【戦争遊戯】当日、人々は賭け・観戦に走りあっという間にオラリオは酒場などを除きがらんどうになった。
『あ〜あ〜、マイクテストマイクテスト、皆さんお待たせしました!!只今より【フレイヤ・ファミリア】VS派閥連合の【戦争遊戯】を始めます!!実況は私、イブリ・アチャーが担当させていただきます!!』
そこからイブリによる【戦争遊戯】のルール説明がされる。
ルールは簡単、互いの派閥の神を見つけ出す【かくれんぼ】
しかし【フレイヤ・ファミリア】に限り派閥連合の神全員を見つけなければならない。
と言ってもただ見つけて終わりではなくそれぞれの主神が付けている花を奪い取る事で漸く脱落となり花を奪われた主神の眷属は全員その段階で脱落となる。
そしてそれ以外は妨害・戦闘何でもありのバトルロワイヤル。
一方現場ではリュウイチとリリルカを中心にそれぞれのファミリアや神に指示を飛ばし開始前から忙しなく動いていた。
「さて、後は鬼が出るか悪霊が出るか」
「リュウイチ殿、それを言うなら【鬼が出るか蛇が出るか】です」
「馬鹿言うな、相手はあの【フレイヤ・ファミリア】だぞ?蛇なんて生易しい物が出てくるわけない」
「……………………そうですね、ではそろそろ大将の激励を」
「大将は俺じゃなくてベル、俺は良くて参謀だよ、さて」
リュウイチは壇上に上がり声を上げる。
「皆さん、聞いて頂きたい。この戦いは過酷な物になります。それは認めましょう。敵も武器も全てにおいて相手が勝ってる」
その言葉にそんな士気が下がる様な事を言って大丈夫かと皆思う。
「しかし1つだけ、我々が勝っている物があります。それがなければ、他の何があろうと無意味です。それとは【信頼】です。この必敗の流れの中、これだけ多くの方が集まってくれた。ここにいる全員の力が必要です。我々は今日、伝説になる!!この絶望しか見えない現在から抜け出す為に!!」
「「「「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」」」」
『それでは【戦争遊戯】開始いいいいい!!』
イブリの号令と共に一瞬の静寂の後
「おいクソ猪、ありゃあ何だ?」
「知らん」
立ち上るのは黄金の炎、しかし実際に燃えている訳では無いそれが天を突く勢いで昇り周辺は暴風が巻き起こった様に全てを吹き飛び風圧がオッタル達の体を叩く。
その光景を見ていたミユがリュウイチに尋ねる。
「兄さん、あの台詞言わなくて良いんですか?」
「やっぱり言った方が良いと思う?」
「当然です」
「はぁ、では僭越ながら、【オメェの出番だぞ、
「もう行っちゃいましたから聞こえてませんよ」
「だな、出来ればこれで決着して欲しいんだが」
「無理でしょうね」
「ああ」
リリルカは少年期の悟飯に変身し単身敵陣に突っ込んでいく。
(おかしい、もう敵陣内に入っている筈なのに敵と遭遇しない)
リリルカは敵が来ない事に疑問を持ち舞空術で空に昇る。
今まで来た道を背に敵の本陣を探るとソレはそこにあった、エリアの最西端、そこでフレイヤを守る様に【フレイヤ・ファミリア】は全員が陣取っていた。
「成る程、通りで一人も遭遇しない訳です」
リリルカはそう言いながらリュウイチ達にこの話を持っていく為1度撤退した。
因みにリュウイチの演説はとあるゲームのキャラクターの演説シーンを参考にしています。ヒントはバイクとゾンビです。