「であるからして、RPGを作る上でゲームと同じ位重要になってくるのがストーリーだ」
「「「「「「ストーリー?」」」」」」
「代表例は【ドラゴンクエスト】だな、旅をする目的、何故そうしなければならないのか、ストーリーはそう言う細かい部分を補完してくれる物だ。しかしストーリー性を重視する余り肝心のゲームがつまらない物やストレスになる場合もあるからそこは注意が必要だ」
「はい!!具体的にどの様な問題が挙げられるのですか?」
「そうだな、最もポピュラーなトラブルはフリーズやラグと呼ばれる物だろう。これは画面が固まって動かなくなってしまったり音声と画面の動きにズレが生じてしまったり様々だ」
「「「「「「成る程〜」」」」」」
「他にもカードゲームなら相性等だな、【遊戯王】で言うなら【テーマ】と呼ばれる物がある。例えば【アンティーク・ギアデッキ】これはアンティーク・ギア・ゴーレムの圧倒的なパワーで相手を粉砕するデッキだが【ユベルデッキ】とは頗る相性が悪い」
「はい!!【ユベルデッキ】って何ですか?」
「ああ、【ユベルデッキ】とは同じく【遊戯王】のテーマの1つでエースであるユベルは自身の受けるダメージを代わりに相手が受けると言う効果を持っている」
「それってアンティーク・ギア・ゴーレムデッキじゃ勝てないってことじゃないですか!!」
「その通り、このままでは【アンティーク・ギア・ゴーレムデッキ】は余りに不利だ、そこで魔法・罠を主体としたデッキテーマが生まれたらどうだ?」
「あ、【アンティーク・ギアデッキ】は攻撃する時魔法・罠を発動出来ない様にするデッキだから相性が良い、それに」
「ユベルデッキは相手フィールドにモンスターが居ないとその力を十全に発揮出来ないから凄く相性が悪い」
「その通り、こう言う関係を【三竦み】と言う。三竦みは他のゲームでも良く見られるぞ、例えば【ポケモン】最初に貰える御三家と呼ばれるポケモン達はそれぞれ炎・水・草タイプ、炎は水に水は草に草は炎に弱い、これはかなり色々な所で見かけるから気になったら探してみるのも良いかもしれないぞ」
放課後
「リュウイチ先生、絶好調みたいですね」
「そうそう、生徒達皆言ってますよ、リュウイチ先生の授業は面白いだけじゃなくて為になる事がいっぱいあるって」
他の教師達からリュウイチは賞賛を受ける。
「ありがとう御座います、私としても生徒達に喜んでもらってる様で嬉しい限りです」
「兄さ…………先生、バルドル様がお呼びですよ」
「分かった、すぐに行く」
リュウイチとミユがバルドルの元へ向かうとそこには
「………………………………ベル、何してる?」
そこには頭から兎耳を生やしたベルの姿があった。何でも以前の侵入者騒動のせいでベル・クラネルとして入学する事は難しいらしくこうして変装しているらしい。
「お二人にも出来る限り彼を支援して頂きたいと思いまして」
バルドルの言葉に2人は思わずため息を吐くのだった。