若狭・城崎殺人ルート   作:新庄雄太郎

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いよいよ、最終章を迎えました。


第7章 解けた謎と犯行の動機

「若狭と城崎で起きた殺人は、やはり一連のいそかぜ商事と関連している。」

 

と、南は言った。

 

「じゃあ、3月に起きた箱根の事件も。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「いそかぜ商事は確か詐欺問題になっていたのは聞いていたが、若狭で殺害された金持田、城崎で殺害された山口はいずれもいそかぜ商事の株を買った客と判明しました。」

 

「やはり、殺害された3人は詐欺被害だったのか。」

 

「ええ。」

 

そして、翌日。

 

「そろそろ吐いたらどうなんだ。」

 

「えっ。私が。」

 

「どうなんだ!。」

 

「刑事さん、じ、実は私。私は若狭と城崎へ入っていません、それに私はこのいそかぜ商事の訪問の仕事していたんです、ところがあいつらが詐欺に気付いていたんです。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「ええ、実は長瀬という上司の指示で訪問へ行っていたんです。」

 

「じゃあ、廻って訪問していたんですね。」

 

「ええ。」

 

鉄道公安隊・公安特捜班

 

「何、その社員が詐欺の話を聞いた。」

 

「ええ。」

 

「やはり、犯人は最初から若狭と城崎へ行っていたんだよ。」

 

「わかったよ、犯人はこれを利用したんですよ。」

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

東海道山陽新幹線「のぞみ5号」

 

東京発6時50分 乗車

 

京都着9時11分 下車

 

特急「はしだて1号」

 

京都発9時22分 乗車

 

天橋立着11時23分 下車

 

若狭で金持田を殺害

 

特急「タンゴディスカバリー1号」

 

天橋立発14時30分 乗車

 

城崎温泉着15時46分 下車

 

山口を殺害

 

特急「きのさき2号」

 

城崎温泉発7時33分 乗車

 

京都着10時04分 下車

 

東海道山陽新幹線「のぞみ128号」

 

京都発15時15分 乗車

 

東京着17時33分 下車

 

「そうか、やはり犯人はこれを利用していったって事か。」

 

「ええ、その通りです。」

 

「11時に京都へ行っていたのは確かだから、11時には間に合うな。」

 

「ええ。」

 

「それで、犯人は分かったの?。」

 

「ああ、恐らくいそかぜ商事の幸田に間違いないな。」

 

兵庫県警の調べで、城崎で起きた殺人で使用された車から幸田の指紋が検出された。

 

「つまり、幸田は2人を殺害して京都へ行ったんだよ。」

 

「なるほど。」

 

そして、次の日。

 

幸田と海堂と相葉は新幹線に乗って京都へ向かっていった。

 

「ふん、だれも来ていないみたいだな。」

 

「ああ。」

 

「やはり、お前たちだったな。」

 

「はっ。」

 

「誰だっ、てめぇは。」

 

と、幸田は言った。

 

「鉄道公安隊だ、お前たちを詐欺と恐喝の容疑で逮捕する。」

 

「何っ。」

 

「どうして、ここがわかったんだ。」

 

「くそーっ。」

 

そして、南と高山と桜井と岩泉は幸田たちを確保した。

 

3人は、逮捕された。

 

そして、3日後。

 

詐欺と殺人教唆の容疑でいそかぜ商事の磯風源三を逮捕した。

 

こうして、南が黄金週間で言った若狭と城崎で起きた連続殺人事件は詐欺被害による犯行だった。

 

「公安さん、ありがとうございました。」

 

「よかったですね。」

 

「ええ。」

 

 




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劇中の列車時刻は2006年のダイヤを使用しています

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