ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい!   作:熱いマルゥ!

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19話 夢の幻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

樂がアビドスに来て3ヶ月が経とうとしていた。

 

 

 

 

――砂に覆われた住宅街。

 

ホシノ「また懲りずにやってる…」

樂「あれは?」

 

ユメ「アビドスの環境を改善するために、署名を集めています!」

 

ユメ「皆さんの協力が必要なんです!」

 

アビドス市民1「もういいだろ嬢ちゃん、俺達が著名したところで何も変わらねえ。」

 

アビドス2「気持ちは分かるが諦めろ。もうじき、ネフティスまでアビドスを去るんだからな。」

 

ユメ「うう…そこをなんとか…」

 

……ユメ先輩もどこかで分かってるんじゃないか?

話を聞かずに去る者も居た。

 

樂「なるほどねぇ…まあ皆諦めてるよなぁ」

 

ホシノ「ユメ先輩はなんであんなやつらに…」

 

俺がアビドスに来る前にもやってんだろう

傍から見ていたが、あまりにも悲しい。

 

ユメに一言声を掛ける。

 

樂「ユメ先輩ー。俺にもその紙分けてくださいよ。」

 

ユメ「樂君…いいの?」

 

樂「なーに。暴力こそ共通言g…」

 

ユメ「やっぱ1人でやるね!」

 

ホシノ「…バカなの?樂。」

 

樂「…脅すだけじゃん。」

 

――また別の日での買い物。

 

ユメ「見て見て、ホシノちゃん。リュックサック型の水筒だって便利そうじゃない?」

 

ホシノ「動くときの邪魔になりますよ。高い割にクオリティも微妙ですし…」

ホシノ「そんな物買うくらいなら銃弾を補充しませんか?」

 

ユメ「…その通り、だね」

 

樂「お前の敗因はユメに水筒を持たせなかったことと、コンパスを持たせなかったことだ。」

 

ホシノ「なんか言った?」

 

樂「何でもないよ。この水筒は俺が買う。」

 

ユメ「え…でも高いしクオリティ微妙――」

 

樂「買うと言ったら買うんだよぉ!」

 

ホシノ「ひとつ聞きたかったんですが…」

ホシノ「先輩はどうやって生徒会長になったんですか?」

ホシノ「一人しかいない生徒会なんて、聞いたことありませんよ。」

 

樂「それ知りたかった。」

 

ユメ「…あはは。やっぱり、気になるよね。実は、ちゃんとした選挙が開催された訳じゃないの。」

 

ホシノ「そうなんですか?」

 

ユメ「挙手投票で私を会長に選任したら、前の役員はいなくなっちゃったんだ。」

 

樂「押し付けられたと…。」

 

ユメ「それは違うよ。」

ユメ「私は望んで受け入れたの。」

 

ホシノ「…いったいどうしてですか?」

 

ユメ「生徒会長としての権限があれば、アビドスを守れるかもしれないと思ったからだよ。」

ユメ「いざ会長になってみたら、そんなことはなかったんだけどね。」

 

樂「生徒会会長の権限などと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ。」

 

 

ユメ「なんか言った?」

 

樂「いえ。ユメ先輩は今日も美しいなと。」

 

 

樂「……この水筒ユメ先輩に上げる!」

 

ユメ「えっ?!いいの?」

 

樂「なんかよく考えたら要らないし……。」

 

ホシノ「何で買ったの?!」

 

樂「……。」

 

これでいい筈なんだ。

 

―――しばらくして

 

 

ユメ「…そうだ。これを2人に見せてなかった!」

 

ホシノ「これは?」

 

樂「あの伝説の!?」

 

ユメがバックから取り出したものとは――

 

        たのしいバナナとり

 

 

ユメ「じゃーん生徒会手帳だよー!」

 

ホシノ「…。」

 

樂「流石ですユメ先輩。」

 

ホシノが黙ってしまう。

 

ユメ「これでもちゃんと毎日書いてるんだから!」

 

ホシノ「どこにでも売ってる学習帳じゃないですか…。」

 

樂「分かってねぇなホシノっち…!これには、ユメ先輩の全てがそこに書いてあるんだぜ?」

 

ユメ「全ては書いて無いけど、生徒会長手帳!ほとんど私の日記みたいなものだけど…。」

 

ユメ「いつか2人に受け継いでもらうんだ!」

 

樂「…俺も?」

 

ホシノ「私はそんなもの受け取りませんよ。」

 

ユメ「そっか…ホシノちゃんは生徒会じゃないもんね…。」

ユメ「いつも一緒にいてくれるから勘違いしちゃってた…。」

 

ホシノ「いや!そうじゃなくて……!」

 

樂「俺も生徒会には入りましたけど、会長にはなりたくないんすよねー。」

 

ホシノの言葉が詰まる。

 

ホシノ「その、ダサいのがちょっと……。」

 

 

樂「似合ってるよ、バナナとり持ったホシノ。」

 

ユメ「そうそう!可愛いでしょ?」

 

 

ホシノ「どこがですか?!」

 

 

樂「そう言えばこの前魚のノート見てたな。」

 

ユメ「クジラさんのね!ホシノちゃんの目、すっごくキラキラしてたよ。」

 

 

ホシノ「気のせいです!あと、クジラは魚じゃありません!」

 

 

 

 

――また別の日。

 

夜空の真下で、スコップを掘る音が響く。

 

 

 

 

 

ホシノ「どうしたんですか?早く見つけて帰りましょう。」

 

ユメ「見て、2人とも。」

 

ユメ「アビドスの夜は、星がきれいだね。」

 

樂「あれが夏の大四角形?!」

 

ホシノ「…そんなものある?」

 

ホシノ「というか星より、足元を見てください。そんなんだから、いつまでも落とし物が見つからないんですよ!」

 

ホシノ「どうして、こんな面倒くさい依頼を…」

 

ユメ「だって困ってる人は見過ごせないから。」

 

樂「それで俺らが困ったら本末転倒でしょうに…。」

 

そんな時、夜空の風が吹き荒れる。

嫌な予感がする。

 

ユメ「2人とも、早く帰ろう!砂嵐だよ!」

ユメ「もう道が…あれ?コンパスコンパス……」

 

ホシノ「あれほど忘れるなと言ったのに…!最悪遭難してしまうんですよ!?」

 

ユメ「うっ、ごめんね…。」

 

樂「まあ俺達が持ってきてるんですけどね。」

 

某ドラ○もんのように取り出す。

 

樂「テッテレー!!コ~ン~パース!!」

 

ユメ「おお!私は、頼れる後輩に恵まれてるね!」

 

ホシノ「余計なこと言ってないで、早く行きますよ!」

 

樂「…楽しいな。永遠に続けばいいのに。この時間が…」

 

ユメ「急にどうしたの?」

 

樂「そのままの意味ですよ。2人とずっと居たいなーって。」

 

ホシノ「…言われなくてもずっと一緒ですよ。この何もない砂に埋もれた学校に。」

 

樂「そう言う意味で言ってねぇよ!」

 

 

 

 

 

 

――――――――アビドス??

 

 

 

 

ピンク髪の伸びた少女が呟く。

 

ホシノ「懐かしいなー…。ちょっと抜けてるユメ先輩と、口がよく動く同級生がいて…。」

 

ホシノ「…いつもイライラしてて、2人に当たってばっかの最低な私。」

 

そう言いながら少女は自身にナイフを向ける。

 

ホシノ「……っ私にできる償いなんてこれくらい……!」

 

だが、その刃は少女に届かなかった。少女が躊躇ったのか?

それとも誰かが止めたのか、それは分からない。

 

ホシノ「バカみたい…。」

 

永遠に続くと思っていたアビドスの生活。あんな終わり方をするなんて思ってもみなかった。

後ろから足音が聞こえてくる。そろそろ時間のようだ。

 

 

 

???「ホシノ先輩ー!探したわよ。皆待ってるから、ほら早く!」

 

ホシノ「……うへー。セリカちゃん!おじさんを急かさないでよー。」

 

 

後輩の前ではヘラヘラと振る舞う。もうあの頃の私にはなりたくないから。

 

ホシノ「ごめんね」

 

セリカ「ホシノ先輩が遅刻するなんて、いつものことでしょ…」

 

 

誰に向けたのかも分からない、謝罪の言葉が喉を通り抜けた

 

 

 

 

 

 

 

 

身勝手ながら、話を広げすぎてしまったため、今後の方針について整理させてください! 現在の本編(一部)は、しっかり完結予定です。その上で、次の展開(二部の原作開始)についてアンケートを取らせてください。二部は、一部を読んでなくても、楽しめるような展開を考えてます!

  • 今の展開は面白い
  • 今の展開は興味ない
  • 一部と同時平行で二部を書いて欲しい
  • 一部をちゃんと書ききって欲しい
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