「「「「「すっげぇええええええええええええ!!」」」」」
ベルの固有結界の発動に神々は歓喜の声を上げる。
「【無限の剣製】って言ったか!?めっちゃカッコいいじゃん!!厨二心擽られる!!」
「しかも大魔術で大禁呪とかワクワクする様な設定だらけじゃねえか!!」
興奮冷めやらぬ内にベルは剣を取りオッタルに向かって走る。同時にベルの手を介さず剣が1人でに動きベルを追い越しオッタルに迫る、オッタルはそれに面を食らった様な表情をするが構えていた大剣で弾いていく。
「「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!剣が飛んだ〜!!」」」」」」
「スッゲェ!!俺もアレやりたい!!」
『驚く事じゃない、これらは全て偽物だ、だがここにある全てのオリジナルは伝説に語られる聖剣や魔剣、ならこの程度は造作もない』
映像の向こうでベルがオッタルに語りかける。
『言ったはずだ、無限の剣と僕の力で貴方に挑むと』
ベルがオッタルに剣を振るうとオッタルが大剣でその攻撃を受ける。両者の剣がぶつかり合いオッタルが弾いた事でベルが手に持っていた剣が砕け散る。
「駄目、剣が保たない」
アイズがベルの武器が砕けた事に悲観しているとベルは砕けた剣を投げ捨て地面に刺さっていた両手剣を取る。
「ッ!!そうか、あの結界内には文字通り無限に剣が内包されている」
「つまりベル・クラネルは武器庫の中で戦っている様な物だ」
「だがそれは【猛者】も同じ筈だ、依然として2人の差は縮まらない」
「いや、これはベル・クラネルが有利だ」
【ロキ・ファミリア】の三幹部がそれぞれそう言い最後にフィンはベルの有利を口にし映像を指さす。
そこにはベルの力で縦横無尽に飛び回る刀剣の姿があった。
「ッ!!そうか!!ベル・クラネルはあの結界内の武器を自由に操れる。オッタルに武器を回す等という事は起こらない」
「成る程、つまりこれは…………」
「オッタルの武器が砕けるのが先か、ベル・クラネルの魔力が尽きるのが先か、我慢比べだ」
【無限の剣製】の中
無数の斬撃の中でオッタルの体に少しずつ傷が生まれていく。
偽物とは言えオッタルを襲うのは伝説の武器の数々、如何に屈強な肉体を有していようと限界がある。
「ハァ……ハァ……ハァ……ハァ」
「……………………………………」
しかしそんなオッタルよりも疲労の色が濃いのはベルだった。
オッタルと戦い始めて今まで絶えず魔法を行使し続け疲労はピークに達していた。
如何に魔力のアビリティが伸びていようと何時かは起こる事態、勝利の天秤がゆっくりと傾いているのをベルは感じた。