ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい!   作:熱いマルゥ!

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5話 人違いです。樂?…誰ですかそれ

 

 

 

 

 

 

“私は残るよ。シロコたちは先に行ってて。”

 

 

 

シロコ「ん。私たちも戦う。」

 

セリカ「そうよ!アビドスで暴れるなんて許さないんだから!」

 

 

エマ「やめた方がいい。悲しいけど…私たちじゃ実力不足だよ…。」

 

 

本気の殺意を抱くゲヘナ最強、空崎ヒナ。未だ未知数な戦闘力をもつ青年、吐月。

 

 

既にゲヘナの風紀委員会、便利屋は撤退した。残るメンバーはアビドスとエマのみ。

 

 

ノノミ「……。」

 

アヤネ「こんな時にホシノ先輩がいれば…。」

 

 

どちらの味方もできない…が、止めなければどちらかが死ぬことになる。

 

 

 

“なら、皆で二人を止めよう。”

 

“だから、エマもヒナを止めるの手伝って欲しい。”

 

 エマ「…分かりました。」

 

 

 

――

 

 

吐月「…俺は俺だ。誰も俺を否定なんてさせない。」

 

 

吐月は異空間に扉を開き、ヒナの弾幕を避けた。

肉眼では見えないが近くから音が反響する。

 

 

ヒナ「…その能力は見きってるわ。2年前にね」

 

ギュウィン……ドドドドドドッッ!

 

ヒナは音の反響方向に銃撃する。そこに吐月はいないはずだが、

 

グチャ…。 

 

吐月「ぐぅっ…」

 

突如、背中に灼熱の痛みが走る。

 

一体何処から撃たれた…!

 

吐月「クソッ解除っ…!」

 

神秘の説明ガイドくらい書いてくれ、黒ちゃん。

見えない弾丸を食らってしまった。

 

吐月は、この空間に居るのは危険と判断し、異空間から強制的に出る。

 

ヒナ「…樂ならもっと上手く使えたのにね。」

 

異空間の扉を開く能力。確かに強力だが、完全に無敵な訳ではない。

姿は見えないが、互い確かにそこに存在し“音”として反響する。だからこそヒナは撃ち抜くことができた。

 

 

――ドドドドドドッッ! 

 

建物に逃げようと、超射程からの弾幕を防げない。

逃げ道さえ潰すような銃撃に吐月は防戦一方。

 

吐月「手加減はしてくれないのか?」

 

吐月「お前の言う樂とやらが、死んじまうぜ?」

 

ヒナ「……!」

 

吐月の言葉にヒナが動きを止めてしまう。その一瞬の隙を無駄にはしない。

 

吐月「まあ、俺に関係ないが。」

 

足に思い切り神秘を纏わせ、一気に距離を詰める。この先に遮蔽はない。

 

特殊神秘に慣れるつもりだったが…こいつ相手には自殺行為だ。他の神秘も対策されてそうだしな。

 

ヒナ「……さようなら、吐月。」

 

 

 

準備を終えたデストロイヤーが吐月を捉える――

 

 

 

かに思えた。

 

 

エマ「ヒナ…頭を冷やして。」

 

 

――ダダダダダッ!

 

エマのサブマシンは――ヒナに向いていた。

 

ヒナ「……エマ、相手を間違えないで。」

 

 

 

――

 

吐月が駆け出した先で、アビドスの連中に阻まれる。

 

 

 

吐月「邪魔だ。せっかくのチャンスを…」

 

“…これ以上は見過ごせない。”

 

“先生として。”

 

 

 

 

 

――

 

 

 

ホシノ「はっ…はっ…樂!」

 

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い…!

間に合って……樂

 

ユメ「ホシノちゃん…私を置いて先に行って。」

 

私をおぶって走るよりそっちの方がいい。

 

…こんな大事な時でさえ私は…不甲斐ない。

 

 

 

ホシノ「……速く来てくださいね。ユメ先輩」

 

過去の仲間が……吐月の元へ向かっていた。

 

 

 

――

 

 

 

吐月「…分かったよ。先生ー?この子たちの銃下ろしてよ、俺は先生と同じ“人間”なんだから。」

 

 

 

“ありがとね…吐月。皆銃を下ろして。”

 

アビドス生徒が銃を下ろすが…警戒は解かない。

 

吐月「シロコちゃん?だっけ。ほい。」

目の前のシロコに手を差し伸べる。

 

シロコ「ん?…急になに?」

 

吐月「仲直りの握手。悪かった…もう戦わないよ。」

 

シロコ「ん…ならいいよ。」

 

シロコが吐月の手を取る。ヒナの方も、さっきよりましになってきたようだ。

 

シロコ「…あの、いつまでするの?ちょっと恥ずかしい…。」

 

吐月「………。」

 

シロコ「聞いてる?吐月…でいいのかな?」

 

 

吐月「ああ。それでいい。それがいい。」

 

アヤネ「話が通じる方でよかったです…。」

 

セリカ「ていうか、そろそろ離しなさいよ!」

 

 

緊張もほどけてきたかな?

 

 

 

 

 

――ありがとう、シロコ。

 

 

 

 

 

吐月「…おいで…アヌビス。」

 

 

 

 

 

シロコ「がっ…!うっぐぅ…あぁぁ!」

 

突如、シロコと樂の手に蒼き閃光が走り、シロコが苦しみだす。

 

“吐月!?”

 

ノノミ「シロコちゃん?樂さ…吐月さん!シロコちゃんになにを!」

 

セリカ「…シロコ先輩!コイツッ!」

 

吐月「…騙して悪かった。ホシノに教わらなかったか?」

吐月「…他人を信じるなと。」

 

 

 

シロコ「うぅ…」

力が入らない…なにをされたの?

 

樂「少し移動する。危害を加えるつもりはない。」

 

 

セリカ「卑怯よ!シロコ先輩を離しなさい!」

 

ノノミ「……っ。」

 

ホシノ先輩の言っていた人とまるで違う…。

そもそも…本人じゃない?

 

 

 

吐月「暫く時間をくれ。すぐ解放するさ。」

 

シロコを盾に、セリカとノノミの銃撃を牽制する。

まずは遮蔽まで行こうか。

 

 

 

 

 

ヒナ「エマ、あれを樂と呼べるの?樂はあんなことしない。」

 

エマ「…あれは樂じゃない。それに、先に私たちが仕掛けたせいでこうなったの。」

エマ「少しは落ち着いた?ヒナたそ。」

 

ヒナ「私は間違ってるの?私はただ樂の死について知りたいだけ。」

 

吐月は、絶対に樂のナニかを知ってる。もし、樂の身体を乗っ取っているなら…

 

エマ「私もヒナと同じ気持ちだよ。」

 

 

ヒナ「……。」

 

…………樂「また会おうな、ヒナたそ!」

それが最後の記憶。彼はアビドスにすら戻らず、行方不明になってしまった。

 

噂では白蛇に拐われたとか、雷帝の理想に呼ばれたとか…皆で捜索もしたけど、痕跡すら見つからなかった。

 

 

私は…吐月という存在を認められない。

 

 

 

 

 

タッタッタッ――……

 

ホシノ「はぁ…はぁ…はぁっ!」

 

 

 

――息を切らした一人の少女が…戻ってきた。

 

ホシノ「…樂!皆、樂はどこ?!」

 

エマ「…ホシノさん!」

 

 

 

吐月「待ってたよ…ホシノ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の同窓会が……始まってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルミスってました

 

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