ブルーアーカイブ
青春の皮を被ったグラセフと友達は言っていた
何を馬鹿なことを、その時は笑って受け流した
スマホの容量が無いため実況でブルアカを見てみると
えぇ…本当やん…
青春とはなんなのか疑問に思うほど
終っているキヴォトス、友よ
お前の言葉を馬鹿にしてすまなかった
適切な比喩だったよ
友達はそれを聞いて深く頷いていた
そして俺はしっかりブルアカにはまった
と言ってもブルアカはプレイはしていなかった
チクショウ‥容量が足りねぇ
しかし対策委員会編とパヴァーヌ編
エデン条約編にカルバノグ編
そしてもちろん最終編までしっかりと実況で見た
最高の一言では現せなかった
何より先生が俺の脳ミソを焦がしに焦がしまくった、
俺もそうなりたいと、思う程に
最初は混乱した
まさか本当にキヴォトスにこれるなんて
それも先生として、興奮と同じくらい不安もあった
本当にこの銃撃戦溢れる世界で
先生として生徒を導けるだろうか
しっかりと生徒を救えるだろうか、
俺は、本当にただの一般人
高卒で‥大学すら行っていない
そんな人間に勤まるだろうか
…いや勤まるかどうかじゃない‥やるんだ
あの先生に‥
俺はなるんだ!
救世主に英雄に!
その最初の一歩として対策委員会編の舞台
アビドスで完璧なまでの先生ムーブを決めてやる!
そう息巻いていた
このときの俺は本当に先生みたいになれる‥
確信していた、まったく疑っていなかった
俺なんかが、先生になれる筈がないのに
複数の銃口が俺に向けられている
シロコと便利屋68
みんなのどこまでも冷たい瞳が俺を睨み付けている
啜り泣く声が聴こえる
ノゾミがヘイローの消えたホシノを
抱き寄せながら涙を流している
吹き荒れる砂嵐が見える 崩壊した校舎が見える
震える声で、なんとか言葉を紡ぐ
「何で…なんで?…なんでだ?」
シロコが口を開く
「…あなたは私たちを助けたつもり‥
私たちの為に行動してたのは分かってる‥」
「ッ‥」
止めてくれそんな眼を向けないでくれ
「‥でもね、あなたの行動の結果はこれなの」
「ホシノ先輩は目覚めなくなった
校舎はビナーに破壊された
アビドス高校はカイザーの手によって
廃校になった」
「‥俺は‥俺はッ‥」
「生徒の‥みんなの‥ため‥に」
シロコから向けられている銃口が震える
「みんなのため?……これが…これが私達のため?」
「‥なら‥本当に‥」
ホシノと崩壊した校舎を横目にシロコが問う
「ちが…ちがう…こんな…こんなはずじゃ」
「本当に…私達のためを思うなら…」
引き金にかかっている指に力が入っているのが見える
「ここで…‥‥死んで」
バン
乾いた銃声が砂漠に響く
「あ゛っ゛…ぅゔぅッッ」
弾丸が頬を掠める、掠めただけなのに
焼けるように痛い…
「ぁ…あ、ぁ゛…あ゛あ゛あ゛!!」
逃げなきゃ…死にたくない 死にたくない!
こんなところで!! 死にたく
バン
End 傲ったクサレビト
条件 【代償と恩恵】の異能を有していない
神秘等を有してない
『先生』の役割を有している
英雄願望
またはそれに類似する疾病を有している
リザルト
小鳥遊ホシノの喪失
アビドス高校の崩壊、廃校
勘違いした凡人は英雄を夢見た
傲慢にも英雄になろうとした
あなたは先生ではない
あなたは生徒ではない
あなたはどこまでも、誰かのための傀儡でしかないのだ