翌日、黄金週間が終えた次の日。南は、旅行から帰ってきました。
「へぇー、特急「はしだて」に乗ったんですか。」
「ええ。」
「いいな。」
そして、次の日。
「おいっ、何だあれは。」
「ん、何だろう。」
と、男は言った。
近づいて見ると、それは何と男性の水死体でした。
海岸は騒ぎとなって、野次馬たちが集まってきて亡骸を浜に引き上げてやりました。
暫くして、京都府警のパトカーが到着した。
「警部、やはり自殺でしょうか?。」
「しかし、遺書もないし他殺の可能性が高いな。」
「ええ。」
「とにかく、その男の身元を調べないとな。」
と、そこへ1人の刑事かぜやって来た。
「警部、やはり東京の人間のようですわ。」
「何、それはほんまか。」
「ええ、これは被害者の免許証と社員証です。」
「ほう。」
「被害者は会社の役員ですね。」
「でも、何で天橋立で死んだんですかね。」
と、刑事は言った。
「それで、死因の方は。」
「ええ、検視官の話によると恐らく水死でしょう。」
「ほう。」
若狭で起きた水死体は鉄道公安隊にも連絡が入った。
「ええ、金持田徳三、住所は東京都、了解、さっそくこちらの方でも調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おいっ、京都府警から捜査協力の要請だ。」
「何、若狭で死体。」
「ええ。」
「早速調査いたします。」
早速、南と高山は捜査に乗り出した。
「ええ、彼は城崎へ行った後に天橋立へ行かれたので、まさか殺されるなんて思わなかったわ。」
と、妻は言った。
「誰かに恨まれることはなかったんですか?。」
「いや、そこまでは。」
「ほう。」
そして、南と高山は高杉に報告した。
「そうか、心当たりなしか。」
「ええ。」
と、そこへ菅原がやって来た。
「班長。」
「ん、何だね菅さん。」
「一か月前に起きた、箱根の事件と関係していますかね。」
「えっ、箱根の事件って。」
「実は、1か月前に箱根で1人の男が殺害される事件があったんだよ。」
「やはり、箱根と若狭の事件と関係しているんですかね。」
と、高山は高杉に言った。
「しかし、犯行の手口も違うし、その事件と関連が強いなぁ。」
「やはり、菅原もそう思うのか。」
と、南は言った。
「ええ。」
早速、箱根に言ってロマンスカーに乗った息子と祖父に会った。
「ああ、この男なら一緒に乗っていたよ。」
と、息子は言った。
「ほう、そう言えばその男は展望車に乗っていたな。」
「その時に、怪しい人物は見なかったんですか?。」
「いや、そこまではな。」
「おじいちゃん、僕怪しい人見かけたよ。」
「えっ、本当か。」
「うん、この男かな?。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、君は何処で見たんだい。」
と、南は言った。
「春休み頃だよ、ぽく爺ちゃんと一緒に旅行に行ったんだよ。」
「なるほど。」
箱根と若狭で起きた殺人事件は誰なのか?