………………………」

 

まぁ、結局の所何が言いたいかと言うと、それらの感情に取り憑かれ支配された者は厄介だと言う話だ、人間も、そして神も。

 

「んで、この現状をどうするか、か」

 

目の前で繰り広げられる死屍累々にリュウイチは呟く。

 

現在【シルとのデート】から既に日にちが経ち【女神祭】最終日となっている。

 

ここまで来たのにはヘスティア達がミユの言葉に奮起し2人のデートを妨害しようとしたり2人が【フレイヤ・ファミリア】に襲撃されたりそれらをリューやアイズ等の知り合いに何とかしてもらったりまぁ色々、本当に色々あったがリュウイチとミユにとっては些末な事なので割愛としよう。

 

「んで、シルさんを振ったと」

 

「……………………はい」

 

「何?気にしてんの?」

 

「それは、はい」

 

「別にベル君が気にすることじゃないと思うけど」

 

「だって、僕のせいでシルさんを傷付けてしまって」

 

「う〜ん、同じ女の私から言わせればここまでやって君に振られるなら相手も本望だと思うよ?兄さんはどう思います?」

 

「そうだな、変に先延ばしにしたりあやふやな回答せずハッキリと距離を示したんだろ?それなら後は向こうの出方次第だろう」

 

「シルさんの出方次第?」

 

「このままベルを諦めて新しい恋を見つけるのか、それとも好意を拗らせてストーカーと化すのか」

 

「ストーカー?」

 

「悪質な付き纏いの事だよ」

 

「シルはその様な蛮行には及びません」

 

「「「うわぁ!?」」」

 

いつの間にかベルの後ろにいたリューがそう声を上げ3人揃って驚きの声を上げる。

 

「り、リューさん、いつの間に」

 

「つい先程です。それよりベル、シルを振ったと言うのは本当ですか?」

 

「全部聞いてるじゃないですか」

 

「どうでもいい事です。それよりベル、何故シルを…………私は貴方ならと思っていたのに」

 

「……………………僕には憧れの人がいるんです」

 

「ッ!!」

 

「その人に追い付きたくて、その人に並びたくて、そうなったら好きだと伝えようって、だからシルさんの気持ちには応えられないと」

 

「……………………そうですか、すみません、確かにシルが貴方に想いを寄せている様に貴方にも想いを寄せている人がいたのですね」

 

「はい」

 

「しかしリュウイチさん、シルがベルに悪質な付き纏いになるという言葉は撤回して下さい」

 

「そんな事しないから、か?」

 

「ええ」

 

「どうかな?恋は盲目とは良く言ったものだ、恋は人を変えるからな」

 

「……………………ですが、シルだけは例外です」

 

「どうだかな」

 

2人のこの問答の答えが出るまでそう時間は掛からない。

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