ワタルとウララ   作:パンちゃんドラム

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 今回は授業風景がメインです。
 確かこの時期、こんな授業やってたなーと楽しんでもらえれば幸いです。
 しかしそんな中、メガネを忘れてしまったワタルの様子はと言うと……?



サプライズ・エントリー

 

 ……なんだろう、落ち着かない。

 どこかからか視線を感じて、こっそり左右を確認する。しかし、周りのクラスメイト達は黙々と授業に取り組んでおり、特段違和感のようなものは感じなかった。

 

(───気のせいかな……?)

 

 そう思った私は、机の上に広げた教科書へと目を落とす。

 今は午前の2時限目、数学の授業中。授業時間が15分を超えたあたりで展開公式の性質を粗方理解した私は、練習問題のページの数式をノートに書き写して遊んでいた。

 

「この式、(x+y)³の分解は基本的に中学校で習った解き方と同じです。少し数が多いですが、分配法則を使えば───」

 

(えーっと、この③の問題はyに注目した答えを出さなきゃいけないからxの優先度は下がって……)

 

 教員の話を聞き流しながら、ノートに写した問題をパズル感覚で解いていく。紙と鉛筆の芯が擦れる音が、私の心を踊らせた。

 

 ……いやー、計算するだけでいいって最高だね。

 四則演算万々歳(しそくえんざんばんばんざい)

 

 私がノートに鉛筆を走らせると、ページの余白は問題の回答で埋まっていく。ついでとばかりに空いたスペースへクラゲのミニキャラを書き、吹き出しを使って暗記用の公式を喋らせてみた。

 

 ……思ってたよりクラゲが可愛く描けている。

 これは後でウラちゃんに見せよっかな?

 

 そう考えて、ノートの右側から左側へと鉛筆を動かす。

 

 ふと、またもや誰かに見られてるような気がして、私は辺りを見回した。

 

 首筋を撫でる空気にザワつきを感じる。

 

 ──気のせいじゃない、絶対に誰かが私を見ている。

 

 【変なの】が教室に潜む気配を感じ取った私は、緊張で顔を強ばらせた。

 

 中学時代、私がやたらピリついてた頃。真面目に授業を受けている時に、【変なの】がちょっかいを掛けてきた事がある。それも、別個に複数回。ウザくてウザくて堪らないし、何度裏で処理した事か。そんな事を思い出して、計算作業に楽しみを見出していた私の気分がガクンと下がる。

 

 勘弁してくれないだろうか。こちとら授業用ノートから手が離せないのだ。出来ることなら私に構わずどこかに行って欲しい。

 だからと言って、クラスメイトに迷惑掛けてて欲しくも無いけど。

 

 そう思いながら、私はゆっくり周囲の確認をしていく。

 

 左後方、異常なし。窓際のおさげの子が窓の外をぼんやり見ている。

 

 左方、異常なし。隣に座っているセミロングの子が黒板を見ながら板書を取っている。

 

 左前方、異常なし。ロボット教員が黒板に展開公式の問題文を書いている途中だった。

 

 前方も異常なし。髪の先端が外ハネしたロングヘアの子の頭上に、やたら存在感を発する長い毛が立っているのはいつも通りだ。

 

 ……ここまで見てきたはいいが、特別普段と変わった様子は感じられない。特に異常がないのはいい事なのだが、それはそれとして視線の主を見つけられなかったのは大問題だ。

 

 ──だって絶対何かが右側に居るってことじゃん!!

 

 確認した瞬間に隣で【Hi(ハーイ)】とか言われたら、速攻で裏拳叩き込む自信は大いにある。

 

 というか、1回だけやった。

 ニヤニヤした顔のパーツが私の顔を覗き込もうとしてたので、問答無用でソイツに裏拳を叩き込んだ覚えがある。もちろん、当時の教員や周りのクラスメイト達からはびっくりされた。その時はすぐさまトイレに行くふりをして誤魔化したけど、あの後クラスの皆が私から微妙に距離を置いていた辺り、誤魔化しきれてはなかったかもしれない。

 

 ……そんな事があったため、それ以降の中学時代の私の休み時間はなんと0(ゼロ)。私は自分の授業時間の安寧のために休み時間の合間を縫っては、校内の【変なの】をちぎっては投げ、ちぎっては投げを繰り返し、ついでに不良生徒もぶっ飛ばして校内の治安維持に務めていた。

 

 さんざん私の休み時間を浪費させてくれやがって。今度見掛けたら概念ごと粉砕してやるかんね。覚悟しておきなよ……??

 

 

 それはそれとして。

 

 

 現在、教室で授業を受けている私はなぜか何者かに観察されている。授業を邪魔せず、大人しく私を見ているだけなら良いのだが、ちょっかいをかけ始められるとひっじょ〜に困る。

 端的に言えば授業に集中出来ない。

 私の気を余計な事で散らさせないで欲しい。

 花の女子高生の授業時間を奪って、奴さんは何が面白いんだろうか。

 

 消えてほしいな、と思いつつ、私はシャーペンをひと回しした。

 

 しかし、そうこう言ってても居るものは居る。

 私は不満を胸の奥にしまい込み、きっと何かが居るであろう席の右側の様子を、警戒心を高めながら確認した。

 

 まずは右前方、セーフ。古そうな壁掛け時計は、我関せずといった風に規則正しく時間を刻み続けている。

 

 続いて右方、こちらもセーフ。隣に座るハーフアップの腰に翼が生えた子は、何かを考え込んでは椅子ごと身体を抱き込むように羽を動かしている。

 

 そして右後方、こちらも普通にセーフだった。カズサが板書を書き写しながら教科書と睨めっこをして、猫耳をゆらゆらさせている。彼女はこちらが見ている事に気付く様子はなく、ひたすらに自分の問題に集中しているようだった。

 

 ………おかしい、特に変わった所は無い。あれだけ警戒していた自分が馬鹿らしくなるほど、視界内には普通の風景が広がっている。本当に気のせいだったのだろうか?

 

 不思議に思いながらも、私は再度ノートへと向き直る。私に注がれていたと思わしき視線は先程私が願った通り、綺麗さっぱり、気配を残さず消え去ってしまった。

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 ケープちゃん。誰かにあだ名を付けられたのは久しぶりです。スーの名前とは似ても似つきませんですが、それはなんだかふわふわしていて──とても心地良いものでした。

 

 きっかけと言えば、スーがあの子に手を振ったからでしょうか?あの子が手を振り返してくれた事に嬉しくなっちゃったので、マル姉さんに断って後を付けたのです。

 

 そしたらびっくりしました。なんとあの子は私に触ったり、物を渡す事が出来たのです。太陽のような笑顔ではにかみながら、あの子はスーをいたずらに誘ってくれて、スーにお菓子をくれたのでした。

 

 お菓子はとても甘く、口の中で溶けていってしまってまたまたびっくりしました。マル姉さんやリア姉さんにもあげたら、2人ともおいしいと言っていました!

 

 久しぶりにお二人の笑顔が見れて、スーは嬉しかったです!

 

 なので、あのお菓子をくれた子にお礼をしに行こうと思っていたんですが……。

 

【………………??】

 

 そういえばスー、あの子の名前を知りません。教えて貰ってませんでした。

 

 これではお礼を言う事もままなりません!

 どうやってその子の家に行けばいいんでしょうか?!

 スーは頭を抱えました。

 

 しかし、そんなスーの心配もすぐに解消されたんです!

 朝のみんなが来る時間、トリニティの子達が来る時間に、スーはあの子を見つけたのです!

 

 これはチャンスです!

 スーの気持ちは高ぶりました!

 足取り軽やかに、幾度となく巡回した学園の中を探します。マル姉さんが手入れしていた中庭を探してみたり、クスちゃんがよく寝ている木の上からお部屋の中を覗いてみたり。近道を使って色んな場所を見たりしました。

 

 ──……そして、ついにあの子の教室に辿り着きました!

 

 嬉しくなったスーは、あの子が何をしているのか気になって、教室の後ろの窓から授業を覗き込ませていただきます。

 

「それでは、今日は展開公式を覚えていきましょう。教科書の28ページを開いてください」

 

「…………。」

 

 スー達の時と比べて、随分と変わってしまった教室の中で、あの子はしっかり授業に取り組んでいました。ふわふわの黄色い髪を揺らして、教科書を読みながらノートに何かを書き込んでいます。集中してますね。

 

 真面目に勉強をしているあの子を見て、先輩であるスーも嬉しく思いました。平和な授業風景を見て、私は微笑みを浮かべます。

 

 ……ふと、その時。私の好奇心が囁いてきました。

 

 ──あの子の名前、知りたくないでしょうか?

 

 スーの頭に電撃が走ります。そうです、教科書やノートと言えば自分の名前を書いておくものです。それを見る事が出来れば、あの子のお名前を知る事が出来るはずです!

 そして、あの子の名前を知ればそのまま家に行く事も出来ちゃいます!

 

 これは妙案ですね!

 スーは手を打って、気配を薄くしながら教室の中へお邪魔させていただきました。

 

 教室内も立派なトリニティ領ですから!

 スー達は扉を開けずに入れちゃうんですよね!

 ある意味特権です、とても便利です。

 でも、必要な時以外はマル姉さんに使うなって言われてるんですよね。なんででしょう?

 

 スーは首を傾げます。

 潜入や巡回任務では普通に使ってますし、スー達の存在意義は『トリニティを守護する事』ですよね?

 必要とあらばトリニティ内部の何処へでも行ける私達に、他の"必要な時"ってあるんでしょうか?

 

 スーは頭を捻ります。

 マル姉さんの話は、たまにむつかしくて分かんないです。

 

 ──とは言え、今回は巡回任務のついでですから大丈夫でしょう!

 決してやましい事はありません!

 

 スーは教室の後ろで胸を張り、そっと壁に取り付きます。ペタリと手足が糊のように張り付いて、スーの身体は宙に浮きました。

 

「皆さんはご存知かと思われますが、展開公式とは一纏めにされた式を分解してそれぞれの式に分ける事です。中学校で習った(x+y)²や(x-y)²などの───」

 

 おお、見てください。

 教卓の方でロボット頭の人が数学を教えています。スーの知らない人です。スーの知っている教える人は、もっとカッチリしてた気がします。

 

 でも、授業が分かりやすいですね!

 スーでも何を言っているか聞き取れます!

 カッチリの人は何を言ってるか分かんなかったですから!

 

 時代も変われば人も変わる。いい言葉ですね!

 スーは頷きました。

 

 ──それはそれとして、やっぱり数学の授業は退屈なのでしょうか?あくびをしたり、ぼーっとしてる生徒が多い気がします。つまらないんですかね?

 

 チラッと前の子の取っているノートを見ます。

 数字と文字がいっぱい書かれてありました。

 何のお勉強になるのか分かんないです。

 スーはそっと目を逸らしました。

 

「…………。」

 

 しかし、そんな中でもあの子はノートを取り続けています。周りの子は船を漕いでいたり、こっそり手紙のやり取りをしているのに、ちゃんとノートに向き合ってて、とても集中出来ていますね。偉いです!

 

 やはり、スーの目に狂いはありませんでした。

 スーは壁に張り付きながら、彼女の勤勉さに感心します。

 

 しばらくそうしていると、あの子の手がピタッと止まりました。

 

 ノートを書き終えたんでしょうか?

 スーは薄目で彼女のノートのページを見つめます。文字がいっぱい書いてあって、けれど整ってて読みやすいです。文字列の中の二重線が縦に揃えられてて良いですね。ロボットの人の板書もちゃんとあって、重要な部分がちゃんと抑えられています。

 

 偉いですね。スーは腕を組んで感心しました。

 あ、クラゲさんも描かれてます。可愛いですね。

 

「────?」

 

 ──身を落とします。

 壁から床にダイブして、見つからないように匍匐(ほふく)体勢へ。

 

 前方を見ると、あの子がキョロキョロしていました。左右を確認した後、首を傾げて教科書へと向き直ります。

 

 スーはひと息着きました。

 危なかったです。あの子はスーの事が見えてたんですから、見つかったらバレちゃうかもしれませんでした。幸い、私の目の前の席の子が上手くブラインドになってくれていてバレませんでしたが、席に近付けばスーが教室に居る事がバレちゃうかもしれません。

 

 ……と言うか、あの子。スーの気配に気付いてませんでした?一応スー、隠形の授業の成績表が5だったんですけど……。

 

 スーは床に張り付きながら頭を抱えました。

 あの子はどうやら、思った以上に勘が鋭いようです。

 これでは彼女の名前を知る事が出来ません。

 

 どうしましょう……?

 

 スーが思い悩むその時、とある記憶を思い出しました。

 

 

 

『スー先輩、いい事を教えてあげるよ』

 

 はっ…!?これはクスちゃんとの記憶……?!

 

『バレなきゃセーフ、問題ないんだ』

 

 クスちゃん……!!

 

 記憶の中で蒼い髪をたなびかせた自慢の後輩の言葉を受けて、スーの覚悟は決まりました。

 ここからは、超絶隠密モードであの子の名前を覚えます!

 

『……フッ、頑張りなよ。先輩?』

 

 

 

 激励を受けたスーは、うつ伏せ状態からゆっくりと上体を起こして、現在の彼女の様子を確認します。

 

「…………。」

 

 どうやら今は、机の方へ向き直っているようです。確認が終わったスーは、そのまま手足を勢いよく伸ばして、天井へと張り付きます。これぞ最近出来るようになった、聖徒会の隠密秘伝です。ついさっきも使ってましたけど、とっても便利です!

 

「このように(x+y)³は分配法則に当て嵌めると、x³+3x²y+3xy²+y³という式に展開出来ます。文字が多くて混乱するかもしれませんが、やっている事は非常に単純です。ここまで──」

 

 そしてそのまま、スーは壁抜けを実行します。

 天井に潜り込みです!

 

「───。」

 

 おっと危ないです。あの子が一瞬天井を見ました。バレたらまずいので、スーも天井内に急速潜航します。暗くて外が見えなくなりますが、彼女の机がある場所は分かっています。そのままゆっくり進んで、定位置に着きましょう。

 

 

「─────、───────。」

 

 

 ……声はくぐもっていますが、ロボットの人の声が近いですね。ここで一旦停止です。さて、ここからスーはどうやって彼女の名前を覗き見ましょうか?スーは考えます。

 

 ──まずは情報収集です。

 暗い天井の中からちょっぴり顔を出し、あの子の机の上を確認します。幸いあの子の席の真上に着く事が出来たので、何を出しているのかは丸見えです!

 

 スーは顔を引っ込めて、彼女の机の上に配置されていた物を思い出します。右上に筆箱、右下にノート、左上に教科書でしたっけ?

 

 ……うーん、これどうしましょう?

 ちゃんとノートと教科書が開きっぱなしなので名前の確認が出来ません。これではお手上げです。スーは悩みました……。

 

 ……はっ!そうです!

 鉛筆や消しゴムならいけるかもしれません!

 

「──この事から、2乗や3乗の数字がxやyに掛けられる訳です。これらの基本は展開公式に共通していますね」

 

「…………。」

 

 こっそり……こっそり……。

 スーは天井に足を張り付けて、倒れ込むように彼女の机の上を覗き見ます。

 

 ──むむ……むむむむむ……!

 よ、よく見えません……!

 

 そ、想定外です…!鉛筆が忙しなく動くせいで、なんて書いてあるか分からないです!?

 

 であれば消しゴムの方を……。

 あっ、使っちゃいました!?

 これじゃあ全然分からないです!

 このままだと作戦失敗ですよ!

 

 スーの作戦はまたしても出鼻をくじかれました。これではわざわざ見回り時間を少し伸ばして、教室に潜入した意味がありません!

 

 スーは天井まで戻り、暗闇の中へと潜りました。

 

 う、うぅ……。スーはこのまま引き下がってもいいのでしょうか?自分に課したミッションを遂行出来なくては聖徒会の名折れです……。

 闇の中、スーは膝を付きそうになります。

 

 ……いいえ、それではいけません。

 

 それでも、スーは奮起します!

 聖徒会足るもの、仕事は必ずやり遂げなければ!

 

 スーは聖徒会の誇りを胸に、再び教室の中へと戻ります。そして両手足をしっかり天井に張り付けて、彼女の視界に入らない位置を確保しました。

 

 目標はあの子の名前を盗み見る事。

 暫定目標は筆箱、鉛筆、消しゴム。

 あの子に気付かれないように気を付けて、ミッション、スタートです。

 

「それでは例題を元にして、この問題を解いて貰いましょう。ある程度皆さんが解き終わったら、こちらで解説していきます」

 

 ロボットの人の声を聞きながら、スーは天井から手を放します。支えを失った上体が宙ぶらりんになりますが、そこは気合いとぐにょぐにょした不思議な力でカバーです!足裏が天井から離れないように気をつけながら、身体を斜めにして天井とあの子の頭の上に顔を位置取りします。

 

 くっ、鉛筆を使っていて名前が見えません……?!

 

 消しゴムは身体の内側に隠れているようで見当たりませんし、筆箱を確認しても名前が書かれていない方がこちらに向けられているようです。

 

 せめて鉛筆を置いてくれれば……!

 そう考えて、スーは少し上体を逸らします。

 

「───。」

 

 スーが苦労しながら空中で体勢を整えていると、あの子は髪と耳の間に鉛筆を添え、考え込むような素振りを見せました。

 

 ──こ、これは千載一遇の好機です!

 運良く鉛筆の上部に名前があれば、スーのミッションコンプリートですよ!

 

 両腕を使って姿勢を制御しながら、スーは彼女の右側を覗き込みます。

 ……あと少し、あともうちょっと…!!

 

 

 

 あ。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

「──どぅえらぇっはい!?!?」

 

 ガタガタガタン!!

 

 突然の出来事に、私は椅子から飛び上がった。

 

「……遠芽さん、どうかしましたか?」

 

 勢いよく立ち上がった私に、ロボットの教員さんはディスプレイ上に驚きの表情を浮かべている。授業中にも関わらず大声をあげたためか、私にクラスメイト達からの痛い視線がビシバシと刺さりまくった。

 

「あ、ぇあ……すいません」

 

 私は苦笑いを浮かべて、横目で右横に倒れている【それ】を見る。オレンジ色の髪、黒いレオタードに小さな翼。特徴的なケープを羽織った【ケープちゃん】が、床の上でぴくぴくしていた。

 

「……トイレ行ってきます」

 

 恥ずかしさやら困惑やらがないまぜになりながら、教員さんへと断りを入れて教室を出る。

 

 静かに閉めた扉の裏で、私は声にならない叫びをあげた。

 

 も〜っ!ケープちゃんのバカ〜っっっ!!

 

 





・遠芽ワタル
 過去の迂闊な発言のせいで、ケープちゃんにダイナミックエントリーされたうっかり少女。メガネを持ってきていればこうはならなかった。自業自得。

・【ケープちゃん】
 ワタルから貰ったチョコのお礼に、サプライズエンカウントを狙おうとしていた幽霊少女。なお、家の表札を確認するために名前を盗み見ようとして失敗した。ある意味ドジっ娘。

・過去に追い払われた【変なの】一覧
 【かおかくし】
 【そらしばね】
 【ぱんなこった】
 【とっくりこっくり】
 【ななはち】
 【けしごみ】
 【ほらぼら】 etc……

 危険度はまちまち。どちらかと言えば厄介者。
 全員ワタルに滅ッ、された。
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