リュウイチ達が教師として学区に来て早数日
ゲームに関する事が次第に生徒達のみならず教師陣にも浸透していく中、1つの噂が立ち始めた。
「は?悪魔が出る?」
「はい、何でも夜な夜な【遊戯王】を始めた学生を襲っては勝負を仕掛けるらしいですよ。悪魔族を使ってくる事とエルフである事から付いた異名が【妖精悪魔】」
リュウイチは次の授業の為ミユと準備をしていたがミユが生徒達の噂話を耳にしリュウイチに話している所だった。
「あ〜あったな俺たちの時も、【学校の怪談】とか【七不思議】とか」
「それが実害が出てるんですよ」
「実害?」
「はい、対戦した生徒達はトラウマになってるらしくて【遊戯王】を見るのも嫌になってしまって…………」
「それは困るな、【遊戯王】はうちの主力製品だ、と言うか皆そうなんだけど…………じゃあ他の教師や生徒達から何とかしろってやっかみも来てるのか?」
「いえ、他の先生達や生徒の殆どはあくまで噂話とまだ本気にしてないみたいですね」
「なら俺達で動くか、取り敢えず情報収集からだな」
「それは私がします、少しの間授業の準備は兄さんに一任する事になりますけど…………」
「構わない、頼んだ」
こうしてリュウイチが授業をしている間にミユが被害にあった生徒達に話を聞く事にした。
「夜、1人で歩いてたら突然勝負を挑まれて…………見たこともないモンスターや魔法を使ってて」
「私も見ました、見た目が醜悪なモンスターを沢山」
「私も…………」
「俺も…………」
「と言う様な感じで共通しているのは【夜、1人で歩いている所を襲われた】と言う感じです」
「成る程、そこまで分かれば十分だ、後は俺が……」
「私がやりますよ、兄さんは授業があるでしょ」
「そうか?なら頼んだよ」
その夜、ミユはデッキを持って夜の学区を徘徊していた。
「おい」
皆寝静まり声など聞こえない筈の学区の廊下の1つ、ミユの背後から聞こえた声にミユは振り返りその声の主を見る。
「やっぱり貴女だったんですね、レフィーヤさん」
「誰だ貴様は?そんな事より勝負しろ、貴様はこれまでの屑とは違うようだ」
「…………………………」
ミユは説得を早々に断念しデュエルディスクにデッキをセットする。
「「デュエル!!」」
「我のターン、手札より、悪魔族専用魔法カード【ダーク・フュージョン】発動」
「やっぱりか」
「手札のフェザーマンとバーストレディを融合、出でよ、【E―HEROインフェルノ・ウィング】カードを2枚伏せてターンエンド」
「私のターン、私はフィールド魔法【虹の古代都市ーレンボー・ルイン】を発動!!更に宝玉獣サファイア・ペガサスを召喚!!サファイア・ペガサスの効果で宝玉獣を1体魔法・罠ゾーンに置く、エメラルド・タートルを選択しカードを2枚伏せターンエンド」
「我のターン、【EーHEROヘル・ゲイナー】を召喚、ヘル・ゲイナーの効果発動、このカードを2ターン後に飛ばす事でこのターンインフェルノ・ウィングは2回攻撃ができる。行け!!インフェルノ・ウィング!!ヘルバックファイヤ!!」
「罠発動!!【宝玉の祈り】!!魔法・罠ゾーンの宝玉獣を墓地に送ることで相手フィールドのカードを1枚破壊する!!【宝玉獣エメラルド・タートル】を墓地に送りインフェルノ・ウィングを破壊!!」
「甘い、罠発動、【神の宣告】ライフを半分糧とし貴様の罠の発動を無効にする、よって戦闘は続行サファイア・ペガサスを粉砕しろ!!」
レフィーヤの言葉にインフェルノ・ウィングが反応しサファイア・ペガサスは破壊される。
「更に、インフェルノ・ウィングの効果、サファイア・ペガサスの攻撃力分のダメージを受けてもらう。ターンエンドだ」
ライフを大きく削られミユはあっという間に劣勢に立たされる。
「マジ強い、こりゃあ速攻で決めないとね、私のターン!!魔法カード【宝玉の絆】を発動!!デッキから【究極宝玉獣レインボー・ドラゴン】を手札に加え魔法・罠ゾーンにアメジストキャットを置く。【宝玉獣トパーズ・タイガー】を召喚!!そして装備魔法【宝玉の解放】トパーズ・タイガーの攻撃力を800アップしバトル!!トパーズ・タイガーはバトル時に攻撃力を400アップする、更に!!手札に加えた【究極宝玉獣レインボー・ドラゴン】の効果!!このカードを特殊召喚!!これで決める。究極宝玉獣レインボー・ドラゴン!!オーバー・ザ・レインボー!!」
「グアアアアアアアアアアアアア!?」
レインボー・ドラゴンの攻撃が直撃しレフィーヤは意識を失った。