ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい!   作:熱いマルゥ!

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5話 大人と子供

 

 

 

黒服「言っておきますが、貴方に拒否権はありません。」

 

樂「契約ねえ?拒否権はないときた。」

 

契約…俺に何を望んでるんだ?あの“ナイフ”か?

もしもこのナイフなら…

これだけは利用されてはならない…!

 

利用されれば、ホシノ達だけじゃない。

2年後先生達を制限してしまう可能性もある!

 

 

 

こちらにメリットがあるように見えても必ず穴はあるはず…

警戒を続けろ。

 

樂「そもそも、俺になに期待してんだよ?」

 

黒服「期待…ですか。」

 

黒服「それは適切ではありませんね。」

 

 

 

黒服「期待ではなく、“研究材料”ですかね?」

 

刃により一層力が加わる…

神秘は静かに輝きを増す。

 

樂「…研究材料だと?」 

 

樂「気に食わねぇな。俺を何だと思ったんだ?」

 

黒服「クックックッ…」

 

黒服「…これは“契約”ですので、」

黒服「それに私は貴方と敵対するつもりはありませんよ。」

 

 

 

気付けば夕日は沈んでいた。空が暗くなり、今すぐにでも

その場から去りたいような気分だ。

 

黒服「私にそのナイフを、提供して欲しいのです。」

 

樂「…見返りは?」

 

黒服「そうですねぇ…」

黒服「アビドス高等学校は借金に追われています。」

黒服「貴方がこの契約に賛同してれるのであれば…」

 

黒服「私が一部負担しましょう。」

刹那、樂の振り上げた刃が黒服の真横を切り裂く。

 

黒服「どうしましたか?」

 

樂「そんなもん必要ねぇよ。俺達を舐めんな。」

 

樂「俺があんたから貰うものなんて何一つねぇよ。」

 

黒服「威勢がいいですね?」

 

樂「今すぐにでもお前をぶっ倒してーーーー

黒服「勘違いをしているようですね。」

 

黒服「私は大人であり、貴方は子供です。」

 

嫌でも分かってしまった。

今、己が特大の地雷を踏んでしまったと。

 

黒服「やり方なら他にもあるのですよ?」

 

一歩距離をとる。相手は武装もしていないのに。

ホシノとはまるで違う、命の危機を感じた。

 

黒服「貴方が嫌でも首を振る提案をしましょう。」

 

黒服「貴方が、私にそのナイフを提供して頂けるのであれば」

 

黒服「金輪際、小鳥遊ホシノさんには、手を出しません。」

 

 

 

 

 

     静寂ーーーーーーー静けさが気持ち悪い。

 

 

 

          たった一言 

 

 

 

            は?

 

 

 

樂は混乱していた。それは原作の知識が欠けていたために。

ここは原作開始二年前、まだホシノには干渉していないものだと誤解していた。

 

 

 

樂は梔子ユメもだが、小鳥遊ホシノも

自分の守るべき対象に入れていた。

 

この場で暴れても構わないだろう。

その後小鳥遊ホシノはどうなる?

 

自分が、黒服の仲間だと嘘を伝えるだけでも、これからの行動に致命的なダメージを負うことになるだろう。

ましてやそれが最小限なダメージともとれる。

 

つまりこの契約は…

樂「拒否権はなかったと?」

 

 

黒服「ええ…最初に言ったはずですよ?」

黒服「拒否権はないと。」

 

世界が自分を笑っているかのような錯覚。

愚者滑稽、無残極まりない。三日月が雲に隠れる。

もうこんなじかんだ。はやくかえらないと。

どこに?どうやって?この場からどう動くんだ?

 

まだだ、終わってない。

契約は終了していない。考えろ樂

考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ 

 

樂「……っやるよ。」

 

 

樂「契約してやるよ!」

 

黒服「やっとですか。」

 

樂「ただし、この契約は俺が死んだとき…

双方の契約内容を破棄させる!」

樂「あんたの研究結果も!ホシノに関するのことも全てだ!」

 

黒服「ほう…」

黒服「自分が何を言っているのか分かっているのですか?」

 

俺の頭ではこれ以上の得策は見つからなかった。 

黒服が本当に、契約内容を破棄するのかも黒服次第だ… 

そもそもこんな契約乗るのか?こんな狡猾な大人が?

 

夜の風が樂の顔を撫でる。

沈黙が焦りを加速させる。

 

黒服「いいでしょう。」

 

樂「!!」

 

黒服「私は貴方を敵に回したい訳ではないですからね。」

 

黒服「貴方が死んだとき、この契約は破棄させる。」

 

黒服「では私はこれで。」 

 

 

 

ドサッ…

 

 

樂「勝った…のか?」

 

 

 

 

 

この後のことはよく覚えてない。夜風が肌を刺す。

遠くで、何かが鳴いた気もした。

目を閉じれば、あの黒服の声がまだ耳に残る。

 

そして思う。

 

明日が、怖い――――

 

 

ただ、それだけ

身勝手ながら、話を広げすぎてしまったため、今後の方針について整理させてください! 現在の本編(一部)は、しっかり完結予定です。その上で、次の展開(二部の原作開始)についてアンケートを取らせてください。二部は、一部を読んでなくても、楽しめるような展開を考えてます!

  • 今の展開は面白い
  • 今の展開は興味ない
  • 一部と同時平行で二部を書いて欲しい
  • 一部をちゃんと書ききって欲しい
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