ブルーアーカイブの世界で最高のエンディングを目指したい! 作:熱いマルゥ!
“私は残るよ。シロコたちは先に行ってて。”
シロコ「ん。私たちも戦う。」
セリカ「そうよ!アビドスで暴れるなんて許さないんだから!」
エマ「やめた方がいい。悲しいけど…私たちじゃ実力不足だよ…。」
本気の殺意を抱くゲヘナ最強、空崎ヒナ。未だ未知数な戦闘力をもつ青年、吐月。
既にゲヘナの風紀委員会、便利屋は撤退した。残るメンバーはアビドスとエマのみ。
ノノミ「……。」
アヤネ「こんな時にホシノ先輩がいれば…。」
どちらの味方もできない…が、止めなければどちらかが死ぬことになる。
“なら、皆で二人を止めよう。”
“だから、エマもヒナを止めるの手伝って欲しい。”
エマ「…分かりました。」
――
吐月「…俺は俺だ。誰も俺を否定なんてさせない。」
吐月は異空間に扉を開き、ヒナの弾幕を避けた。
肉眼では見えないが近くから音が反響する。
ヒナ「…その能力は見きってるわ。2年前にね」
ギュウィン……ドドドドドドッッ!
ヒナは音の反響方向に銃撃する。そこに吐月はいないはずだが、
グチャ…。
吐月「ぐぅっ…」
突如、背中に灼熱の痛みが走る。
一体何処から撃たれた…!
吐月「クソッ解除っ…!」
神秘の説明ガイドくらい書いてくれ、黒ちゃん。
見えない弾丸を食らってしまった。
吐月は、この空間に居るのは危険と判断し、異空間から強制的に出る。
ヒナ「…樂ならもっと上手く使えたのにね。」
異空間の扉を開く能力。確かに強力だが、完全に無敵な訳ではない。
姿は見えないが、互い確かにそこに存在し“音”として反響する。だからこそヒナは撃ち抜くことができた。
――ドドドドドドッッ!
建物に逃げようと、超射程からの弾幕を防げない。
逃げ道さえ潰すような銃撃に吐月は防戦一方。
吐月「手加減はしてくれないのか?」
吐月「お前の言う樂とやらが、死んじまうぜ?」
ヒナ「……!」
吐月の言葉にヒナが動きを止めてしまう。その一瞬の隙を無駄にはしない。
吐月「まあ、俺に関係ないが。」
足に思い切り神秘を纏わせ、一気に距離を詰める。この先に遮蔽はない。
特殊神秘に慣れるつもりだったが…こいつ相手には自殺行為だ。他の神秘も対策されてそうだしな。
ヒナ「……さようなら、吐月。」
準備を終えたデストロイヤーが吐月を捉える――
かに思えた。
エマ「ヒナ…頭を冷やして。」
――ダダダダダッ!
エマのサブマシンは――ヒナに向いていた。
ヒナ「……エマ、相手を間違えないで。」
――
吐月が駆け出した先で、アビドスの連中に阻まれる。
吐月「邪魔だ。せっかくのチャンスを…」
“…これ以上は見過ごせない。”
“先生として。”
――
ホシノ「はっ…はっ…樂!」
お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い…!
間に合って……樂
ユメ「ホシノちゃん…私を置いて先に行って。」
私をおぶって走るよりそっちの方がいい。
…こんな大事な時でさえ私は…不甲斐ない。
ホシノ「……速く来てくださいね。ユメ先輩」
過去の仲間が……吐月の元へ向かっていた。
――
吐月「…分かったよ。先生ー?この子たちの銃下ろしてよ、俺は先生と同じ“人間”なんだから。」
“ありがとね…吐月。皆銃を下ろして。”
アビドス生徒が銃を下ろすが…警戒は解かない。
吐月「シロコちゃん?だっけ。ほい。」
目の前のシロコに手を差し伸べる。
シロコ「ん?…急になに?」
吐月「仲直りの握手。悪かった…もう戦わないよ。」
シロコ「ん…ならいいよ。」
シロコが吐月の手を取る。ヒナの方も、さっきよりましになってきたようだ。
シロコ「…あの、いつまでするの?ちょっと恥ずかしい…。」
吐月「………。」
シロコ「聞いてる?吐月…でいいのかな?」
吐月「ああ。それでいい。それがいい。」
アヤネ「話が通じる方でよかったです…。」
セリカ「ていうか、そろそろ離しなさいよ!」
緊張もほどけてきたかな?
――ありがとう、シロコ。
吐月「…おいで…アヌビス。」
シロコ「がっ…!うっぐぅ…あぁぁ!」
突如、シロコと樂の手に蒼き閃光が走り、シロコが苦しみだす。
“吐月!?”
ノノミ「シロコちゃん?樂さ…吐月さん!シロコちゃんになにを!」
セリカ「…シロコ先輩!コイツッ!」
吐月「…騙して悪かった。ホシノに教わらなかったか?」
吐月「…他人を信じるなと。」
シロコ「うぅ…」
力が入らない…なにをされたの?
樂「少し移動する。危害を加えるつもりはない。」
セリカ「卑怯よ!シロコ先輩を離しなさい!」
ノノミ「……っ。」
ホシノ先輩の言っていた人とまるで違う…。
そもそも…本人じゃない?
吐月「暫く時間をくれ。すぐ解放するさ。」
シロコを盾に、セリカとノノミの銃撃を牽制する。
まずは遮蔽まで行こうか。
ヒナ「エマ、あれを樂と呼べるの?樂はあんなことしない。」
エマ「…あれは樂じゃない。それに、先に私たちが仕掛けたせいでこうなったの。」
エマ「少しは落ち着いた?ヒナたそ。」
ヒナ「私は間違ってるの?私はただ樂の死について知りたいだけ。」
吐月は、絶対に樂のナニかを知ってる。もし、樂の身体を乗っ取っているなら…
エマ「私もヒナと同じ気持ちだよ。」
ヒナ「……。」
…………樂「また会おうな、ヒナたそ!」
それが最後の記憶。彼はアビドスにすら戻らず、行方不明になってしまった。
噂では白蛇に拐われたとか、雷帝の理想に呼ばれたとか…皆で捜索もしたけど、痕跡すら見つからなかった。
私は…吐月という存在を認められない。
タッタッタッ――……
ホシノ「はぁ…はぁ…はぁっ!」
――息を切らした一人の少女が…戻ってきた。
ホシノ「…樂!皆、樂はどこ?!」
エマ「…ホシノさん!」
吐月「待ってたよ…ホシノ。」
最悪の同窓会が……始まってしまった。
タイトルミスってました