ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい! 作:熱いマルゥ!
エマと別れた樂は、廃墟にて身体を休めていた。
全ては明日の為に。
樂「…お前はホントに性格終わってんな。」
一人でナニ言ってるんだこいつは?
そう思われても仕方ないだろう。
そんな樂の目線の先には――
包帯でぐるぐる巻きにされた刀が暴れていた。
……ゴトッ!ガチャ…ガチャ…!
冷たい床で荒れ狂う刀。…どうすりゃいいのこれ?
樂「せめて、喋ってくれたらいいんだがなぁ。」
もはや可愛く見えてきたこの頃。本当に何が目的なのか分からない。戦闘の際は抜けず、2人きりの時には暴れ狂う
樂「お父さん、反省するまでそこから出さないからね!」
スンッ…
樂「……急に落ち着くなよ。」
―――あれから時間が経ち、午後9時頃。
樂「明日早いから俺寝るよ?」
その言葉の先には…
先程よりガッチリと包帯で固定された刀が居た。
結局、包帯を外すと暴れるらしい。
樂「んじゃおやすみー。」
――ぉぃ!…おいってば!聞いてるのか、樂?!
何者かの声に目を開ける。ここは何処だろう。
樂「…あんた誰?」
?「やっと目を開けたか。クソ野郎め」
そこに立っていたのは…自分とそっくりな男だった。
樂「…なっ!なんだお前?!」
樂?「私は何者でもない。…が、強いて言うならば刀だ。」
樂「刀…?まさかあの反抗期の?」
樂?「…話が進まない。私がここに来た目的は一つ。」
樂?「何故私に名前をつけない?」
樂「…は?」
樂?「だ・か・ら!なんで私に名前をつけないんだ!」
樂?「私はあれ程のお前に訴えたのに!!」
樂?「それを包帯でぐるぐる巻きにしおって!」
樂「…お前が暴れてた理由って…もしかしてそれ?」
樂?「当たり前だ。名前が無ければやる気がでない。」
俺はずっとこんな理由に困らされていたのか…
樂?「…聞こえてるぞ。あと、そんな理由とはなんだ。」
樂「そんな理由だろ?名前なんて…」
樂?「貴様…名前がどれ程大事なものか知らないのか?どんなものも名前は付く。それは生まれた刻からだ。」
樂?「名前が無ければ、私は産まれてないのと同じだ」
樂?「お前がいくら私を振るおうが、名が無ければ形にすらならないだろう。」
樂?「お前も名をもらったはずだ。“樂”と。」
樂「…まあ、そうだな。」
樂?「だが、私にはそれが無かったんだ。」
樂「名前、か…」
樂「そういえば俺の名前は——」
苗字は覚えていないが。
樂は昔を思い出していた。それは、自分の名前の由来。
――少年が無邪気に問う。
父さん?「なんで樂にしたんだって?それはなぁ――」
母さん?「樂にはね、音楽から名前を取ったの!」
父さん?「あぁ!ワシが言いたかったのに!」
母さん?「まぁ、いいじゃない。樂?音樂って言うのはね、一つの音だけじゃ音楽に成らないの。」
母さん?「色んな楽器や、音が、人が巡りあって、リズムを刻んでそしてやっと一つの音楽になるの。」
母さん?「樂にはね、皆と生きて欲しいの。独りだけじゃなくて。誰かが困ってるなら樂がリードしてあげて?」
父さん?「そうしたらお前が困ってるとき必ず、助けがくる。必ずな!」
父さん「そうやって助け、助けられる。お互いをカバーするようにな。父さんはな、そんな生き方をして欲しいんだよぉ!!」
男が泣いている。顔も真っ赤だ。
母さん?「ちょっと!飲み過ぎは駄目だって――
そこで記憶は途絶えた。
樂?「…思い出したか。名前がどれ程大切なものか。」
樂「…悪かったよ。お前の気持ちも考えないで…」
樂は目の前の男に頭を下げる。
外から見れば変な光景だ。
樂?「ならば貴様がすべき事は見えてきただろう?」
樂「…ったく。名前付けんの苦手なんだよなぁ。」
――しばらく頭を抱え、名を考える。
樂「そうだな…決めた。」
樂「お前の名前は、“始刻刀” だ。」
樂?「始刻刀か…。」
樂「この刻を、俺達の始まりにしようぜ。」
樂「…ってな感じで。ダサいかな?」
始刻刀「及第点…だな。だが、気に入った!」
始刻刀「今日から、そう名乗らせて貰おう。」
視界が崩壊していく。
どうやら夢の終わりが近いらしい。
樂「うーん…!」
樂「長い夢を見たような、見なかったような…」
何時ものように、軽い身支度を整える。
ナイフに応急キット、色々なものを詰める。
そして最後に…刀。
手に馴染むような、馴染まないような。そんな感覚
刀を包帯からほどきながら決戦の地へ向かう。
その刃は解を得ていた。
身勝手ながら、話を広げすぎてしまったため、今後の方針について整理させてください! 現在の本編(一部)は、しっかり完結予定です。その上で、次の展開(二部の原作開始)についてアンケートを取らせてください。二部は、一部を読んでなくても、楽しめるような展開を考えてます!
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今の展開は面白い
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今の展開は興味ない
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一部と同時平行で二部を書いて欲しい
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一部をちゃんと書ききって欲しい