アルティメット彩葉【完結】   作:芦花イラストうおおお!

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2. 野望

 彩葉の意識が現代に戻ってきたのは八時間後、月曜の早朝のことだった。

 

 無慈悲にも登校日である。心配のあまり大泣きするヤチヨには平気なフリを貫き、マンションを出た。

 

 兄と暮らす家に始発で帰り、カフェインを摂取。疲労と眠気を気合と根性でこらえどうにか登校した。

 

 優等生の彩葉はどれだけ眠くとも授業中に寝こけることはない。まなじりが裂けそうなほど目を見開いたまま気絶してやり過ごし、昼休みを迎えた。

 

「彩葉、ものすごい顔してるけど大丈夫?」

「大丈夫。ちょっと二徹明けプラスアルファで死ぬほど眠いだけ」

「人はそれを大丈夫とは呼ばないのだよー」

 

 呆れ気味の真実とは対照的に、芦花は顔を曇らせて慌てる。

 

「今からでも保健室行った方がいいよ!」

「そしたら夜まで寝ちゃう。あと二コマくらい余裕だし」

「もう、この優等生は……!」

 

 芦花はもどかしそうにむっとすると、彩葉の隣に自分の椅子をくっつけ、太ももを手のひらでぽんぽん叩く。

 

「少しだけでも仮眠しなさい。授業始まったら起こしてあげる」

「ありがと」

 

 かすれた声で礼を言うのが精いっぱいだった。芦花の太ももに向かって倒れ込む。

 

 そして次の瞬間にはチャイムが聞こえ、気づけば終礼が終わって下校するところだった。二コマを気絶したまま過ごしたらしい。

 

 帰り道、二人は呆れと心配半々の顔で彩葉に問う。

 

「彩葉、何かあったの?」

「いつも体調管理ばっちりなのにねー。私たちで良ければ相談にのるよ」

 

 友人の優しさが身に染みる。ほっこりしつつ、彩葉は首を横に振った。

 

「ありがとう。でも困ってるわけじゃなくて、むしろ嬉しいの。野望が一つ叶ったから」

「野望?」

「うん。この命に代えても、絶対に成し遂げたい野望が、やっと一つだけ」

 

 正確には、まだ道半ばだ。

 

 ヤチヨを幸せにする。直接話を聞き、八千年を追体験したことでようやくスタートラインには立てたが、義体の生成と『もと光る竹』に格納された魂の抽出など、やるべきことは山積みだ。

 

 それでも、長く永く待たせていたヤチヨに再会することができた。達成感と今後へのやる気が溢れ、疲れなど気にならない。

 

「芦花の太ももが効いたから。もう元気いっぱいだよ」

「ふーん。まあ膝枕くらいはいくらでもするけどさ」

 

 芦花は真実と目配せし合って、目を眇める。

 

「命に代えてもなんて、冗談でも言わないで」

「彩葉に何かあったら、私たち悲しいよ」

 

 切実な声音に彩葉は言葉が詰まる。

 

 気が逸ってしまった。二人にこんな顔をさせるつもりはなかったのに。

 

「……ごめん。もうちょっと体に優しくする」

「ならよし!」

「早く帰って寝ようねー」

 

 笑って彩葉を先導する二人を見ていると、前回の光景が頭をよぎる。

 

『彩葉が生きているだけでいいから』

 

 何の含みもなく、そう言ってくれた芦花と真実。まだ出会って間もないけれど、二人は紛れもなく彩葉の親友だった。

 

 野望は絶対に叶える。しかし二人は決して悲しませないようにしよう、と彩葉は決意した。

 

 

 

ーーー

 

 

 

 程なく夏休みが始まり、彩葉はヤチヨのマンションに入り浸るようになった。

 

 ヤチヨの思い出話はいくら聞いても苦にならない。それに加え、彩葉の目論むもう一つの結末には、ヤチヨとの協力が不可欠だ。

 

「えっ、義体? ツクヨミに五感実装? またまたー、いくら彩葉でも無理だよ。月の超技術をかじってるこの天才ヤッチョでも、体を一から作るなんてできないし、ましてや仮想現実に五感なんて──」

「義体はあと二、三年で。五感、というか視聴覚以外の感覚も五年くらいで実装できるよ」

「は?」

 

 野望の進捗を共有すると、ヤチヨは変な顔で固まった。

 

「なんて?」

「だから、どっちも目途がついてる。触れたらあったかいし、パンケーキを好きなだけ食べられるようになる。そのために今まで頑張ってきたんだから」

「……」

「信じられない? だったら試してみようか」

 

 唖然とするヤチヨを尻目に、彩葉は目を閉じ、スマコンに意識を向ける。

 

 目の前のヤチヨを投影している『もと光る竹』に無線接続。ローカルストレージから研究成果の一つであるプラグインを引っ張り出し、実行。

 

 目を開け、ヤチヨの頬に手を添えた。ほんのりとした人肌の温度が指先を包む。

 

 信じられないものを見る目で、ヤチヨがおそるおそる手に触れようとするが、するりとすり抜けた。

 

「まだ試作品だから触れないけど、もう少しで触感は完成する。細かいところはツクヨミの仕様に合わせて──ヤチヨ!?」

 

 ヤチヨの青い瞳から、はらはらと涙が零れ落ちる。

 

 慌てて拭い取ろうとしても、指先に熱を感じるだけで触れることは叶わない。

 

「ごめん! こんな中途半端なもの使っても、逆にしんどいだけだよね……」

「違う! 全然違う! 彩葉のバカ!」

「バカ!?」

 

 ヤチヨは和服の袖で涙を拭い、鼻を赤くして、彩葉の体に触れた。

 

「あったかい……彩葉だ。本物の彩葉なんだね」

 

 震える声を絞り出すヤチヨに、彩葉は息を呑んだ。

 

 八千年。文字にすれば三文字だが、実際の重みは計り知れない。ヤチヨはその間何度も楽しかった頃の夢を見て、幻を見て、それが露と掻き消える経験をしてきた。

 

 やっと再会できた彩葉も幻ではないか。次の瞬間には消えているのではないか。

 

 その不安が今、やっと晴れたのだ。

 

「うん。私はここにいる。もう一人にはしない」

 

 泣き崩れるヤチヨ。

 

 彩葉にはその体を抱くことはできない。投影された像の表面を撫で、不完全な温感を伝えるだけだ。

 

 五感実装の優先度を上方修正しつつ、ヤチヨが泣き止むまで寄り添っていた。

 

 

 

ーーー

 

 

 

 ヤチヨが終日ぐずるので、日を改めた後日。

 

 彩葉はもう一つの結末について構想を語った。

 

 ヤチヨとかぐやの双方を幸せにする完全無欠のエンディング。ヤチヨには人間に限りなく近い義体と、仮想現実での五感実装により、八千年の孤独を埋めて補って余りあるくらい幸せでいっぱいになってもらう。

 

「彩葉なら出来ちゃうんだろうなぁ」

「するよ、絶対。これは確定だから」

 

 ヤチヨの頬に赤みが差した。このくらいの生理現象なら研究中の義体でもできる。

 

 謎の対抗心を燃やしつつ、話を続ける。

 

「で、今回やってくるかぐやも助ける」

 

 具体的には、月への帰還を阻止し八千年の孤独をキャンセルする。

 

 ヤチヨは難しい顔で唸った。

 

「ヤッチョもさ、あんな思い過去の自分にしてほしいとは思わないよ? でも方法なんてないんじゃないかな。輪廻から逃れるすべはないんだよ」

「そんな輪廻壊せばいい」

「わぁ、彩葉ったら脳筋」

 

 茶化されても真顔のままの彩葉に、ヤチヨは頬をひきつらせた。

 

「で、でもそんなことしたらどんな影響があるか……」

「パラドックスの心配はないよ。だって私がここにいるから」

 

 彩葉にはヤチヨの懸念が理解できた。いずれやってくるかぐやが過去に飛ばされなかった場合、ヤチヨは誕生せず因果関係が崩れてしまう。過去改変の影響が現実に及ぶかもしれない。

 

 が、その危険はないと彩葉は確信していた。

 

「前回の記憶で、私とヤチヨが再会するのはかぐやが帰った後だった。今ここでこうしてる時点で輪廻は壊れてる」

「……!」

 

 そもそも少しのパラドックスさえ許容しない世界なら、前回の記憶を引き継ぐなんて現象は起きないだろう。過去を変えたところで、この現在が消えてなくなることはない。

 

 続いて計画の全容を語ると、ヤチヨはマンガのような巨大汗をかく。

 

「できなくはない、けど……かなり博打だね?」

「それでも可能性があるなら賭けてみたい」

 

 ヤチヨに向かってぐい、と身を乗り出す。頬の赤みが増した。

 

「ヤチヨ。私は、ヤチヨになったかぐやも、これからやってくるかぐやも、二人とも幸せになってほしいし、してみせる。そのために力を貸して」

 

 ──この世で頼れるんは自分一人や言うたよな? もう忘れてしもたん? せやったら──

 ──やかましい。今ヤチヨと話してるんだから静かにして

 

 イマジナリー母をしっしっと頭の片隅へ追いやって、ヤチヨを見つめ続ける。

 

 ヤチヨは目をぱちぱちさせると、ふっと表情を緩めて彩葉の頭に手を添えた。

 

「変わってないって思ったけど、ちゃんと変わったね。もっともっとかっこよくなってる」

「ヤチヨ?」

「分かった! この未来の歌姫にして天才プログラマー、ヤッチョにお任せあれ!」

 

 大見得を切ったヤチヨが、二本指を差し出してくる。

 

 彩葉もすぐさま二本指で応じ、指先を合わせ、次に絡ませ、最後は狐にして合わせる。

 

 永い孤独を経ても、逆行しても、仲良しのやつは変わらない。

 

 

 

ーーー

 

 

 

 ヤチヨの協力を取り付けたことで、彩葉の野望は加速した。

 

 本来なら十年かかった義体の生成は、中学卒業と同時に試作一号機の製造が始まった。ツクヨミに欠けていた感覚の研究も捗り、完全な触覚を実装する見通しが立った。

 

 ヤチヨがかねてより計画していたツクヨミのローンチも問題なく実施された。彩葉が中一の頃のことだった。

 

「きゃーっ! ヤチヨー! もう無理、しんどい、死んじゃう……!」

「わわわ、彩葉しっかりして!?」

「彩葉がこんなにはしゃいでるの初めて見た」

 

 ローンチに際して開催されたヤチヨのファーストライブでは、彩葉が興奮と感動のあまり失神する珍事が起きた。彩葉に誘われた芦花と真実は目をまん丸にして、花びらを散らして昇天していく彩葉のアバターを見送るほかなかった。

 

 前回同様にヤチヨは彩葉の推しだ。そんな推しがこの世で初めて開催したライブに最前列で参加して、平静を保っていられる彩葉ではない。強制ログアウト、復活、ログイン、失神のループを数度繰り返し、芦花と真実だけでなく、周囲の初見ファンたちさえ呆れさせた。狐耳の激やば限界強火ファンがいる、と。

 

 そんなこんなでツクヨミのサービスが開始された三年後、彩葉は朝日と暮らす家を出た。高校生になり、母から一人暮らしの許可が出たのだ。

 

「彩葉なら心配ないやろけど、困ったら何でも言えよ。こんなんでもお前の兄やからな」

「こんなんとか思ってない。言われんでも頼らせてもらうわ」

 

 前回よりも若干自己評価が低い兄に見送られ、彩葉は新たな住まいへ引っ越した。

 

 壁の薄い、ワンルームのアパート。一人でも手狭で、二人では窮屈なそこが、彩葉にとっての始まりの場所だ。

 

 高校生活を送る傍ら、放課後や休日は研究機関に顔を出し、たまにヤチヨと顔を突き合わせて残った味覚と嗅覚のプログラムを調整し、慌ただしく日々が過ぎていく。

 

「彩葉ー! 一緒にライブしよ!」

「ダメ!」

 

 時折ヤチヨから無茶な誘いを受けることもあるが、そのたびに彩葉は断固拒否した。

 

「ヤチヨはこのツクヨミの管理人で、トップライバーなんだよ。あくまでも利用者の一人に過ぎない私に肩入れしたらダメ! 一ファンとしても、ちゃんとした理由もないのに推しと同じステージに立つなんて──」

「でも彩葉の名前、クレジットに載せてるよ?」

「え」

 

 彩葉はスマコンからツクヨミホームページにアクセスし、彩葉でキーワード検索。

 

 一件ヒット。『神経インターフェース・プログラミング 酒寄彩葉』とスペシャルサンクスの欄に記載があった。

 

 もしやと思い検索エンジンを立ち上げてみれば、案の定だった。『謎に満ちたツクヨミの運営、例の神童か』『サイバネティクスの権威、今度は仮想現実に手を出す』『【悲報】稀代の神童、ヤチヨライブで限界化www』『月見ヤチヨの中の人説』──

 

「はーーー!? ヤチヨに中の人なんていませんけど!!?」

「彩葉、落ち着いてー。よしよし」

 

 ヤチヨに頭を撫でられ、怒りと混乱が収まる。

 

 代わりに心を満たしたのは困惑だった。いつの間にここまで話題になっていたのか。というかなんで勝手に名前を載せたのか。

 

 ヤチヨはバツが悪そうに目を逸らす。

 

「彩葉と一緒にツクヨミ作るの、楽しくって……結構前からこうなのです」

 

 そんな風に言われると、彩葉も文句が言えない。野望だけでなく、感覚実装に向けヤチヨとあれこれ作業に没頭するのを、彩葉も楽しんでいた。

 

「ね? 実質ヤッチョと二人で運営みたいな扱いだし、大丈夫! ライブ、しよ?」

「くっ」

 

 胸の前で両手を合わせ、ばっちり角度を考慮した完璧な上目遣い。澄んだ海のような大粒の瞳に見つめられ、彩葉の理性が悲鳴を上げる。

 

 前回の彩葉なら陥落していただろう。しかしここにいるのは、未来からやってきた究極の彩葉だ。たとえヤチヨのお願いでも──

 

「し、新曲」

「え?」

「新曲、一つ作ってあげるから。それで勘弁して」

 

 結局、彩葉はちょっと屈した。

 

 ヤチヨは飛び跳ねて喜び、彩葉に抱き着き、頬ずりして、ほっぺたにキスをして、後日デモ音源を受け取ると、SNSに「やばい」「エモい」「好き」「しんどい」などと数百件に渡って連投する奇行を見せた。

 

 乗っ取り説やAIがバグった説が囁かれ、ツクヨミの存続が一時期危ぶまれたものの、次の投稿で利用者たちの不安は吹き飛ぶことになった。

 

『ライブやるよー! 新曲! ヤッチョの大切な人が作ってくれた! みんな楽しみにしてて!』

 

:新曲やったぜ!

:大切な人!? 誰!?

:スペシャルサンクスで唯一名前が出てるあの子か

:最先端技術の権威系JKの子!

:そんな系一人しかいないだろ

:ライブでリアクション芸してるやべー狐

:曲まで作れるとか逆に何ができないの?

:ヤチヨとどんな関係なんだろ

:ライブまで全裸待機

 

 などとネット上には期待の声多数。

 

 彩葉の目的に彩葉自身の知名度は大して必要ない。前回もそうだったが、なぜ目立つ意図もなく自分に注目が集まるのか、彩葉はよく分からなかった。

 

 こうして、ヤチヨのおねだりに一部だけ屈した結果生まれた曲を引っ提げ、ヤチヨはライブを敢行した。

 

 新しい曲の名は『Never-Seen Ending』。

 

 数奇な旅路の末に再会した二人が手を取り合い、まだ見ぬ道へ踏み込んでいく。そんな様をヤチヨが高らかに歌い上げ、ツクヨミは大いに沸いたという。

 

 

 

ーーー

 

 

 

「彩葉って、何者なの?」

「バトルマンガで正体不明の強キャラが聞かれるやつー」

 

 都内某所のカラオケボックス。唐突な芦花の質問に、彩葉が苦笑する。

 

 前回と違ってバイトをしていない彩葉は、研究の他に芦花、真実と放課後を過ごすことが多い。今は真実がマイクを握ってヤチヨの『Remember』を歌い上げ、彩葉と芦花はのんびり駄弁っている。

 

「いざ聞かれると困るね。名前と年齢聞いてるんじゃないよね?」

「ええと、ごめん、じゃなくて……ヤチヨとどういう関係?」

 

 それなら、と彩葉はスラスラ答えてみせる。

 

「色んな大学や学会の集まりに顔出してたら知り合いになって、今は共同研究者みたいな感じかな」

「ふぅん」

 

 芦花は釈然としない様子だ。ウソではないが真実でもないカバーストーリーを初めて使うと、思いのほか心が痛む。

 

 心のチクチクを我慢していると、芦花は彩葉の肩を抱き、優しく横倒しにした。柔らかな芦花の太ももを枕に、二人で見つめ合う。

 

「その研究、私でも手伝えたりしない?」

「えっ?」

 

 彩葉は言葉を失った。

 

 予期せぬ芦花の申し出に、ではない。芦花の切れ長の瞳に揺れる、怒りとも不安ともとれない、繊細な感情に面食らったのだ。

 

 前回と合わせ、芦花とはかなり長い付き合いになる。その経験の中でも、こうした芦花の表情は初めてだった。

 

 壊れものを扱うような手つきで頭を撫でられ、見つめ合うことしばし。

 

「芦花、もしかして」

 

 彩葉の優秀な頭脳が、答えを導き出した。

 

「ツクヨミの運営に興味があるの?」

「……はぁ」

「いたっ」

 

 ぺし、と額を小突かれた。

 

「もういい、変なこと言った。忘れて」

「待って、じゃあ研究職の方? それともキャンパスライフが気になってる? いたっ、痛い!」

「忘れてってば、ポンコツ」

「なんで!?」

『あーっ! 人が歌ってるときにイチャイチャしてるー!』

「してない!」

 

 なぜか耳まで赤くなって反論する芦花の表情も、やっぱり見たことがなくて。

 

 真実の入れたデュエット曲を芦花と歌い、和やかに解散した後も、少しだけ気になった彩葉だった。

 

 

 

ーーー

 

 

 

 大切な友人との時間を楽しみつつ、ヤチヨと共に野望へ向かって邁進し始め、四年。

 

 仮想空間ツクヨミは前回を上回る規模で発展し、ユーザー数は二億人を突破した。芦花の妙にしっとりした視線と、真実のすべて分かっていますというようなしたり顔の意味はまったく分からないまま、夏がやってくる。

 

 彩葉にとってもヤチヨにとっても、決して忘れられない一夏が。

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