ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい!   作:熱いマルゥ!

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3話 ラーメンは全てに優先するぜ

 

 

 

 

 

 

 

シャーレに先生が来てから…数日。

まあ、数日程度じゃ治安良くなんないよね。

 

エマ「ただいまー。お土産持ってき……?」

ヒナ「どうしたの?」

 

エマ「…風紀委員いなぁぁぁい!風紀委員いねえぞ空崎いぃぃい!」

 

 

ヒナ「そんな大きな声出さないでちょうだい。あと私、空崎“委員長”ね?」

 

エマ「なにがあったんだろ。」

 

 

ありのまま今起こったことを話すよ…私達は、出張に行ってたんだ。それで帰ってきたら…風紀委員が一中隊くらい消えてた☆

 

低時給、休みなし、仕事終わらない…残当ですかね。

 

終わった。ゲヘナ終了のお知らせ。

 

ブブッ――誰かのスマホが鳴る。あっ私か

 

 

 

エマ「ん?…ヒナたそ…これやばいんじゃない?」

 

ヒナに送られてきたメッセージを見せる。

『アコ行政官率いる風紀委員が、現在アビドス自治区で交戦しています。』

『交戦相手は、アビドス生徒と便利屋68の…』

 

そこまで読み…だいたい理解した。

 

ヒナ「……全く。」

ヒナ「……エマ、今すぐアビドスに行くわよ。」

 

エマ「知ってたよ。んじゃ行こうか、アビドスに。」

 

 

 

 

――

 

 

 

 

 

 

 

アコ「そこの貴方!ホントに巻き込まれますよ?!」

 

 

?「うるせぇな。見てわかんだろ?ラーメン食ってんだよ。」

 

ずるずる――!上手いッ。圧倒的至高の領域ッ!

 

だが、この味がもう食べれないなんて…俺は辛い…耐えられない!

 

アコ「だ・か・ら!交戦地帯のど真ん中で食べないでください!」

 

シロコ「…それはそう。」

 

ノノミ「にしても美味しそうに食べてますね☆」

 

 

アル「あれが……真のアウトロー?」

 

カヨコ「多分違うと思うけど…。」

カヨコ(あの人…確かに爆発に巻き込まれたはず。

なのに傷一つない?)

 

 

 

?「お前らが退けよ?」

 

アコ「……。」

ムカつきますねぇ!なんで私をそんな目で見るんですか!?そんな目で見られてるのは貴方ですよ!

 

?「大将、おかわり。」

 

柴大将「今は無理だろ、坊主…。」

 

何故こうなったのか…戦闘になる前。

 

 

アビドス自治区に構えるラーメン屋。その味は、知る人ぞ知る隠れた名店…らしい。

 

ガラガラ――。

 

いい雰囲気じゃないか…。

 

大将「へいらっしゃ……えぇ?!」

 

?「どうした?」

 

大将「お前さん…樂じゃないか!ユメちゃんからお前さん死んだって聞かさせて……」

 

 

樂?「樂…?人違いだろ。俺は今日、初めてこのラーメン屋に来たんだぜ?」

 

大将「ええ…?じゃあ…あんた名前は?」

 

吐月「俺は吐月…と名乗っている。」

吐月「並ラーメン…ここは醤油を貰おう。」

 

大将「吐月…すまないなぁお客さん。あまりにも懐かしい顔に似てたもんで。並の醤油ね…ちょいとお待ち!」

 

 

――

 

 

吐月「…上手い。コクとキレ…そして後味の潔良さ。レベルの高い合格t…(詠唱破棄)」

 

大将「おかわりならいくでもあるぜ。」

本当に似てるな。背格好こそ昔と違うが…。

 

大人しくラーメンを啜っていた時…別の席から声が上がる。

 

アル「…友達なんかじゃないわよーーーっ!」

(ダンッ!)

 

吐月「こんなとこで絶交宣言か?もぐもぐ…。」

大将「どうしたんだ…?」

 

 

 

 

アル「何が引っかかってたのか分かったわ!問題はこの店よっ!!」

 

この店に不満があるなんて珍しい。ったく…ど素人が来たもんだぜ。俺も初めてだけど。

 

 

ムツキ「……どゆこと?」

 

アル「私達は仕事しにきてるの!アビドスを倒すために!なのに…友達みたいになってるじゃない!」

 

 

 

アル「ここにいると、みんな仲良しになっちゃう気がするのよ!!そんなのアウトローじゃない!」

 

ムツキ「別に問題なくない?」

 

アル「だめよ!私が一人前になるには、こんなお店いらないのよ!ほっこりふわふわ空間は、私に相応しくない。」

 

 

なるほど分からん。ただ嫌な予感がするな。

早めにおかわりしとこ。

 

吐月「大将、替え玉。」

 

大将「はいよ、替え玉1丁!」

 

――

 

ハルカ「つまり、こんなお店は…失くなっちゃえばいいんですよね?」

ハルカ「よかった…ついにアル様のお力になれます。」

 

吐月「…この”ナイフ”でいいか。大将、避難するぞー。」

 

おかわりしといて正解だったな。

 

大将「…どうしたんだ、急に?」

 

吐月「いいから。とりま、行こうぜ。」

 

ハルカが取り出した物…それは、爆弾の起爆スイッチ。

もちろん、何処に設置してあるかお分かりですね!

 

 

カヨコ「ハルカ、ちょ、ちょっと待っ……」

 

カチッ――。

 

アル「……へ?」

 

 

吐月「誰が来るかな…?」

グシャ――。

躊躇いもなく、自身に刃を突き刺した。

 

 

ドゴゴゴゴーーーーン!!!

 

 

グシェェーー!

 

吐月「なるほどな…なかなか拡張性がありそうだ。」

 

 

大将「今…なにを」

 

 

吐月の腕から血管のように張り巡らされた生物と無機物の狭間のようなモノ。

徐々に形を変え…ボロボロと朽ちていく。

 

そして、崩れた障壁から見えたのは…粉々になったラーメン屋があった。

 

 

大将「なにがなんだか…。坊主って――…いないし!」

 

ずるずる…。

決死で守ったラーメンに食らいつく。このためだけに体張ってんだよ。様子見に、少し歩く。

 

 

吐月「もぐもぐ…。んー気配が多いな。」

 

規則正しい軍隊の動きをしているな。それも俺を中心に囲むように。…なんもしてないからね“今回”は!

 

吐月「まあいいか。今はラーメンが先だろ?」

 

――

 

 

吐月「結局テロリス野郎が狙いなんかい。ずるずる…。」

 

んで、気付いたら俺を中心に喧嘩が始まりそうです。俺やることあるんだけどなぁー。

 

 

 

――

 

 

 

アコ「で?退くのか、退かないのか。早く決めてください!」

 

 

アコ「退かないのであれば…このまま公務執行妨害と見なし、アビドスと便利屋同様、敵対者と見なします。」

 

イオリ「…アコちゃん、アイツヘイローないぞ?」

 

アコ「そこが面倒なんですよ…。」

 

 

“……皆構えて。”

 

セリカ「先生…アイツは味方なの?」

 

“分からない…でも彼を敵にまわしたくない。”

 

この場には、アビドスのホシノとユメを除いた4人、便利屋68の面々。

 

VS一中隊分の風紀委員。

両者が睨み合うな中…動いたのは吐月だった。

 

 

 

吐月「ご馳走さん。」

 

吐月「良いこと教えてあげるよ変態行政官。」

 

アコと視線が合う。 

吐月「人に願いを頼む時は、…それ相応の対価を差し出せ。」

 

 

 

アコ「……なにを言って!」

 

 

 

アル「あの人なんか怒ってないかしら?」

 

カヨコ「思い出した…社長、今のうちに逃げよう…!」

 

確か二年前、あの“雷帝”討伐に貢献した…でも消息は不明だったはず。なんで今になって…

 

 

シロコ「……ん。アヤネ、あの人のこと何か分からない?」

アヤネ「はい…情報がありません。」

 

 

 

よっこらせっと。じゃあ行くか…。

樂「準備はできたかぁ…!」

 

 

アコ「…皆さん構えて。」

 

“警戒しよう、彼の動きを”

 

 

 

 

…いつの間にか俺にヘイト向いてね?

 

 

 

 

 

吐月「まあ、食い終わったし帰るけど。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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