オラリオで娯楽革命を   作:寝心地

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バイオハザード7

「そういやそろそろ【学区】ってのが来るらしいな」

 

ヴェルフが鎚を振るいながらそう言う。

 

「そうらしいな」

 

リュウイチはヴェルフに頼まれた素材の箱を積み上げながら答える。

 

「【学区】は人材の宝庫らしいがアンタは見に行かないのか?」

 

「うちはコレ以上無い位の人材が居るだろう?元【フレイヤ・ファミリア】のメンバーとか異端児とか、それよりそっちはどうなんだ?」

 

「ああ、もう終わるぜっ!!」

 

カァンと甲高い金属音が鳴りヴェルフは鎚を置く。そこにはオッタルとの戦闘で壊れた【ブレイズ・オブ・カオス】が新品の様に炎を滾らせていた。

 

「相変わらず良い腕してるな」

 

「椿の癖は知ってたからな、それに破損つっても折れた所以外に傷は殆どなかった、アイツらの腕が良かったんだろうよ。しかし何で椿じゃなく俺に修理を回したんだ?得物の事なら作り手と使い手が一番よく分かってんだろ?」

 

「ヘファイストス様と椿さん自身が拒否したらしい、何でも今は別の仕事が入って手が回らないんだとよ」

 

「ふぅ~ん、んじゃ俺はこれベルに届けてくるわ」

 

「ああ、下手な物燃やさない様に気を付けろよ」

 

工房を出ていくヴェルフを見送りリュウイチは作業を続けた。

 


 

一方ミユはヘスティアと共に新作のゲームに不具合が無いか一通りプレイしていた。

 

「大丈夫そうだね」

 

「うん、これなら正式に販売しても良いかな」

 

「何をなさっているのですか?」

 

そこに春姫が現れ2人に茶を渡す。

 

「新しい【バイオハザード7】だよ、販売出来るか確認してたんだ」

 

「バイオハザード!!と言うことはレオン様が!!いや、もしかしたらクリス様…………いやいや或いはジル様の可能性も…………」

 

「残念だけど今回の主人公は新しいキャラクターだよ」

 

「新しい方…………どの様な方ですか?」

 

「う〜ん、それはネタバレになるから私の口からは言えないかな?やってみる?」

 

「はい!!是非!!そうと決まれば仕事を終わらせないと!!」

 

春姫は物凄いスピードで家事を終わらせゲームをテレビに繋ぐ。

 

「はぁ、こんな事だろうと思ったけど私もヤキが回ったかねぇ」

 

最早恒例であるアイシャの召喚にアイシャ自身呼ばれて行く自分に呆れながら春姫の隣で春姫のゲームを見る。

 

舞台は今までの街や国と言った規模と違いとある一軒の家、そこに3年行方不明だった妻ミアを探しに来たイーサン・ウィンターズ。

 

妻を探していると割とあっさり見つけることが出来たが突如ミアが暴れ出しイーサンは左腕を切り落とされると言うとんでもない展開を迎える。

 

「キャアアアアアアアアアアアアア!?あ、ああああ、アイシャ様!!い、イイイイーサン様のう、ううううう腕ががががががが」

 

「煩いよ子狐、アンタもダンジョンに潜り続けるつもりならこれくらいは覚悟しときな、下層深層に潜ればこれより悲惨な怪我を見ることもあるだろうさ」

 

「…………………………………………」

 

アイシャの言葉に春姫は何も答えず狼狽える様子も無くゲームを進める。

 

ゲームは更に進み家に住むベイカー一家の攻撃を掻い潜りながらエヴリンと呼ばれる生物兵器を倒しイーサンは日常に帰って行った。

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