「城崎で殺害された男は、城崎へ行く前に京都から特急に乗って天橋立へ向かっていたことが分かりました。」
と、高山は言った。
「何、それは本当か。」
「ええ。」
「そう言えば、その男は確か京都駅で見かけたな。」
「主任、それは本当なんですか?。」
「ええ、実は善子と花丸と一緒に京都駅で一緒だったんです。」
「何、それは本当か。」
「ええ。彼は博多から京都へは新幹線に乗って、京都から特急「はしだて1号」に乗って天橋立へ向かっていったことが分かったんです。」
「ほう、なるほどね。」
「奥さんの話では、彼は博多へ転勤して単身赴任なんだそうです。」
「ほう、なるほど被害者は博多から京都へは新幹線に乗って、そこから特急「はしだて」に乗って天橋立へ行ったのか。」
「ええ、善子ちゃんもその男を見かけたと言っていました。」
「ほう、という事は天橋立へ観光した後に城崎温泉へ向かって、そして城崎で何者かに殺害された。」
「それで、足取りはわかっているのか。」
早速、時刻表で調べてみると。
博多発6時23分 新幹線「のぞみ2号」に乗車
京都着8時51分 下車
京都発9時22分 特急「はしだて1号」に乗車
天橋立着11時23分 下車
「ほう、なるほどね。」
「博多から新幹線に乗って、京都から特急「はしだて」に乗って天橋立へ向かって、そして城崎温泉へ向かったって事か。」
「その通りです。」
「そして、丹後の海を眺めながら豊岡へ向かった。」
「豊岡へは15時45分の特急「きのさき3号」に乗って城崎温泉へ向かった、そして、温泉に来たのは16時頃。」
「そして、18時に宴会を楽しんでいた。」
「そうか。足取りは分かっているんだな。」
と、高杉は言う。
「まず第一の天橋立の殺人、そして城崎で起きた殺人、この被害者の二人に共通する事としたら。」
「天橋立は溺死で、城崎で起きた殺人は凶器による刺殺。」
「なるほど。」
「やはり、これは怨恨の可能性が高いな。」
と、南は言った。
「天橋立で起きた殺人は、東京から京都へ行く時に新幹線「のぞみ」に乗って京都へ向かったのは分かっています。」
「そして、若狭に来たら犯人に溺死された。」
「金持田と山口は、高校と大学の同級生って事が判明しました。」
「ほう、という事は被害者の二人は会社関係にあった。」
「その可能性もあるな。」
と、菅原は言った。
そして、次の日。
「あいつら、私を騙しやがって。」
と、男は言った。
男は時刻表を見ながら、呟いた。
彼の名前は、郷田 京助さん27歳。郷田は殺害された金持田の知り合いで銀座で商事会社に勤務している。
「うまく行ったか。」
「ああ、山口の奴。」
「これ医、いい商売だぜ!。」
と、長瀬は言った。
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